荒貴源一
荒貴 源一(あらき げんいち、1954年 - )は新潟県佐渡市在住の日本のアマチュア天文家、コメットハンター。本業は中学校の理科教諭であった。
ペンタックスの300mmF4カメラレンズに高橋製作所のEr32mm接眼レンズを付けた簡易なコメットシーカーを[1]用いて1983年5月3日に新潟県湯沢町の教員住宅から、りゅう座に7等級の新彗星を発見。この彗星は4月25日に赤外線天文衛星のIRASが発見していたほか、イギリスのジョージ・オルコックも5月3日に発見したため、C/1983 H1 IRAS・荒貴・オルコック彗星と命名された[2]。 発見を記念した石碑が湯沢学園に当時の生徒によって寄贈されている[3]。
小惑星(12456) Genichiarakiは荒貴の名前にちなんで命名された[4]。
脚注[編集]
- ^ “最近の日記から”. 村上茂樹. 2021年7月9日閲覧。
- ^ “IAUC 3796: 1983d”. IAU. 2021年7月9日閲覧。
- ^ “広報ゆざわ 9月11日号”. 湯沢町. 2021年7月9日閲覧。
- ^ “(12456) Genichiaraki = 1997 AC1 = 1998 KE8”. MPC. 2021年7月9日閲覧。