聖望学園中学校・高等学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
聖望学園中学校・高等学校
Seibou Gakuen Junior & Senior High School.JPG
過去の名称 飯能暁中学校・高等学校
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人聖望学園
設立年月日 1951年
創立記念日 10月1日
創立者 ポール・クライリング
共学・別学 男女共学
中高一貫教育 併設型
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学期 2学期制
高校コード 11501A
所在地 357-0006
埼玉県飯能市中山292
外部リンク 公式サイト
Portal.svg ウィキポータル 教育
Project.svg ウィキプロジェクト 学校
テンプレートを表示

聖望学園中学校・高等学校(せいぼうがくえんちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、埼玉県飯能市中山にある共学の私立中高一貫校。設置者は学校法人聖望学園。日本ルーテル教団が設立母体のプロテスタントキリスト教主義学校(ミッションスクール)。

概要[ソースを編集]

聖望学園が発足した1951年を創立年としている。

2013年度より、S特コース・特選コース・選抜コース・総進コースの4コース制を導入。1年次は全コース同じカリキュラムで、2年次から全コース文系・理系に分かれる。
S特コース・特選コースは3年間45分×7時間授業で、選抜コース・総進コースは1年次45分×7時間授業で、2年次から6時間授業を実施している。S特コース・特選コースは、2年次から内部進学生と混合クラスになる。年間成績が優秀で、本人が希望すればコース変更は可能となっている。各学年、週1時間は聖書の授業が必修。

聖望を英語で表すと「Holy Hope(直訳=聖なる望み)」となるため、「SEIBO」以外の英語名として使われることがある。

同じ日本ルーテル教団が設立母体の学校として、浦和ルーテル学院埼玉県さいたま市にある。

沿革[ソースを編集]

  • 1918年4月 - 須田甚作が埼玉県入間郡飯能町(当時)に寿多館蚕業学校を創立。
八高線シルクロード絹の道)とも呼ばれるほど、かつては農家や蚕の餌である農家が多く、その後継者を育てる学校として発足したのが原点である。
  • 1924年2月 - 財団法人飯能実業学校開設
  • 1925年4月 - 埼玉県飯能実業学校と改称
  • 1949年4月 - 飯能暁高等学校と学校名を変更、飯能暁中学校併設
  • 1951年
    • 3月 - 財団法人飯能実業学校から、学校法人聖望学園に組織変更
    • 10月1日 - 米国のミゾリー派ルーテル教会経営によるキリスト教主義学校として、現在の聖望学園中学校・高等学校が発足。ポールクライリング初代校長就任。
  • 1961年3月 - 3階建ての本館B棟が完成
  • 1964年3月 - 4階建ての本館A棟が完成
  • 1966年
    • 7月 - 双柳総合グラウンド完成
    • 10月 - 15周年を記念して制服を背広型に変更
  • 1972年3月 - 2階建ての礼拝堂が完成
  • 1974年6月 - 4階建ての本館C棟(防音)が完成
  • 1982年1月 - 下川崎総合グラウンド完成
  • 1983年4月 - 2階建ての体育館、2階建ての特別教室棟、2階建ての南館校舎が完成
  • 1985年3月 - 中学校通用門と高等学校通用門が完成
  • 1986年6月 - 飯能実業学校・聖望学園両同窓会が合併
  • 1988年9月 - 3階建ての西館校舎が完成
  • 1991年12月 - 長野県に校外校地を購入
  • 1996年9月 - 2階建ての北館校舎が完成
  • 1999年12月 - 3階建ての研修所が完成
  • 2000年3月 - 2階建ての東館校舎が完成
  • 2001年10月 - 聖望学園50周年
  • 2004年4月 - 二学期制、コース制、ステージ制を導入
  • 2008年4月 - この年の新入生から新制服に変更
  • 2015年10月 -下川崎総合グラウンドの人工芝サッカー場及びフットサルコートが完成

教育方針[ソースを編集]

神を敬い人を愛し、正義を重んじ、信仰にたつ人間の形成を目的とする。

設備[ソースを編集]

校舎
  • 南館
聖望学園の中で一際目立つのが、敷地の西方、中学生が使用する西門の正面にある南館である。2年生のC、Dクラスを除いた中学生が使用している。1983年4月に完成。この校舎は2階建てで、建物が八角形をしている。真ん中にホールがあり、2階のホールの上には大きなドーム型の天窓がついている。そのホールを囲むように、周りには八角形の教室が6つと、小さな四角い部屋が3つ並んでいる。
1階には、1年A・B・Cクラス、2年Aクラス、学習センター、職員室、会議室があり、3つある小さい部屋は面談室、給湯室、女子更衣室として使用している。1階ホール教室に比べて床が一段下がっていて、舞台もあり、パイプ椅子が並べられ、全体集会などに使用される。2階には、3年A・B・C・Dクラス、英語教室、理科室、視聴覚室があり、3つある小さい部屋は生徒会室、女子更衣室、理科準備室となっている。2階ホールは床の高さは教室と同じで、舞台はない。
  • 東館
東館は2階建てで、特別教室棟と繋がっており南館の東側に隣接している。2000年3月に完成。1階と2階にそれぞれ2つの教室があり、教室の形は一般的な四角形で、高校等とほぼ同じである。各教室にテレビが設置されている。東西に細長い形をしており、西側に階段と出入口、北側に便所、真ん中に廊下、南側に教室が配置されている。東側は、隣接する特別教室棟の1、2階につながっている。1階は中学2年生のC、Dクラス、2階は高校1年生の一部のクラスが使用している。
他に、高等学校が使用している4階建て本館A棟(1964年3月完成)、3階建て本館B棟(1961年3月完成)、4階建て本館C棟(1974年6月完成)、3階建て西館校舎(1988年9月完成)、それに、高校生の部室として使用されている2階建て北館(1996年9月完成)があるが、これらの校舎は普通の校舎と変わらない。本館校舎の各教室には、テレビが設置されている。
中学、高校共同の施設として、体育館(1983年4月完成)、礼拝堂(1972年3月完成)、特別教室棟(1983年4月完成)がある。体育館は敷地の最も西端に位置し、2階建て構造になっている。1階の第一体育館には体操用のマットが敷いてあり、器具も公式試合対応である。また1階には格技場も隣接されており、柔道と剣道の試合を同時に行うことができる。2階の第二体育館はバスケットボールコートが二面の広さがあり、ステージもある。
特別教室
  • 美術室
特別教室棟2階西側に位置する。美術の授業に使用。美術室の東側に、美術科研究室が隣接している。美術室のベランダからは、日本三大夕景を望むことができる。
  • 書道室
特別教室棟1階西側に位置する。書写の授業に使用。畳が敷いてあり、本格的な書道ができる。教卓の真上にはビデオカメラが設置されており、モニターに教卓上の映像を流すこともできる。
  • 音楽室
特別教室棟2階東側に位置する。建物から少し張り出した形になっており、下の教室と比べると広い。放課後は、部員約100名の音楽部が練習のために使用する。
  • 保健室
特別教室棟1階東側に位置する。
  • PCルーム
高校棟4階東端に位置する。パソコンが40台ある。
  • 視聴覚室
高校棟4階東端に位置する。プロジェクターが備わっており、本格的なプレゼンテーションができる。
  • 図書館
高校棟3階東端に位置する。取り揃えているジャンルは、飯能市など地元の歴史からライトノベルまで幅広い。また、漫画やDVDビデオも貸し出している。生徒用のインターネットが使えるパソコンが4台ある。
  • 自習室
高校棟4階西端に位置する。放課後は自習室として高校3年生を中心に利用されているほか、授業にも利用される。赤本など学習関連書籍が揃っているほか、プロジェクターが設置されブルーレイなどのAV機器が使用できる。
  • 放送室
高校棟4階図書館の隣に位置する。校内放送機器があるほか、放送部の部室として利用されている。
  • カフェテリア(購買)
北館2階に位置する。飲み物や軽食の自動販売機がある。また平日は、地元給食センターによる食事やスナック菓子などの販売が行われる。
その他の施設
  • 校庭
校庭は授業のほか、中学の軟式野球部や陸上部が放課後利用している。校庭が狭いこともあり、外部に以下の2つのグラウンドを保有している。
  • 双柳総合グラウンド(1966年3月完成)
飯能市双柳1500にあり、同校専用の総合グラウンド。テニスコートが4面(硬式用が2面、軟式用が2面)と300メートルのトラックがある。同グラウンドでは通常中学校の男子硬式テニス部、女子軟式テニス部と高等学校のアメフト部、陸上部が放課後利用している。また、聖望学園の体育祭も中高合同で同グラウンドで行われる。ただし、学校から自転車で約15分の距離にある。最寄駅は元加治駅東飯能駅だが、徒歩約30分ほど掛かるため徒歩圏内ではない。路線バスは、西武池袋線飯能駅北口か西武池袋線・JR八高線東飯能駅西口から国際興業バス(系統:飯13)に乗車し約10分、「グランド前」バス停で下車し、徒歩約2分の距離にある。ただし、バスの本数が少ない。
  • 下川崎総合グラウンド(1982年1月完成)
飯能市下川崎553にあり、同校専用の総合グラウンド。テニスコート4面と公式試合対応のサッカーグラウンド、野球グラウンドがある。また、野球部専用の室内練習場も備わっている。同グラウンドでは高校の野球部や硬式テニス・ソフトテニス部、サッカー部が放課後利用している。ただし学校から遠く、自転車でも約30分かかる。そのため、部活によっては学校のバスを利用して移動している。最寄駅はJR川越線武蔵高萩駅だが、徒歩約40分ほど掛かるため徒歩圏内ではない。路線バスは、西武新宿線狭山市駅西口か西武池袋線飯能駅北口から西武バス(系統:狭山25、下川崎経由)に乗車し約17分、「下川崎」バス停で下車し徒歩約13分の距離にあるが、平日は1本も運行していない上に、土日・祝日でも15時〜16時台に1本のみ運行となっている。車の場合は、首都圏中央連絡自動車道狭山日高ICから約10分。
ロングパイル人工芝のサッカー専用グランド及びフットサルコートを完備(2015年10月完成)
  • 研修所(1999年12月完成)
学園(学園側は中山キャンパスとしている)の向かい側にあり、上位クラスの勉強合宿などに使われる。シャワーなどの宿泊設備もある。
  • 南コート
ハンドボール用コートが設置してある。しかし正式なコートより若干狭い。高校のハンドボール部が利用している。

年間行事[ソースを編集]

聖望学園中学校・高等学校は二学期制を導入しており、4月から9月までが前期、秋休みを挟んで10月から3月までを後期としている。

中学校[ソースを編集]

毎年ゴールデンウィーク前に2泊3日で実施される。この合宿は下記のテーマにもあるように奉仕活動を学ぶ。1年生は手話ソングや奉仕についての話を聞き、2〜3年生は各所の老人ホームを訪問し掃除などの奉仕を行う。
  • オリエンテーション合宿のテーマ
    • 自己に秘められた能力を発掘し、個の結集による集団力の偉大さを知ろう
    • 奉仕活動をとおし、奉仕する心を学ぶ。
    • 心ある奉仕活動を目指し、施設での奉仕活動を行う。

また、1年生はこの合宿で学校に慣れ、新しい友達と仲良くなることも目的のうちの一つとする。宿泊は南館の教室で、床に敷いた寝袋で寝泊まりする。

  • 修学旅行
2年生が毎年3月頃、4泊5日で長崎に行っている。主に教会めぐりや原爆関連施設訪問などで、一日間は自由行動となっている。以前は往路が飛行機、復路が寝台特急だったが、現在は往復ともに飛行機となっている。
  • 文化祭(中山祭)
文化祭は高校と合同で行われる。中学校としての出し物は合唱や美術作品。中学校の校舎で喫茶店が開かれる。毎年9月頃開催される。
  • 体育祭
体育祭は高校と合同で双柳総合グラウンドで行われている。 毎年9月に開催されていたが、2006年度から6月に開催されることとなった。
  • クロスカントリー大会
毎年10月頃に宮沢湖にて行われる。湖を一周する2.4kmのコースを走る。駅伝も行われる。
  • エコツアー
毎年11月頃に行われる。植林などをする。
  • ツリー点火式
毎年12月最初の登校日に行われている。中学校の校舎の横にあるもみの木がライトアップされ、皆でろうそくを持ち賛美歌を歌う。また、近隣の教会等から牧師などが招待され、話をする。
毎年12月の中頃に行われる。
  • 合唱コンクール
毎年2月に飯能市民会館大ホールで実施される。審査員にはプロの音楽家などが多数参加している。年度最後の行事である。

高等学校[ソースを編集]

  • オリエンテーション合宿(特別進学コースのみ)
市内の山奥に行き同学園が行っている森林教育について学び、間伐などを体験する。1980年代国立赤城青少年交流の家で新入生全員がオリエンテーション合宿へ参加した。教師と新入生の交流、新入生の友達作り、等が目的であった。
  • エコツアー
いわゆる遠足のことで、2泊3日で尾瀬に行っている。以前は上高地に行っていた。
  • 修学旅行
毎年沖縄に行っている。ホテルは2、3箇所に分かれて泊まる。
  • 文化祭(中山祭)
文化祭は中学校と合同。各クラスが店を開くほか、演劇部や音楽部などの演奏や放送部による校内放送などが行われる。
  • 体育祭
体育祭は中学校と合同で双柳総合グラウンドで行われる。毎年9月に開催されていたが、2006年度から6月に開催されることとなった。
  • クリスマス特別礼拝
中学校と同じ。

なお、各行事の開会式などでは必ず礼拝が行われる。体育館での礼拝(入学式や卒業式等)では、音楽部が奏楽を担当する。

部活動[ソースを編集]

強化部に指定されており、全国大会の常連。国体にも出場し優勝メンバーも輩出。
強化部に指定されており、夏の甲子園は3度(第81回大会第85回大会第91回大会)出場し、第85回大会では全国ベスト8の実績を残した。また、春の甲子園は第80回大会にて初出場で準優勝。
当初、人数が9人以下で高校野球連盟にも加盟していなかったため、サークルだった。しかし、1983年度より学校側が力を入れ始め、この年度の高校入学生の中から野球部特待生が入学し、高校野球連盟にも加盟。夏の地区予選から正式に公の場で活動し始めた。その効果は即効性はなかったが、徐々に力をつけ始め、近年は甲子園への出場を果たした。
強化部に指定されている。 インターハイ国体、国際大会など優勝経験がある。元日本記録保持者も輩出している。
2006年度より強化部に指定。オランダユースサッカーコーチングライセンスを持つ監督が就任。
2008年度・2013年度・2015年度「全国高等学校サッカー選手権大会埼玉県大会」ベスト8(2008年〜2015年度まで8年連続で決勝トーナメント進出)。
2012年度・2015年度「高校総体(インターハイ)埼玉県予選」ベスト8。
施設はサッカー部専用で、公式戦対応の応援スタンド付の人工芝サッカーコート(105m×68m)の他、人工芝フットサルコート、ナイター設備、部室、ウエイトルーム、シャワー室、スタッフルーム、医務室などが完備されている。(下川崎総合グランド)
県大会出場歴がある部員が数多い。全国大会にも出場し、ベスト16の実績を残した。
中学・高校の生徒合同による活動が特徴。近年は常に部員100名前後を擁している。年一回の定期演奏会を中心に活動。地元の多くの小学校養護学校などの招待演奏にも出張し、礼拝式が行われる行事では校歌讃美歌・聖歌等の奏楽も担当する。
毎週月曜日のお昼の放送をはじめ、文化祭などの学校行事での放送やビデオカメラで行事の記録を行っている。また、Nコンなどのコンクールにも作品を出しており、全国大会で上位に入賞した経験も何度かある。文化部としては音楽部同様、積極的に活動している。2008年度はNコンに創作テレビドラマ部門で全国大会出場となった。
中学では、毎年文化祭や近所の保育園等で劇をする。
運動部では他に、バスケットボール部、アメフト部、柔道部、硬式テニス部、軟式テニス部などがある。
文化部では他に、ハンドベルクワイア英語部、合唱部、科学部などがある。
同学園の部活は運動部が積極的に活動をしている傾向にあるが、文化部でも音楽部や放送部、科学部などが積極的に活動している。

主な出身者[ソースを編集]

キリスト教主義教育[ソースを編集]

交通[ソースを編集]

飯能駅からバスを利用する場合、下川崎経由狭山市駅西口行き(西武バス)か、ひだか団地行き(イーグルバス)で聖望学園入口下車。また、生徒専用のスクールバスが坂戸方面と青梅方面から運行されている。

聖望学園を舞台とした作品[ソースを編集]

映画[ソースを編集]

漫画[ソースを編集]

  • ヤマノススメ - アニメ版で登場人物が通う学校のモデルとなっており、本校が協力としてクレジットされているほか、コラボも行なっている。
  • ラストイニング - 作中に登場する聖母学苑のモデル。
  • 砂の栄冠 - 作中に登場する修望学園のモデル。

関連項目[ソースを編集]

外部リンク[ソースを編集]