藤山コンツェルン

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藤山コンツェルン(ふじやまコンツェルン)は、大日本製糖(現・大日本明治製糖)を中心とする財閥である。

大日本製糖の経営を藤山雷太が引き受けたことを淵源として、大日本精糖による安定した製糖収入を背景に、化学・機械工業に進出。

雷太の死後は息子・愛一郎(元外務大臣・元日本商工会議所会頭・初代日本航空会長)が暖簾を引き継いだものの、愛一郎が政界進出によって持ち株を放出したことに加え、主力事業の製糖業と化学肥料が不振に陥り、日東製紙が事業停止に追い込まれたことを切っ掛けに、グループとしての藤山コンツェルンは解体した。

関係企業[編集]

関連文献[編集]

  • 田中宏著『藤山コンツェルン』(青蛙房、1958年