花のあすか組! ∞インフィニティ

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花のあすか組! ∞インフィニティ
ジャンル ヤンキー漫画地下アイドルSNS
漫画
作者 高口里純
出版社 祥伝社
掲載サイト Renta!パピレス
マンガJAM(祥伝社)
レーベル フィールミックス FC Jam
発表期間 2018年9月7日 - 連載中
巻数 既刊2巻(2019年7月8日現在)
その他 花のあすか組! BS(ブラックスクール)編』の続編
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花のあすか組! ∞インフィニティ』(はなのあすかぐみインフィニティ)は高口里純による日本漫画作品である。 『花のあすか組! BS(ブラックスクール)編』の続編にあたる。

概要[編集]

前作『花のあすか組! BS(ブラックスクール)編』のウェブコミック連載が2018年7月27日に終了し、コミックス上下巻が8月15日に発売された後、2018年9月7日からウェブコミック連載が始められた。ウェブコミックにおける二回分がコミックスでの一話分に相当する。コミックスには四話分がまとめられる。2019年7月8日に1巻2巻が同時発売された。電子書籍は、Renta!では2019年7月8日に先行配信され、他は8月8日配信である。

あらすじ[編集]

全中裏の24人のカゲボウシ(影武者)が、影武者の頂点の称号ファントムを競い合う抗争「24枠(contention・in・the・shadow、またはC→Sとも呼ばれる)」が始まる。

九楽あすかは全中裏との最後の繋がりだった、自身の影武者である九曜巴紋、九曜星紋との絆を断ち切り、全中裏から決別した。しかし、HIBARIは九曜巴紋、九曜星紋を「24枠」に参戦させ、あすかを全中裏に繋ぎ止めようとする。

“紅”はあすかを痛めつけるために、「24枠」に新たなルール「九楽あすかが接触した人物はすべてターゲットなり、ターゲットを襲い攻撃できればボーナスポイントとなる」ことを加える。 地下アイドルのままはるがターゲットの一人になってしまい、あすかは彼女を守る。

東区裏番“神(ジーザス)”の影武者と、南区裏番“ミロク”の影武者との神対決の初戦は、東京タワー近くで行われた。ファントムの志文が現れ“神(ジーザス)”側の圧勝となった。

「24枠」[編集]

  • 裏番十人衆の影武者24人、および末端構成員の中にいる影武者候補「色影衆」(人数不明)が、影武者の24枠を争奪する抗争である。
  • 影武者の頂点ファントムの称号を勝ち取り合う。
  • ファントムの影武者を持つことは裏番十人衆にとってのステイタスである。
  • 裏番十人衆(本体)がその抗争を見、自分の影武者を継続させるか差し替えるかを見極める。
  • 東区裏番“神(ジーザス)”と南区裏番“ミロク”は、両者とも影武者の枠を8づつ持つ。両者の持つ影武者達の位も上位を独占している為、東区と南区との抗争は「神対決」とも呼ばれる。
  • 東区裏番“神(ジーザス)”南区裏番“ミロク”の所有する影武者枠を、他の裏番達は「24枠」中に取り合い自分の影武者を増やそうとする。
  • 影武者と影武者候補者達の抗争であり、本体の出番はない。
  • 九曜紋が参戦するのは極めて異例のことである。
  • [“紅”が立案しHIBARIが承諾した新ルール]
    • 九楽あすかに接触した者総てが色影衆のターゲットとなり、ターゲットに対して好戦および倒せばボーナスポイントとなる。そのポイントの多さが影武者昇格の条件の一つになる。
    • ターゲットには九楽あすかが付いて回り、元・側近“左”と対峙することでの評価もある。

登場人物[編集]

主要登場人物[編集]

九楽 あすか(くらく あすか)
中学2年生14歳のケンカが強くカリスマ性のある美少女。携帯電話スマートフォンも持たない。相手の目を見て自分の言葉で自分の口から伝える主義。全中裏・側近“左”だったが今は全中裏から抜けている。しかしHIBARIの思い入れや “紅”からの執着により、全中裏のイベントの中心人物となってしまう。「24枠」の場合も、自身の影武者である九曜巴紋、九曜星紋との絆を断ち、全中裏との関係を無くそうとしたが、“紅”が立案した新ルールにより渦中に置かれた。
自分と接触したせいで影武者や影武者候補の攻撃のターゲットになってしまった、ままはるを守り自宅にかくまう。そして宣戦布告のメッセージをSNSに拡散させ、反撃に出る。
ミコ / 堂本 美子(どうもと みこ)
あすかのマブダチ。中学2年生14歳。眉毛を剃っており「眉無しのミコ」とも呼ばれる。どんな時でも威勢がいい。西区筆頭表番候補だったため、全中裏には入らなかったが内情に詳しい。今はスマートフォンでソーシャルゲームに課金したり、2.5次元にハマり秋葉原に通ったりしている。
あすかと接触のある人物として色影衆の集団から襲撃を受け、その場面を撮影され動画をSNSに上げられた。
最首に歯が立たないことを腹立たしく思っている。
不破 徳美(ふわ なるみ)
元・東区・江東区エリアマスター。中学2年生14歳。通称「オオカミ」。規律よりも事態を引っ掻き回すことを優先するので信用がない。全中裏から引退しているが「24枠」のことで西区表番にちゃちゃを入れる。
“神(ジーザス)”のドローン「エンジェル」が、“天使” 雅の親衛隊「ミツバチ」の反射弓によって撃ち落とされている動画を、西区表番・赤江に送る。
市花 文緒(いちはな ふみお)
元・北区・荒川区エリアマスター。中学2年生14歳。全中裏からは引退しているが、新しく西区表番となっている元・エリアマスター達と行動を共にする。淡々としているが実行力がある。あすかの指示で那智と共にままはるを尾行し、ままはるを守る。
「弁天」
南区・港区エリアマスター 。前々作『新・花のあすか組!』で当時の「弁天」は引退したかもしれず、別人が「弁天」の名を継いでいる可能性がある。「タワーの住人」と呼ばれる港区内末端構成員が、色影衆の集団に襲われていたミコを助ける。
「黄泉」
南区表番。南区裏番“ミロク”の配下。
東区表番
東区で話し合っていた赤江と那智を制裁する。
最首 環(さいしゅ たまき)
東京に出て来ていた。
ままはる / 春田 真々代(はるた ままよ)
杉並区の中学2年生14歳。秋葉原の地下アイドルグループ「ゆるぎない王国の姫君(略称・ゆる姫)」のメンバー。週に三回ライブを行っている。ファンに「ままはる姫」と呼ばれる。ガリガリに痩せており、メンバーからの評価が低い。母親に虐待され家出中で、いつも大きな荷物を持ち漫画喫茶などを転々としていた。学校でも酷いイジメにあっている。他人に「自分のような人間は死んでもいい」と思われていると感じるが、それに立ち向かう。
あすかにライブのチラシを渡したことのみで色影衆のターゲットにされ、何度も襲われるようになった。その責任を感じたあすかの誘いで、あすかの家に連泊することになる。あすかの「明日が来なければいい」との語りを聞き共感する。
事務所のユニットが全員参加するライブを控え、メジャーデビューへの希望を持つが、現状は厳しい。

全中裏[編集]

主に女子中学生で構成される組織。

HIBARI
全中裏統括者。正体不明の女性である。あすかとの関係が深い。あすかを繋ぎ止めるために、本来「24枠」には関わらないはずの九曜巴紋、九曜星紋を参戦させた。また、ゲームを面白くさせるために “紅”が立案した新ルールを承諾した。

裏番十人衆[編集]

[側近・左右]
側近 “右”- 春日 (かすが)
女性ではない。18歳。HIBARIに忠実で、HIBARIが全中裏の動向にあすかを巻き込む意図や心情を理解している。「姫」を大事なコマとしており、本来なら西区筆頭表番より高い地位を与えるはずだった。あすかがSNSに宣戦布告のメッセージを拡散させた夜、あすかを待ち伏せる。
[三色]
“紅”
西区裏番。いつも派手な格好をしている。性格が悪く多くの人物から嫌われているが、紅影からは慕われおり、早々に影武者の更新を済ませた。前・西区裏番で自分の顔に傷を付けたあすかに恨みを持ち、あすかを痛めつける為ならどんなことでもする。「24枠」に「あすかに接触した人物を襲うとボーナスポイントとなり、カゲボウシ候補としてのランクが上がる」という新ルールを立案した。
紅影をファントムにすることに全精力を使う。本体の出番はないはずの「24枠」に介入し、“ミロク”へ紅影のランクアップの協力を申し込む。その代わり九曜紋を攻略すると言う。
  • “紅”のもくろみ
    • 紅影にベビーチックの色影衆の中から精鋭を集めさせ軍勢を作らせる。
    • その軍勢で、影武者と影武者候補に紅影を勝利させる。
    • 紅影の枠数を増やす。
    • 紅影をランクアップさせファントムの称号を頂かせ「24枠」を制する。
    • 次にあすかと対峙する時、紅影と紅影の作った軍勢を力とし勝利する。
[天]
“天使” - 雅(みやび)
北区裏番。男装の美少女。「天使の七大天使団」 を率いる。“神(ジーザス)”のドローンの名が「エンジェル」であることが気に食わず、「皇子5」ファンクラブ総括責任者・ヒミコに、“神(ジーザス)”のドローン「エンジェル」の全機撃墜を命令する。また、ツアー中「みかえる」と入れ替わる。
男性アイドルグループ「皇子5」
雅がセンターをつとめるアイドルグループ。
「皇子5」ファンクラブ(F・C)
公式ファンクラブ所属の「ミツバチ」と呼ばれる親衛隊があり、そのメンバーは特徴的なカチューシャを付けている。ファンクラブ総括責任者・ヒミコは“天使”雅の判断を全面支持し、“神(ジーザス)”のドローン「エンジェル」を「ミツバチ」達に反射弓で撃ち落とさせる。
“神(ジーザス)”
東区裏番。前髪パッツンでツインテールの少女。影武者8人と東区表番4人で構成される'「十二使徒の会」 を率いる。影武者の頂点の称号ファントムを頂く志文を所有する。秋葉原でミコに見かけられる。
「エンジェル」と呼ばれるドローンを使う。
“ミロク”
南区裏番。物静かな無表情で口数の少ない少女。学校では生徒会長を務めている。影武者8人、南区表番4人で構成される 「十二神将軍」 を率いる。“紅”から、紅影のランクアップへの協力を申し込まれる。
「天女」と呼ばれるドローンを使う。

西区表番[編集]

西区裏番は“紅”。西区表番は“紅”からの無理難題の命令に逆らえずに苦労している。表番達とミコ、市花は、あすかに積極的に接触し、色影衆のターゲットになる。

「姫」 巳姫 正子(みき しょうこ)
西区筆頭表番。中学1年生13歳。おかっぱ頭の美少女。春日から寵愛されていて、直接謁見できる。一時、色影衆におりファイナルナンバー(影武者に限りなく近い)だった。元・エリアマスターの現・表番達が、あすかに接触するのを黙認している。「黒世代に1人頭のいい者がいる」と述べる。
「水」 水森 奈々(みずもり なな)
中学2年生14歳。情報蒐集能力に長け、HIBARI・SSから内密の資料である「24枠」の「位の順位」を入手した。その後もランク変動を観察する。
赤江 かりん(あかえ かりん)
元・東区・中央区エリアマスター。中学2年生14歳。〝戦・23〟以来「姫」と信頼関係がある。長い髪を三つ編みにまとめている。不破の言動にイラつく。
那智 一恵(なち かずえ)
元・東区・葛飾区エリアマスター。中学3年生15歳。女らしい美少女。あすかの指示で市花と共にままはるを尾行し、ままはるを守る。赤江に動画を送ってきた不破の行動に疑問を持つ。
忍 流華(しのぶ るか)
元・北区・足立区エリアマスター。中学1年生13歳。血気盛んな性格で積極的にあすかと接触し、色影衆からの襲撃を返り討ちにしようと楽しみにする。「水」の指示により、国生と共に「ミツバチ」を大人しくさせるために暗躍しようとする。
国生 光(こくしょう ひかる)
元・北区・練馬区エリアマスター。中学3年生15歳。慎重な性格だが、「水」の命令で性質が反対の忍と行動を共にする。

カゲボウシ(影武者)[編集]

24人存在する。影武者の頂点を導き出す抗争「24枠」では、裏番十人衆の影武者の枠を24人が争奪し合う。裏番十人衆は自分の影武者を見極める。真の目的はファントムの称号を勝ち取ることである。

《色影衆》(ベビーチックの影武者候補も色影衆と呼ばれる)
“三色”に一枠づつ。葵影は3人で一枠とされる。
紅影(べにかげ)
“紅”のカゲボウシ。「24枠」の順位は8位。“紅”に心酔しており、どの影武者よりも早く“紅”の影武者の継続を希望し認められた。あすかへの恨みも“ 紅”と共感している。
“紅”からの命令によりベビーチックの影武者候補者で軍勢を作り、ランクアップを狙いファントムに立ち向かう。
葵影(あおかげ)
“葵”のカゲボウシの三人の総称。前作『花のあすか組! BS(ブラックスクール)編』から登場している。九曜紋に倒される。
朱影(あかかげ)
“朱”のカゲボウシ。『花のあすか組! BS(ブラックスクール)編』に登場。
《鬼影》
“赤鬼”、“青鬼”に1人づつ。
《局衆》
側近“左”“右”の影武者2名。春日に影武者が存在するのか不明である。九曜紋より強い影武者はおらず、別格扱いである。
九曜巴紋
九曜御三家のひとり。九曜星紋と合わせて「九曜紋」と呼ばれる場合もある。あすかと良く似た風貌でソバカスがある。あすかの影武者を辞めさせられた後、HIBARIの命令により、本来は九曜御三家は関係しない「24枠」に参戦させられる。九曜星紋と行動を共にし、総ての影武者を倒すことで、あすかの影武者に戻ろうとする。
九曜星紋
九曜御三家のひとり。あすかと良く似た風貌で額に「S」の字がある。あすかの影武者を辞めさせられ、「24枠」に参戦させられた後は、九曜巴紋と行動と目的を同じにしする。
《天空領域》
「天使の七大天使団」
天使の影武者は「みかえる」と呼ばれる。影武者「みかえる」と北区表番の合計7人が競い、勝者が次の「みかえる」となり、敗北者は表番になる。現在の「みかえる」は女装の少年だと言われている。
「神(ジーザス)の十二使徒の会」
影武者八枠と東区表番四人で構成される。
志文(しもん)
ファントムの現・称号の所有者。「24枠」を開始させる鬨の声をSNSに拡散させた。
「ミロクの十二神将軍」
影武者八枠と南区表番四人で構成される。

ベビーチック(末端構成員)[編集]

ベビーチックから影武者候補の色影衆(裏番十人衆“三色”の影武者も色影衆と呼ばれる)として選出された構成員と影武者合わせた集団。14歳は「赤世代」13歳は「青世代」12歳は「黒世代」と呼び分けられる。人数は不明。色影衆は世代ごとに徒党を組むことが多い。「24枠」進行中はナンバリングで呼び合う。色影衆と偽って参戦している者も中にはいる。現在のファイナルナンバー(影武者に限りなく近い人物)は誰なのか不明である。

[色影衆]
東条 ティアラ(とうじょう ティアラ)
赤の13(サーティーン)。九曜紋を倒しあすかの影武者になろうとしてあすかを付け回す。しかし、あすかより10㎝ほど身長が高く「不可能だ」と断言される。それでも諦めない。ままはるが全中裏の攻撃対象になったことをあすかに伝えた。
村主 彩花(すぐり さいか)
黒の2(セカンド)。左目の下に泣きぼくろがあり、ベレー帽をかぶっている。ティアラと家が隣同士で同じ学校に通っている。ミコに一発攻撃を加えボーナスポイントをとった。紅影になろうとしているが紅影に襲われる。
関本 あかり(せきもと あかり)
青の55(ゴーゴー)。身長180㎝。村主彩花と接触を持つ。紅影に襲われる。

「24枠」開始時の影武者の位と本体[編集]

名前 本体
1 志文(しもん) 神(ジーザス)
2 由陀(ユダ) 神(ジーザス)
3 美平(ミヒラ) ミロク
4 インドラ ミロク
5 夜羽 神(ジーザス)
6 TOMAS(トマス) 神(ジーザス)
7 馬珠羅(マジュラ) ミロク
8 紅影(べにかげ)
9 ペトロ 神(ジーザス)
10 みかえる 天使
11 葵影(あおかげ)
12 あにら ミロク
13 シャンデラ ミロク
14 波(ぱ)じゅら ミロク
15 クンビーラ ミロク
16 鬼影(おにかげ) ブルーサイド
17 真田衣(またい) 神(ジーザス)
18 鬼影(おにかげ) レッドサイド
19 朱影(あかかげ)
20 矢子舞(やこぶ) 神(ジーザス)
21 矢子舞2nd 神(ジーザス)
22 マンデーラ ミロク
23 局衆 -
24 局衆 -

書誌情報[編集]

  • 高口里純『花のあすか組! ∞インフィニティ』祥伝社〈FEELコミックス FC Jam〉、既刊2巻(2019年7月8日現在)
    1. 2019年7月8日発売、ISBN 978-4-396-79136-0
    2. 2019年7月8日発売、ISBN 978-4-396-79137-7

外部リンク[編集]