聖書配布協力会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

聖書配布協力会(せいしょはいふきょうりょくかい)は宮城県伊具郡丸森町にあるキリスト教系の団体。1952年に設立。


日本における活動内容[編集]

  • 小中学校、高校に聖書分冊を無料で配布
  • 路傍でプラカードを立てて聖書の内容を放送
  • 個人伝道活動
  • 許可を取って看板を貼る(後述)

※参考:日本における伝道活動

聖書分冊・小冊子の配布[編集]

マンガ・トラクト『神の犠牲』、『地獄の鍵』、『時は近い』、『終わりの時代』を配布し、インターネットにおいてPDFで公開している。ページ数は20程度で、サイズは7×約12cmの横長見開き。タイトルは『真理』、『地獄の鍵』、『創り主』、『本当にバカ!』、『世の終わりに』、『時は近い』など。また、巻末には、「この冊子は、心の乏しい現代社会において聖書に対する精神を養うことを目的としており、特定の宗教団体への勧誘や連絡・入信強制を目的とするものではない」と記され、特製聖書の申し込み用紙が付いていて、『コンサイス・バイブル福音』(320ページ、カラーさし絵141)を申し込めば無料で配布されると案内している[1]

街宣[編集]

仙台市中心部(サンモール一番町商店街等)ではスピーカーによる街頭説教風のライブを頻繁に行っている。各地の七夕祭、稲荷祭、クリスマス以後の年末年始には、宮城県外の繁華街(新宿銀座秋葉原等)へ遠征し、「死後さばきにあう」など前述の看板のような黄色のプラカードや垂れ幕を持ち、説教の録音を、拡声器を使って流している。特に正月初詣の時期には、全国の有名神社・仏閣の前で、初詣に向かう通行人に向けて録音テープを拡声器により繰り返し放送している。

看板[編集]

聖書の一節を黒地に白や黄色の字で書いた、俗に「キリスト看板」と呼ばれる看板を、日本各地の民家の、小屋や車庫などに釘打機で貼り付けている。字体にはゴシック体か肉厚で力強い筆写体を用いられており、信徒や関係者ではないが看板を撮影するため各地を巡る愛好家も存在する[2]。 発案者のリチャード・ノーマンによると45年間で約35万枚の看板を作成したとのことである [3]

建物の所有者はほかのホーロー看板と同様に一種の「広告」として掲示に協力しているだけであり、看板を貼っていても建物の所有者が本会の会員というわけではない。しかし、商業広告のホーロー看板と違い、貼り付けを許可しても金品はまったく貰えない。貼ってから何十年も放置され色褪せたり汚れた看板もある。ただし、古くなった看板を回収して新しい看板に取り替えることもある。


評判[編集]

街宣や看板については、そのあまりにも原理主義的な内容、また本来は前後の文脈を含め理解すべき聖句から脅迫的な文言だけを抜き出す手法から、恐怖心を煽り、きわめて高圧的で、キリスト教への反感や偏見の原因になるなど、批判があり、彼らを非難するキリスト教関係者も存在する[4][5][6][7][8]。街宣のアナウンスは外国人が日本語で吹き込んだものを放送している。

一方で、熱心な彼らの活動に賛同し、新しく活動に加わる人たちもいる。また、看板の存在が作物泥棒の防止になったなどとの好意的な意見も多々あり[要出典]、看板の存在がその地域のモラル向上において一定の効果がある[要出典] ことから、一概に非難することはできない[誰によって?]。看板は建物の所有者の同意なしには貼らないので、無断で設置するということはないものの、説明不足(釘打ちを告げずポスター貼りという)からトラブルになる例もある[9]。なお、最近では同団体とはまったく関係のない他の宗教団体が自分達の布教活動のために彼らと同じように看板を貼って活動しているという情報も報告されている[10]

教育[編集]

学校法人宮城明泉学園を通して教育施設(啓明宮城小学校および明泉幼稚園・高森明泉幼稚園)も運営しており、イエス・キリストの弟子を育てる目的を持つ。特に啓明宮城小学校の教育は聖書にもとづいた教育方針であり、語学教育に特化していることなどから、同学校で学ぶ児童は日本語・英語・中国語を自由に話すことができる。卒業生は、国内外などの宣教活動や、同団体と関係している幼稚園やIT関連企業などにおいて活躍している[要出典]

補足[編集]

  • 団体は1950年頃に複数の日本人とアメリカ人により設立された[11]。中心的なメンバーは、進駐軍衛生兵だったポール・ヘラルド・ブローマン[12]であり、彼は日本人女性と結婚して日本に帰化、岩佐勝に名を改め宮城県内で会社を経営していたが、2012年に丸森町で死去[13]
  • ブローマンは伝道の傍ら宮城県で民芸品の輸入販売を行う文化オリエント株式会社を設立。後に学校向けの会計処理ソフトでソフトウェア事業に参入し、現在もグレープシティーに社名変更して存続している[14]。また2代目社長のダニエル ・ファンガーも伝道活動を通じて知り合い、ブローマンと共に会社設立に関わったという[15]。なお会社のサイトにはブローマンについて「キリスト教の伝道者」として紹介しており、聖書配布協力会の記述や公式サイトへのリンクはなく、現在でも関連があるのかは不明。

脚注[編集]

  1. ^ 聖書配布協力会 もっと読む
  2. ^ キリスト看板陳列館
  3. ^ “日本中にある“キリスト看板”製作現場を東スポがマスコミ初取材”. 東京スポーツ. (2015年6月20日). http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/412057/ 2015年6月20日閲覧。 
  4. ^ 礼拝説教『敵を愛せ』日本基督教団富山鹿島町教会のサイト
  5. ^ Q&A 41 ~ 60|上智大学 公式サイト
  6. ^ 女子パウロ会公式ブログ2006年12月30日付記事『年末の困った宣教』
  7. ^ http://blog.livedoor.jp/barnabas_pio/archives/50998925.html
  8. ^ 日本基督教団富山二番町教会ホームページ
  9. ^ 日本基督教団富山二番町教会ホームページ
  10. ^ キリスト看板??”. カンちゃんの写真館. 2009年3月31日閲覧。
  11. ^ 聖書配布協力会--聖書配布協力会とは
  12. ^ ポール・ブローマン 宮城明泉学園 敬明宮城小学校
  13. ^ 創設者 - 会社概要 | グレープシティ株式会社
  14. ^ 沿革 - 会社概要 | グレープシティ株式会社
  15. ^ 会長 - ご挨拶 | グレープシティ株式会社

外部リンク[編集]