若新雄純
若新雄純 | |
愛称 | わかしん |
---|---|
出生地 | ![]() ![]() |
国籍 | ![]() |
職業 | プロデューサー |
活動期間 | 2005年 - |
活動内容 | 企画プロデュース、コミュニケーション開発・研究、コメンテーターなど |
[1][2])は、日本の実業家、プロデューサー。株式会社NEWYOUTH代表取締役、慶應義塾大学特任准教授[3]などを兼任。愛称は「わかしん。」。
(わかしん ゆうじゅん、生年月日非公表概要[編集]
福井県福井市生まれ、同県遠敷郡上中町(現:三方上中郡若狭町)出身。会社経営の他、大学教員(非常勤)を兼任。新しい働き方や組織、地方創生・まちづくり、キャリア・教育、人間関係・コミュニケーションなどに関する社会実験的な企画のプロデュースや研究を行い、2014年ごろからニュース・ワイドショーなど多数の番組でコメンテーターとして出演する。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了[4]。
経歴[編集]
福井県の兼業農家の多い山間部の集落で育つ、両親は教員[5]。福井県立若狭高等学校理数科(現在は廃止)を卒業後に地元の福井でテレアポのアルバイトなどを経験した。
設立間もない県立宮城大学で学び、学園祭でステージ「ナルシスト狂宴」を企画して注目を集めた[6]。在学中に同大学の先輩と共同で就職困難者向けの就労サービスを行う株式会社LITALICO(設立時社名:イデアルキャリア)を創業し取締役COOに就任した。しかし、拡大する組織に適応できず1年7か月で取締役を退任した[7]。その後、慶應義塾大学大学院修士課程で産業・組織心理学やコミュニケーション論を学び、2009年に自由業として独立した。新宿・歌舞伎町でダイニング・バーを約3年間経営した[8]こともあり、現在は様々な企画・プロデュース活動を行っている(詳しくは後述の主な企画・活動)。
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科で2014年4月から特任助教、2016年4月から特任講師、2017年4月から特任准教授を務め、2015年4月から福井大学で産学官連携本部客員准教授を務める。
2022年に浄土真宗(真宗山元派)の本山證誠寺にて得度し、僧籍を取得。法名「釈諦純」を受けた[9]。
主な企画・活動[編集]
- 2012年に設立したニートが取締役を務める「NEET株式会社」[10]の他、はみ出した若者のため就職サービス「就活アウトロー採用」[11]、や「ナルシスト採用」、週休4日で月収15万円の「ゆるい就職」[12]、など、新しい働き方や組織づくりを模索・提案する実験的プロジェクトを多数企画・実施している。
- 2014年に福井県鯖江市でメンバーが全員女子高生のまちづくりチーム「鯖江市役所JK課」を市役所内に設ける公共事業を提案してプロデューサーに就任[13]、市が総務大臣賞を受賞した。その他、同じく鯖江市の体験移住事業「ゆるい移住」[14]プロジェクト、愛知県豊橋市の「豊橋市役所JK広報室」[15]、富山県南砺市の地元高校生のやりたいことに1,000万円を託すプロジェクト[16]など、全国各地で公共政策やまちづくり事業を手掛けている。
- 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスに付属するSFC研究所に設置された「ゆるいコミュニケーション・ラボ」のプロデューサーを務め[17]、大手コンサルティング企業アクセンチュアとの組織コミュニケーションに関する共同研究[18]や、山田孝之や木村多江などの俳優と表現力に関する研究[19]を行っている。
- 地元福井に関する取り組みも積極的に行っており、2021年自身の出身地である若狭町が誇る食材を用いた「究極のわかさ日の丸ごはん」プロジェクト[20]を企画プロデュースしたり、南越前町の廃校を活用してドローンスクール「ドローンキャンプ北陸の空」を経営しスクール表彰(JUIDA SCHOOL AWARDS 2021)にて全国最高賞の「GOLD」を受賞[21]している。
- 政治家のPRや政党の広報プロジェクトなども携わり、2013年に若者を集める目的で民主党公開大反省会を企画した。2018年には音喜多駿が党首を務めるあたらしい党の結党大会でモデレーターを務めた。
- 自身が代表取締役会長を務めていた当時のNEET株式会社で行っていた事業、「リアルねこあつめ」、「猫庭配信」、「シェアハウス」について会社が無責任な行動を取っていたとしてネット上で騒ぎが起きる(詳しくはNEET_(企業)#発生したトラブル)など、実験的な企画にトラブルも起きている。
人物[編集]
2012年に数年前から通称として用いていた名「雄純」を戸籍上の正式な名に変更した[22]。
自身のWEBサイトや連載記事では自意識過剰でコンプレックスが強いことを説明しており、コメンテーターとして出演する番組では頻繁にマザコンやナルシストを自称している。中学生の頃ビジュアル系バンド全盛期に重度の中二病となり、容姿への執着を強くした。X JAPANのYOSHIKIに強く憧れて実家の和室にツーバスのドラムセットを再現し、ニコニコ動画でYOSHIKIのコピードラマー「WASHIKI」として活動した。今でも会議などで興奮すると机をドラムとみなし、バンバンと両手で叩きながら話す癖がある。
メディア出演[編集]
テレビ[編集]
- ワイド!スクランブル(木曜日レギュラー出演、テレビ朝日)
- Nスタ(金曜日月一程度コメンテーター出演、TBSテレビ)
- news TOKYO FLAG(隔週水曜日レギュラー出演、TOKYO MX)
- Together~だれにも言えないこと(レギュラー出演、BS-TBS)
- タイムリーふくい(不定期コメンテーター出演、福井テレビ)
- 県民おしゃべり じゃみじゃみ(仮)(年度末特番MC、福井テレビ)
ラジオ[編集]
- Seasoning -season your life with music-(木曜日レギュラー出演、JFN系列)
インターネット[編集]
- ABEMA Prime(木曜日レギュラー出演、AbemaTV)
- けやきヒルズ(水曜日隔週レギュラー出演、AbemaTV)
過去の出演[編集]
- NEWS WEB(不定期、NHK総合)
- サンデージャポン(不定期、TBS)
- NEWSな2人(不定期、TBS)
- モーニングCROSS(レギュラー出演、TOKYO MX)
- おかえりなさ~い(レギュラー出演、福井テレビ)
- 高橋みなみの「これから、何する?」(レギュラー出演、TOKYO FM)
- Life Is(コーナー出演、FM福井)
- ニューズ・オプエド®(不定期出演、NOBORDER NEWS TOKYO)
著書[編集]
- 『創造的脱力~かたい社会に変化をつくる、ゆるいコミュニケーション論』(光文社新書、2015年)
- 『スタディサプリ 三賢人の学問探究ノート(2) 社会を究める』(ポプラ社、2020年)水無田気流、小川仁志との共著
脚注[編集]
- ^ ニート株式会社・鯖江市役所JK課の仕掛け人に聞く(PRESIDENT Online2014年4月2日 9月24日閲覧)
- ^ “「トランプの”ジョーカー”でありたい」テレビ、大学、地方自治体で活躍する若新雄純とは何者か”. AbemaTIMES. (2019年5月10日) 2019年8月16日閲覧。
- ^ 慶應義塾大学 研究者情報総覧(2017年5月21日閲覧)
- ^ “中二病アラサーナルシストが描く妄想的構想とSFC|慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス(SFC)”. www.sfc.keio.ac.jp. 2020年5月12日閲覧。
- ^ (ひと)若新雄純さん 若者たちと作ったニート株式会社の会長(朝日新聞2014年3月4日 3月8日閲覧)
- ^ 若新ワールド ギャラリー
- ^ “努力をあきらめて「工夫」する、人生を楽しむ創造的逃げ技 | 株式会社SEKAISHA”. www.wantedly.com. 2019年4月1日閲覧。
- ^ “若新ナイト │ 若新ワールド”. 若新ワールド. 2019年4月1日閲覧。
- ^ wakashinの2022年2月4日19時11分のツイート- Twitter
- ^ 全員がニートで取締役の会社、11月設立へ(読売新聞2013年10月31日 11月3日閲覧)
- ^ 来たれ就職の「アウトロー」 企業と若者が対等の信頼関係を築けるか(日経ビジネスオンライン2014年4月23日 5月6日閲覧)
- ^ 週休4日の「ゆるい」就職 単なるモラトリアムの延長ではない(日経ビジネスオンライン2014年7月23日 9月24日閲覧)
- ^ 課員は全員女子高生「JK課」 福井・鯖江市設置へ(朝日新聞2014年2月19日 2月20日閲覧)
- ^ “「家賃無料」で田舎を体験 ~鯖江市の「ゆるい移住」という実験”. PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) (2015年7月10日). 2022年3月1日閲覧。
- ^ “「豊橋市JK広報室」に「JKは性産業のイメージ強い」と改名申し入れ 他県のJKプロジェクトは?”. ねとらぼ. 2022年3月1日閲覧。
- ^ “【富山】高校生アイデア 南砺市「実現を」 1000万円で事業託す:北陸中日新聞Web”. 中日新聞Web. 2022年3月1日閲覧。
- ^ “慶應義塾大学SFC研究所”. www.kri.sfc.keio.ac.jp. 2022年3月1日閲覧。
- ^ “ズレた若者を、あえて採用する ~アクセンチュアとの取り組み(前編)”. PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) (2015年10月13日). 2022年3月1日閲覧。
- ^ “表現力の正体|ACT㈱×慶應SFC研究所 共同研究プロジェクト”. 2022年3月1日閲覧。
- ^ “期間限定ランチ|究極の日の丸ごはん”. 期間限定ランチ|究極の日の丸ごはん. 2022年3月1日閲覧。
- ^ “JUIDA SCHOOL AWARDS 2021 表彰校決定”. JUIDA. 2022年3月1日閲覧。
- ^ 僕が戸籍上から改名した理由 ~ナルシスティックな人生の冒険(PRESIDENT Online2014年9月19日 9月24日閲覧)
外部リンク[編集]
![]() | この節の外部リンクはウィキペディアの方針やガイドラインに違反しているおそれがあります。 |
- 若新雄純 (@wakashin) - Twitter
- 若新雄純(わかしん) (wakashin) - Facebook
- 若新ワールド[1]
- “マネジメント”からの逃走 - PRESIDENT Online連載
- ビジュアル系研究者が仕掛けるオープンイノベーション - SEKAI