若杉遥

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若杉 遥(わかすぎ はるか、1995年8月23日 - )は、日本の元女子ゴールボール選手。ゴールボール女子日本代表。クラスは視覚障害カテゴリーB1。所属チームは国リハLadiesチームむさしずく[1]

人物[編集]

東京都青梅市出身[2]。青梅市立第一中学校在学時に線維性骨異形成症を発症、八王子盲学校に転校しゴールボールを始める。筑波大学附属視覚特別支援学校を経て、2018年に立教大学社会学部を卒業、ALSOKに入社した[3][4][5]

2022年5月31日、現役引退を発表[6]

2022年10月からはブラインドサッカー女子日本代表強化指定選手として活動。

主な戦績[編集]

筑波大学附属視覚特別支援学校在学中に出場した2011年のゴールボール日本選手権で3位となる[7]。2012年のロンドンパラリンピックには、日本選手団最年少の17歳で代表に選ばれ、金メダルを獲得した[8]。2016年のリオデジャネイロパラリンピックにも出場し、5位に入賞した[9]。2017年8月のジャンパラ競技大会(千葉県)[10]、2018年アジアパラ競技大会(ジャカルタ)[5]にそれぞれ優勝、2019年9月のジャパンパラ競技大会(千葉県)は、決勝でアメリカに敗れ2位となった[11]

受賞[編集]

  • 文京区スポーツ功労表彰(2012年)[12]
  • 青梅市スポーツ賞(2016年)[13]
  • 豊島区スポーツ栄誉賞(2017年)[14]

脚注[編集]

  1. ^ ジャパンパラ競技大会(2018年6月20日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  2. ^ “パラリンピック「金」を ゴールボール代表 若杉さん=多摩 ”. 読売新聞. (2012年8月2日) 
  3. ^ 公開講演会「2020年東京大会ボランティアの魅力を語る:東京2020オリンピック、パラリンピックのボランティアに向けて」2018年12月4日”. 立教大学ウエルネス研究所. 2020年11月13日閲覧。
  4. ^ ALSOKニュース「ゴールボール女子 若杉遥選手 入社内定のお知らせ」、2017年10月24日更新。
  5. ^ a b ALSOKのスポーツ活動 ゴールボール 部員紹介 若杉遥”. ALSOK. 2020年11月13日閲覧。
  6. ^ 17歳でゴールボール初の「金」、若杉遥が現役引退「新たな世界で自身を高めながら挑戦」 読売新聞 2022年5月31日閲覧。
  7. ^ 高校生新聞オンライン「ゴールボール日本代表・若杉遥 ロンドンパラリンピックでできた目標」、2012年10月10日更新。
  8. ^ Sportiva【ゴールボール女子】「チーム力」で勝ち取った初めての金メダル、2012年9月8日更新。
  9. ^ “「いまの力出し切れた」 ゴールボール 若杉さん パラ入賞報告=多摩”. 読売新聞. (2016年10月28日) 
  10. ^ “日本が2回目のジャパンパラV、ゴールボール女子”. 日本経済新聞. (2017年8月7日) 
  11. ^ “ゴールボール 日本Vならず パラテスト大会女子 東京朝刊”. 読売新聞. (2019年9月30日) 
  12. ^ “村田・若杉選手 文京で「金」報告=東京”. 読売新聞. (2012年10月11日) 
  13. ^ “ゴールボール金 若杉さん第1号 青梅市がスポーツ栄誉賞=多摩”. 読売新聞. (2012年9月22日) 
  14. ^ 立教大学ホームページ「豊島区スポーツ栄誉賞を2団体1個人が受賞」、2017年10月4日更新。

外部リンク[編集]