藍衣社

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藍衣社(らんいしゃ)は、蒋介石直属の国民政府の情報・工作機関。正式名称は三民主義力行社[1]、また中華民族復興社[2][3](ちゅうかみんぞくふっこうしゃ)。イタリアの黒シャツ隊に倣って藍色の制服を着用していたことから「藍衣社」と一般に呼び習わされていた。


概要[編集]

戴笠

満州事変勃発後の1932年設立[1][2]ファッショ的秘密組織として発足した[1]。蒋介石は孫文三民主義ファシズムを結合した[1]

1938年1月解散[2]。構成員は黄埔軍官学校の卒業生が中心で[3]秘密警察業務及び軍情報業務とを所掌とした軍事委員会調査統計局(軍統)の実権を握り[4]、反共活動を行い蒋介石の国民党支配を支えた。

盧溝橋事件の停戦協定の条件として藍衣社の取り締りが含まれた。

日中戦争期、在中ドイツ軍事顧問団団長のハンス・フォン・ゼークトの提案で、日本軍占領地の破壊ゲリラ活動、親日政府要人暗殺などの抗日テロ活動を行った。

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d 樹中毅「レーニン主義からファシズムへ 蒋介石と独裁政治モデル」アジア研究 51(1), 2005年、アジア政経学会
  2. ^ a b c 小島晋治. “藍衣社 - Yahoo!百科事典” (日本語). Yahoo!Japan. 2009年7月15日閲覧。
  3. ^ a b Yahoo!辞書 - らんい‐しゃ【藍衣社】” (日本語). 大辞泉. Yahoo!Japan. 2009年7月15日閲覧。
  4. ^ 京大東洋史辞典編纂会『新編東洋史辞典』(東京創元社,1989)p184,p869


関連項目[編集]

参考文献[編集]