臓器売買

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臓器売買(ぞうきばいばい)は、臓器移植のため、金銭授受を伴って、人間の臓器をあっせん・提供する行為。世界中で秘密裡に、あるいは公然と行われており、多くの事例が報道されている。しかしその実態はかならずしも明らかにされていない。臓器ブローカーの存在、世界的な闇取引ルートの存在が指摘されている。

なお、金銭授受の有無は明らかでないが、本人や遺族の了解なしに遺体から不正に臓器を採取する事例もあり、この項目であわせて解説する。

概要[編集]

臓器を取り出してから保存しておける時間は短かく、摘出後移植して血流が再開するまでの許容時間は心臓4時間、肺8時間、肝臓12時間、腎臓24時間、角膜48時間ほどしか無いたためフィクションのように臓器や死体を冷凍保存しておくことは出来ない。臓器売買で最も需要が大きいのが腎臓で日本で腎臓移植が必要な透析患者は31万人を超え、移植待ち登録者は1万2千人以上にもなり、腎臓移植を希望する人間は年々増加し続けており腎臓の潜在的な顧客は日本だけでも数万人、世界的には数百万人も存在する。 近年では移植技術や免疫抑制の発達により血液型や免疫型の適合による問題が少なくなってきたこともあり、誰でも提供者になれる環境が整っていることが臓器売買を活発化させている。[1]

各国の実情と、法律による規制[編集]

日本

1997年10月に施行された臓器移植法は、供与臓器の提供やあっせんの対価としての財産上の利益供与を禁じている。臓器提供のあっせん業は厚労相の許可が必要で、営利を目的とすることは禁じられている。

インド

1994年7月、臓器売買を包括的に禁止する法律(ヒト臓器移植法)が成立した。ただし、適用される州は限定されている。また、その実効性について、既に医師、法律家、マスコミの間で疑問が示されている。臓器移植にあたって、一定の親族以外からの提供は禁止されている。

中国

中国は近年、臓器売買に関して世界最大の闇マーケットになっているとも指摘されている。中国ではそもそも政府自体が人権を無視した犯罪的な臓器売買を行っている可能性が指摘されている。中国政府は大型秘密刑務所を建設し、政府側が敵視する法輪功の信者たちを数千名逮捕・収容し、ナチスのホロコースト以上に過酷な拷問をした上で大量虐殺を行い、さらにあらかじめそのために医師を雇っておいて、信者らの遺体から勝手に臓器を摘出し、闇で売買しているとも伝えられている[2]。この問題は世界のメディアや人権団体が注視している。この件でアルゼンチンオランダスペインなどで江沢民らを「人道に対する罪」で起訴する動きがある[3][4][5]

17歳の少年がiPadを買うために2万元で腎臓を売ってしまった事件が報道されている。[6]

報道された実例[編集]

臓器売買に関連する作品[編集]

  • コーマ (映画) - 医師が金儲けのためにひそかに患者を殺し臓器を売買している可能性に対する警告が盛り込まれた作品。
  • 闇の子供たち - 梁石日の小説。のちに映画化。タイにおける臓器売春を目的とした児童買春を描いた作品(なおフィクション性には様々な問題点が残っている)。
  • ブラッド・パラダイス - 欧米人のバックパッカーがブラジルで臓器売買組織の罠に落ち、殺害される作品。
  • ギフト± - ながてゆかの漫画。更生の見込みもないまま野放しにされた凶悪犯罪者を捕縛して解体し、臓器売買する作品

出典 脚注[編集]

  1. ^ ゲームラボ ア理科+ 臓器売買の現実
  2. ^ 法輪功学習者から臓器摘出、中国の臓器売買の実態(一部ショッキングな写真がある)
  3. ^ Argentine judge asks China arrests over Falun Gong”. ロイター (2009年12月22日). 2011年12月31日閲覧。
  4. ^ Falun Gong accuse Chinese leaders of genocide”. en:Expatica (2004年12月3日). 2011年12月31日閲覧。
  5. ^ Chinese ex-president sought in Spanish probe: lawyer”. en:Expatica (2009年11月20日). 2011年12月31日閲覧。
  6. ^ http://rocketnews24.com/2012/04/10/201333/


関連項目[編集]