裸芸人

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裸芸人(はだかげいにん)は、上半身の状態で芸をする男性お笑い芸人の通称。

概要[編集]

「裸芸人」という呼称の発生、ならびに登場時期は不明だが、テレビで肉体美を披露することで人気を集めた芸能人は森永「エンゼルパイ」のCMで一世を風靡した「ムキムキマン」にまで遡ることが出来る。ただし当初はお笑いの一形態ではなく、鍛え上げられた肉体を自慢する「肉体派タレント」としての意味合いが強かった。

芸能のひとつとして服を脱ぐという行為自体は古来からあり、日本神話のアメノウズメなどにルーツを見出すことが出来る。旧約聖書では聖櫃行進の際にダビデ王が裸で踊る記述がある。現在でも宴会芸のひとつとして裸踊りを行うなど、衣服を着用した中で肌を露出するという行為の特異性が笑いにつながることは広く知られている。常に視聴者や共演者の前で肉体を披露するという性質上、芸人の多くはスポーツジムに通うなどして体型の維持に努めている。逆にたるんだ(もしくは貧相な)肉体を笑いにつなげている芸人も少なくない。その芸風ゆえに倫理的な問題をはらむことも多く、公開収録など不特定多数の前でネタを行う場合、陰部が露出するアクシデントを未然に防ぐためにあらかじめ下着等を身につけることがある。ただしアクシデントそのものを笑いにつなげる傾向の芸人の場合、そうした措置を取らずにあえて全裸で挑むケースもまま見受けられる。

主な裸芸人[編集]

  • たけし軍団:たけし軍団で裸、と言えば井手らっきょが代表。井手以外の他の軍団員も番組によっては脱ぐこともある。
  • エスパー伊東:上半身裸に10分丈のスパッツ姿で数々の芸を行う。
  • 江頭2:50:通常は10分丈のスパッツを穿いているが、それすらも脱ぎ捨てて「暴走」することが多い。
  • ダチョウ倶楽部:メンバー全員が裸芸を行うが、特に上島竜兵がその役割を負わされるケースがほとんど。
  • 団長安田安田大サーカス):ネタの締めに赤いふんどし姿になる。
  • モリマン:女性ながら下半身露出など過激なネタを行っていた。
  • たむらけんじ:白いふんどしにサングラス獅子舞姿、そして腹に書いた種々の文字がトレードマーク。ただし関西圏のローカル番組では普通の服装での出演が多い。全国放送でも『探偵!ナイトスクープ』等普通の服装で常時出演している番組もある。
  • 島木譲二:上半身裸になる「パチパチパンチ」というネタがあった。
  • 吉田裕吉本新喜劇の劇中、すっちーとのコンビで、上半身裸にさせられてする「乳首ドリル」というネタがある。
  • なかやまきんに君:常に半裸かタンクトップ姿で、これにサスペンダーつきズボンなどの衣装が多い。ボディビルを直接ネタに取り入れている。
  • レイザーラモンHG:プロレスと格闘技の違い、ボディビルとベストボディの違いなどのネタ中に裸になる。
  • 小島よしお:基本的にブーメランパンツ一丁という格好で、「そんなの関係ねぇ!」と連呼するギャグを持つ。逆に普通に洋服を着て番組に登場しそれをネタにすることもある。
  • ヒッキー北風:何枚も重ね穿きしたブリーフをめくって物語を進めて笑いを取る芸が有名。
  • インポッシブル:見えない虫と闘うシリーズで上半身裸になるネタがある。
  • 西口プロレス長州小力アントニオ小猪木などのお笑いプロレスを行っている。
  • 庄司智春品川庄司
  • とにかく明るい安村:パンツ一丁で様々なシチュエーションにおける「全裸に見えるポーズ」を披露し、その後で「安心してください、穿いてますよ」とパンツを穿いている事をアピールする。
  • 伊藤宏樹:元プロサッカー選手。現川崎フロンターレクラブスタッフ。クラブのプロモーション活動の一環で上半身裸になる機会が非常に多い。
  • アキラ100%:全裸で、股間を銀の丸いお盆で隠しつつ一人コントを行う。お盆を左右交互に手で押さえたり持ち替えたり裏返したり、素早くしゃがんだり横歩きしたりなどの動きを入れ、「見えそうで見えない」際どさがポイント。
  • 戦艦蓮見。(ギャルズ):全裸で股間に広げた新聞紙をあてがい、その新聞紙を落とさないようにひたすら走り回る「止まれない男」というネタがある。
  • ハリウッドザコシショウ:モノマネのネタをやる時には、テンガロンハットに黒いレスラーパンツという格好になる。

関連項目[編集]