脱脂綿
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脱脂綿(だっしめん、absorbent cotton、sanitary cotton、cotton wool)とは、綿花(コットンウール)の種子に生える毛を脱脂・漂白して成形した医療用材料である。少量の液体を吸収したり、薬液を浸透させて患部に貼付するなど、多目的に用いられる。
半紙程度の大きさで折りたたまれて包装されていることが多い。使用に適した大きさに切断して用いるが、切手大ないしは手札大の大きさに切りそろえて販売されているものもあり、カット綿と呼ばれる。消毒用アルコールを含浸させたカット綿をアルコール綿や酒精綿と呼ぶ。
組成[編集]
脱脂、漂白などの薬品により処理された綿花は純粋なセルロースに近い繊維から成る。
製造方法[編集]
- 解綿、打綿などの工程を経て綿花をほぐし、異物を除去する
- 綿すきの工程を経て繊維をすく
- 水酸化ナトリウムによる脱脂、次亜塩素酸ナトリウムによる漂白
- 乾燥
- 成形
- 包装
由来[編集]
1880年にイギリスの医師サンプソン・ギャムジーがバーミンガムのクイーンズ病院で用い始めたギャムジーティッシュが医療用として初めてのものである。
脱脂綿が日本で用いられ始めた時期は明らかではないが、明治期の日本薬局方(1886年)には収載されている。