茎 (STEM)

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茎 (STEM) 〜大名遊ビ編〜
椎名林檎シングル
初出アルバム『オリジナルアルバム未収録』
B面 迷彩 〜戦後最大級ノ暴風雨圏内歌唱〜
意識 〜戦後最大級ノ暴風雨圏内歌唱〜
リリース
規格 シングル
録音 スタヂオテラ
ジャンル J-POP
時間
レーベル 東芝EMI/Virgin Music
作詞・作曲 椎名林檎
プロデュース 井上雨迩
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 2003年度年間45位(オリコン)
椎名林檎 シングル 年表
真夜中は純潔
(2001年)
茎 (STEM)
〜大名遊ビ編〜

(2003年)
りんごのうた
(2003年)
ミュージックビデオ
茎 (STEM)
〜大名遊ビ編〜
- YouTube
私と放電 収録曲

ディスク1

  1. すべりだい
  2. アンコンディショナル・ラブ
  3. リモートコントローラー
  4. 眩暈
  5. 輪廻ハイライト
  6. あおぞら
  7. 時が暴走する
  8. Σ
  9. 東京の女
  10. 17
  11. 君ノ瞳ニ恋シテル

ディスク2

  1. メロウ
  2. 不幸自慢
  3. 喪@ CェNコ瑠ヲュWァ
  4. 愛妻家の朝食
  5. シドと白昼夢
  6. 意識 〜戦後最大級ノ暴風雨圏内歌唱〜
  7. 迷彩 〜戦後最大級ノ暴風雨圏内歌唱〜
  8. la salle de bain
  9. カリソメ乙女 HITOKUCHIZAKA ver.
  10. 錯乱 ONKIO ver.
  11. 映日紅の花
  12. 膨らんできちゃった
  13. はいはい
  14. 光合成
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茎 (STEM)」(ステム)または「」(くき)は、日本シンガーソングライター椎名林檎による楽曲、または東芝EMIより2003年1月22日に「茎 (STEM) 〜大名遊ビ編〜」として発売された椎名の8枚目のシングル[1]

概要[編集]

「茎」あるいは「茎 (STEM)」には、スタジオレコーディングされたもののみで4つのバージョンが存在する。

茎 (STEM) 〜大名遊ビ編〜[編集]

本作は前作「真夜中は純潔」から約2年ぶりとなるシングルで、椎名が初めてオリコンシングルチャートで1位を獲得した作品である[1]サブタイトルの「〜大名遊ビ編〜」とは、オーケストラでの豪華なアレンジと演奏のためである。編曲は森俊之によるオーケストラアレンジで、歌詞はロビー・クラークによる英訳である。そのため、タイトルのルビに「STEM」と付いている。3rdアルバム『加爾基 精液 栗ノ花』の先行シングルであったが、このシングル・バージョンは収録されなかった。なお表題曲が2曲目に収録されているのは、アルバムの世界観に通じるシンメトリーの曲順にするためで、歌詞の綴りも同様に旧字体に統一されている。またジャケットは同時発売された「短篇キネマ 百色眼鏡」とともに写真家のアラーキーこと荒木経惟が撮影している。『短篇キネマ 百色眼鏡』の主題歌および同作品から派生した小林賢太郎プロデュース公演#004「LENS」のメインテーマに使用された。

カップリング曲には「迷彩」と「意識」の2曲が収録されているが、それぞれに「〜戦後最大級ノ暴風雨圏内歌唱〜」というサブタイトルが付けられている。これは、この2曲のボーカルトラックを収録した際に、ちょうどスタジオ付近に台風が上陸していたためである。この2曲もアルバムにはアレンジの異なるバージョンが収録されたが、デビュー10周年記念アルバム『私と放電』にはこちらのカップリングのバージョンが収録されている。

「迷彩」と「意識」で演奏を担当している「秘密部隊」とは椎名の友人のミュージシャン達のことで、椎名は「畑違いの人達が集まって演奏してみたらどうなるか実験してみたかった」と語っている[注 1]

初回限定盤は実演生中継「賣笑エクスタシー」観覧チケット抽選応募券封入とCDエクストラ仕様。通常盤はCCCD仕様だったが、2008年7月2日にデビュー10周年記念アルバム『私と放電』の発売と共に、それまで生産されていたCCCD盤は廃盤にされ、新たに通常のCD-DA盤として再発売された。

ミュージック・ビデオ[編集]

「茎 (STEM)」と「迷彩」には番場秀一監督によるミュージック・ビデオが制作された。

「茎 (STEM)」のビデオには『短篇キネマ 百色眼鏡』の映像が流用され、椎名の他、女優小雪コメディアン/俳優小林賢太郎、俳優の大森南朋が出演している。当時、監督が『百色眼鏡』に掛かりきりで絵コンテが作成されておらず、現場で指示を仰ぐまでどう演技するか決まっていなかった[2]

「迷彩」のビデオにはレコーディングに参加した浮雲斎藤ネコ渡辺等アヒト・イナザワの他、佃篤英(イベンター)、横町慶子(女優)、山口一樹(EMIのディレクター)が出演している。椎名が個人的に好きな曲であり、シングルのタイトル曲ではないにも関わらずビデオを制作してもらえるというので、女給を登場させることや単なるリップシンクの映像ではないものにしたいなど、普段よりも積極的にアイデアを出した[2]。映像を作る際にはイメージに近い映画を伝えるが、「迷彩」では張芸謀(チャン・イーモウ)の「上海ルージュ」を挙げた[2]

茎、茎(ステム)[編集]

シングルの約1ヶ月後に発売された椎名の三作目のアルバム『加爾基 精液 栗ノ花』に収録されているアルバム・バージョンで、CDアルバムの「茎」とアナログ盤の「茎(ステム)」がある。トラックは椎名と井上雨迩プロデュースユニットである化猫キラーによってアレンジされ、演奏はオーケストラではなくバンド編成になっている。両バージョンともトラックは共通だが、CDには日本語詞の「茎」が、アナログ盤にはシングルと同じ英語詞の「茎(ステム)」が収録されている(コーラスは歌われていない)。アナログ盤バージョンは映画「CASSHERN」の挿入歌として使用され、オフィシャルアルバム『OUR LAST DAY-CASSHERN OFFICIAL ALBUM』に収録されている。なおシングルのカップリングの2曲も若干トラックが異なるものが収録されている。

茎(2007年版)[編集]

2007年発売の「椎名林檎×斎藤ネコ」名義のアルバム『平成風俗』に、シングルのカップリング曲「迷彩」と「意識」とともに斎藤ネコによるオーケストラ編曲で収録されている。歌詞は英語。

シングル収録曲[編集]

  1. 迷彩 〜戦後最大級ノ暴風雨圏内歌唱〜
    • カップリング曲。アルバムとは、イントロ・曲の終わり方が若干違う。
  2. 茎 (STEM) 〜大名遊ビ編〜
    • 表題曲。
  3. 意識 〜戦後最大級ノ暴風雨圏内歌唱〜

演奏[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 実際のレコーディングでは全員、得意のジャンルが違うため、タイミングが合わず苦労したという。

出典[編集]