能格性

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能格性(のうかくせい、ergativity)という用語は、言語学において、二つの異なる性質を指す。

  1. 文法において、自動詞主語他動詞目的語が同じように扱われ、他動詞の主語だけが別の扱いを受けるという性質のこと[1]。このような性質を持っている言語を能格言語 (ergative language) と言う。
  2. 自動詞にも他動詞にも用いられる動詞について、自動詞用法の主語が、他動詞用法の目的語と同じであるという性質のこと[2]。このような動詞は能格動詞と呼ばれる。

(1)の意味で能格的であるということと、(2)の意味で能格的であるということの間には、何の関係も無い[3]

脚注[編集]

  1. ^ Dixon 1994: 6f.
  2. ^ Lyons 1968: 352.
  3. ^ Dixon 1994: 18.