蠅帳

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蠅帳

蠅帳(はいちょう、はえちょう)とは食事を一時的に保存するための工夫がなされた器具である。 「はえいらず(蠅入らず)」と呼ぶ地域もある。蠅帳・蠅入らずは夏の季語である[1]

家具[編集]

金網等を張って食物や食器を保管できるようにした家具[2]。戸棚の前部や左右を薄布あるいはで覆った造りになっており、などの虫が侵入せず同時に通気性も保つようになっているものである。冷蔵庫が普及するまでは食品を保管するため重要なものであった[2]

折りたたみ式[編集]

食卓を覆うための状のカバーも「蠅帳」と呼ぶ[3]。折りたたみ式の蠅帳は、金属製の骨組みでできており、中心部分に取り付けられているを引っ張ると傘のように薄布あるいはネットが四方に開くもので、食卓やテーブルに伏せる形で用いる。このような傘状で薄布が張られた折りたたみ式のものは、食卓覆い食卓傘キッチンパラソルランチパラソルフードカバー食卓カバーなどとも呼ばれる。

脚注[編集]

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  1. ^ 「蠅帳」「蠅入らず」は三夏(初夏・仲夏・晩夏)・生活に分類される季語である。
    齋藤慎爾・阿久根末忠編『必携季語秀句用字用例辞典』柏書房1997年、P.856
  2. ^ a b 昭和モノ事典 北名古屋市歴史民俗資料館
  3. ^ ハエ、蚊などからくらしを守るために いま、できること 国立感染症研究所昆虫医科学部

関連項目[編集]