臭素酸カルシウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
臭素酸カルシウム
識別情報
CAS登録番号 10102-75-7 チェック
EINECS 233-278-9
特性
化学式 Ca(BrO3)2
モル質量 295.8824
熱化学
標準生成熱 ΔfHo −685.8 kJ mol−1[1]
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

臭素酸カルシウム(しゅうそさんカルシウム、Calcium bromate)はカルシウム臭素酸塩で、化学式Ca(BrO3)2で表される無機化合物。一部の国では臭素酸カリウムと同様に小麦粉改良剤として用いられるが、日本では認可されていない。(E番号 E924b)

生成[編集]

水溶液中で水酸化カルシウム臭素を加え加熱すると、不均化反応により生成し、溶液を濃縮すると一水和物が析出する[2]

6 Ca(OH)2 + 6 Br2 → Ca(BrO3)2 + 5 CaBr2 + 6 H2O

性質[編集]

一水和物は斜方晶系の無色の結晶であり、水に易溶で潮解性を持ち、加熱により脱水して180℃程度で無水物になる[2]

さらに強熱すると酸素を放出して分解する。

Ca(BrO3)2 → CaBr2 + 3 O2

脚注・参考文献[編集]

  1. ^ D.D. Wagman, W.H. Evans, V.B. Parker, R.H. Schumm, I. Halow, S.M. Bailey, K.L. Churney, R.I. Nuttal, K.L. Churney and R.I. Nuttal, The NBS tables of chemical thermodynamics properties, J. Phys. Chem. Ref. Data 11 Suppl. 2 (1982).
  2. ^ a b 『化学大辞典』 共立出版、1993年

外部リンク[編集]