華城連続殺人事件
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| 華城連続殺人事件 | |
|---|---|
| 各種表記 | |
| ハングル: | 화성 연쇄 살인 사건 |
| 漢字: | 華城連鎖殺人事件 |
| 発音: | ファソン ヨンスエ サリン サゴン |
華城連続殺人事件(ファソンれんぞくさつじんじけん)は、1986年から1991年にかけて大韓民国の京畿道華城郡(ファソン)(現在の華城市)周辺で10名の女性が殺害された未解決事件で、韓国史上最初の連続殺人である。2003年公開の韓国映画、『殺人の追憶』はこの事件をモチーフにしている。2006年4月2日に、最後の事件の公訴時効が成立[1]、全ての事件について犯人を訴追することが出来なくなった。
この事件では韓国史上類を見ない捜査が行われた。
- 動員数 警察・機動隊合わせ 約167万名
- 容疑者及び捜査対象者 21000余り
- DNA鑑定 570名
- 毛髪鑑定 180名
- 指紋鑑定 40116名
事件一覧[編集]
| 発生順 | 遺体発見日 | 遺体発見場所 | 被害者の | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 1986年9月15日 | 華城郡台安邑の草むら | 71歳 | 最初の事件。被害者は絞殺され、下半身だけ裸にされていた。 |
| 2 | 1986年10月20日 | 華城郡台安邑の農水路 | 25歳 | 被害者は裸で胸部を刺されており、強姦の痕跡もあった。遺体発見現場で見つかった毛髪等から犯人の血液型はB型と推測された。 |
| 3 | 1986年12月12日 | 華城郡台安邑の畑 | 24歳 | 腐乱した状態で発見される。被害者の下着が顔に被せてあるなど、遺体には犯人の異常な行動の痕跡が見られた。 |
| 4 | 1986年12月14日 | 華城郡正南面の農水路 | 23歳 | 腐乱した状態で発見される。被害者は第3の事件とほぼ同じ状態で発見されたうえ、被害者の傘で陰部を何度も刺されていた。 |
| 5 | 1987年1月10日 | 華城郡台安邑の畑 | 18歳 | 絞殺。犯人のB型の血液と精液が検出される。 |
| 6 | 1987年5月2日 | 華城郡台安邑の山中 | 30歳 | 遺体のそばで犯人のものと思われるスニーカーの足跡が発見される。 |
| 7 | 1988年1月14日 | 水原市華西駅付近の畑 | 19歳 | 被害者はクリスマスイブから行方不明になっていた。強姦の上絞殺。 |
| 8 | 1988年9月7日 | 華城郡八灘面の農水路 | 52歳 | バスに乗った犯人と思われる男がバス運転手などに目撃される。 |
| 9 | 1990年11月15日 | 華城郡台安邑の山中 | 14歳 | 学校帰りに殺害された。被害者の陰部には被害者の所持品であるボールペン、スプーン、フォークが挿入されており、犯人のものと思われる血液型B型の精液、白髪が発見される。 |
| 10 | 1991年4月3日 | 華城郡東灘面の山中 | 69歳 | 自宅付近で殺害される。最後の事件。 |
目撃者の証言及び状況証拠に寄る犯人像[編集]
- 身長は160~170cm、痩せ型
- 靴のサイズは24.5cm
- 年齢は25~27歳(1986年)
- 低い声
- 切れ長、つり目。鼻筋が通っている
- スポーツ刈が伸びたような髪形
- B型
- 犯行は被害者の遺留品を使用する
- 白髪混じり
- 整備工、もしくは機械や金属を10年以上扱っている
2008年には、インターネット上で安養小学生拉致殺害事件で逮捕された39歳の男性が本事件の真犯人かもしれないという文章が掲載され、韓国で話題になった。
この男性が本当に本事件の犯人であるか明らかになっていないが、信憑性は低いと思われている[2][3]。その理由として、第9の事件で精液等が取得されていることから、もしも彼が犯人であればDNA照合で警察側がすぐに犯人と断定できるはずであるのに、警察は何の動きも起こしていないことがあげられる。
脚注[編集]
- ^ 9年後の2015年に殺人罪の時効は廃止された
- ^ "안양 초등생 살해용의자 = 화성연쇄살인범?"(데일리안2008年 3月 19日)
- ^ "화성 살해범´ 글쓴 사람은 전직 수사관? " (同2008年 3月 20日)
関連項目[編集]
- 殺人の追憶(本事件をモチーフにした韓国映画)
参考[編集]
- 別冊映画秘宝『実録 この殺人はすごい!』(洋泉社、2009年刊行、ISBN 9784862483263)に収録 - 李策「『殺人の追憶』のオリジン、韓国の未解決事件をたどる」
- 事件の概要
- 「華城連続殺人事件」犯人に送る手紙 執念の刑事の叫び(朝鮮日報の記事)
- シネマの舞台裏 華城連続殺人事件 ~殺人の追憶~