血の轍 (相場英雄)
血の轍 BLOOA OF THE TRACKS | ||
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著者 | 相場英雄 | |
発行日 | 2013年1月25日 | |
発行元 | 幻冬舎 | |
ジャンル | 推理小説[1]社会派ミステリ | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 四六判ハードカバー上製本 | |
ページ数 | 404 | |
公式サイト | 血の轍|推理小説|文学・小説|書籍|幻冬舎 | |
コード |
ISBN 9784344023208 ISBN 9784344421141(文庫判) | |
ウィキポータル 文学 | ||
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2013年1月に幻冬舎より単行本が出版され、2013年11月に幻冬舎文庫より文庫判が出版された。
警察内部の公安と刑事の対立を扱った社会派サスペンス。所轄時代には盟友であった公安部の志水達也と刑事部の兎沢実。都内の公園で元刑事の遺体が発見されたことを機に、2人は組織間の壮絶な覇権争いに翻弄される。事件の真相を隠蔽しようとする公安部と、真相を詳かにしたい刑事部の熾烈な攻防を描く。
小説は2013年、第26回山本周五郎賞及び第16回大藪春彦賞にノミネートされたが、いずれも受賞を逸した。
WOWOW連続ドラマW枠でテレビドラマ化され、2014年1月より放送された。ドラマは2014年8月にDVD化された[2]。
あらすじ
[編集]刑事部刑事の兎沢実と、公安部刑事の志水達也。所轄時代、兎沢にとって志水は捜査のイロハを叩きこまれた直属の先輩であり、盟友であった。しかし2人はある日を境に袂をわかち、志水は公安部へ異動となった。
都立戸山公園で元刑事の香川剛の遺体が発見された。捜査一課の兎沢は捜査を開始する。一方、被害者が元刑事だったことから事態を危惧した公安部も、志水に真相究明に当たらせた。
捜査で発見された香川の遺したメモリーカードには、明るみに出れば国家を揺るがすほどの重大事件になると推測される事件の報告書が入っていた。全文の解読を急ぎ捜査を進める兎沢たち刑事部と、報告書を消し去り事件を闇に葬ろうと暗躍する志水たち公安部。
刑事部と公安部の熾烈な攻防の間で暴かれていく、衝撃的な真実。
主要登場人物
[編集]- 兎沢実
- 刑事部刑事。優秀だが粗暴で強引な捜査も辞さない。新宿の公園で発見された元警部の捜査を命じられる。
- 志水達也
- 公安部刑事。刑事として謹慎処分を受けたことを機に公安総務課へ異動となった準キャリア警部。
- 香川剛
- 元SIT刑事。3年半前、52歳のときに警視庁を依願退職し、大手デパートの保安課に勤務していたが、都立戸山公園で遺体となって発見される。
書籍情報
[編集]- 単行本〈幻冬舎〉:2013年1月25日発行、ISBN 9784344023208
- 文庫本〈幻冬舎文庫〉:2013年11月28日発行、ISBN 9784344421141
テレビドラマ
[編集]血の轍 | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 |
相場英雄 『血の轍』 |
脚本 | 篠崎絵里子 |
監督 | 小林義則 |
出演者 |
谷原章介 原田泰造 TAO 高嶋政伸 宅麻伸 田中健 嶋田久作 徳山秀典 北見敏之 橋爪淳 釈由美子 映美くらら 佐戸井けん太 |
製作 | |
プロデュース | 青木泰憲 |
制作 | WOWOW |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2014年1月19日 - 2014年2月9日 |
放送時間 | 日曜日 22:00 - 22:54 |
放送枠 | ドラマW |
放送分 | 54分 |
回数 | 全4 |
公式ホームページ |
2014年1月19日-2014年2月9日、WOWOW「連続ドラマW」枠で放送。
主演は谷原章介。原田泰造、高嶋政伸らが共演。2013年に『ウルヴァリン:SAMURAI』にてハリウッドデビューしたTAOが日本国内ドラマ初出演。脚本は『震える牛』と同じ篠崎絵里子が担当。監督は『アンフェア』シリーズの小林義則が務めた[3]。
ドラマは2014年8月にDVD化された。
キャスト
[編集]- 警視庁刑事部
- 警視庁公安部
- 新宿牛込署
- その他
スタッフ
[編集]放送日程
[編集]放送回 | 放送日 | サブタイトル |
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第1話 | 1月19日 | |
第2話 | 1月26日 | |
第3話 | 2月 | 2日|
第4話 | 2月 | 9日
WOWOW 連続ドラマW | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
かなたの子
(2013年12月1日 - 12月22日) |
血の轍
(2014年1月19日 - 2月9日) |
地の塩
(2014年2月16日 - 3月16日) |
脚注
[編集]- ^ “血の轍|推理小説|文学・小説|書籍|幻冬舎”. 幻冬舎. 2015年12月1日閲覧。
- ^ “連続ドラマW 血の轍”. TCエンタテインメント. 2015年12月1日閲覧。
- ^ “警察小説「血の轍」連ドラ化”. オリコン. 2015年12月1日閲覧。
- ^ “相場英雄・原作「血の轍」が連続ドラマWで1月放送決定”. PR TIMES. 2016年1月10日閲覧。
外部リンク
[編集]- 「血の轍」ドラマ化記念 相場英雄の世界 - 幻冬舎Plus
- 「血の轍」 - WOWOW - ドラマ公式サイト
- 連続ドラマW「血の轍」DVD - TCエンタテインメント