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腸液

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

腸液(ちょうえき)は、小腸空腸で分泌される弱アルカリ性体液(消化液)である。 消化の最終確認をする消化液である。消化できる栄養素は解釈によって異なるが、主なはたらきは、蛋白質アミノ酸に変えるものである。排便時、または肛門直腸内に異物が侵入した場合、そのダメージを和らげるために分泌されることが多い。

かつては、腸液に炭水化物ブドウ糖に分解する酵素が含まれていると考えられていたが、炭水化物は膵液二糖類マルトースまで分解され、最終的に小腸上皮細胞に存在するマルターゼスクラーゼイソマルターゼラクターゼトレハラーゼなどの二糖類水解酵素により単糖類グルコースフルクトースガラクトースなどにまで分解されて初めて腸管からの吸収が可能となる[1]

腸液の一日の分泌量は2,400mlである。

消化酵素

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※リパーゼの割合は少ない。従って書物によって脂肪を消化するか消化しないかの解釈が異なる。

小腸壁に存在する消化酵素

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脚注

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  1. ^ 炭水化物の消化・吸収・発酵とその利用、山田和彦、独立行政法人国立健康・栄養研究所食品表示分析・規格研究部、栄養学雑誌 Vol.59 (2001) No.4 P169-176

関連項目

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