美間優槻

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美間 優槻
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 徳島県鳴門市
生年月日 (1994-05-26) 1994年5月26日(29歳)
身長
体重
177 cm
90 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 内野手
プロ入り 2012年 ドラフト5位
初出場 2015年3月28日
最終出場 2019年5月29日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

美間 優槻(みま ゆうき、1994年5月26日 - )は、徳島県鳴門市出身の元プロ野球選手内野手)。右投右打。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

野球をしていた6歳上の兄についていき、3歳からバットとボールを握り、自然と野球を始めていた[1]鳴門市林崎小学校を経て、鳴門市第二中学校では軟式野球部に所属。

鳴門工業高等学校では、2年時夏から4番・エースを務める。夏は、徳島大会準々決勝で小松島高等学校に3-4でサヨナラ負けを喫した。3年に進級すると同時に鳴門第一高との統合により新設された鳴門渦潮高に編入。新校の初代4番・エースとなり挑んだ夏の徳島大会では全5試合に先発登板し、初戦の城西高戦では2四球13奪三振でノーヒットノーランを達成した[2]。準決勝の川島高等学校戦では7回に勝ち越しとなる2ランホームランを放ち、創部4ヶ月での決勝進出に貢献する[3]。しかし、決勝では鳴門高等学校に3-6で敗退した。高校通算28本塁打。

2012年10月25日に行われたプロ野球ドラフト会議広島東洋カープから5位指名を受け[4]、契約金推定3000万円、年俸推定500万円で契約した[5]。高校時代は最速144km/hの本格派投手だったが[6]、打撃のセンスを買われ、内野手として入団した。

広島時代[編集]

広島時代(2017年10月7日 天福球場にて)

2014年(2年目)は、9月に二軍で4本塁打・20打点の成績を残し、9月度のファーム月間MVPを受賞した[7]

2015年開幕カード3月28日の東京ヤクルトスワローズ戦でプロ初出場をスタメンで飾るも、その1試合の出場に終わった。

2018年、開幕を一軍で迎え、自己最多となる30試合に出場し、打率.139、1打点の成績を残した。

ソフトバンク時代[編集]

2018年7月22日に曽根海成との交換トレード福岡ソフトバンクホークスへの移籍が発表された[8]

2019年、4月21日の埼玉西武ライオンズ戦(メットライフドーム)にて、9回表にプロ初本塁打を記録した。しかしシーズン全体ではわずか15試合の出場にとどまり、10月21日に球団から戦力外通告を受け、現役を引退する意向を示した。

選手としての特徴・人物[編集]

高校通算28本塁打を記録した長打力と、遠投115メートルの強肩が武器の内野手[9]

目標とする選手は、栗原健太[9]

新人7選手の歯科健診で測定した、噛む力を表す咬合力では同世代の平均値である618ニュートンを大幅に上回る1295ニュートン(約129キロ)を記録した。スイングのインパクト時に力が入るため、打者としては咬合力が強い方が良いとされている[10]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2015 広島 1 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .000 .000 .000 .000
2018 30 38 36 2 5 0 0 0 5 1 0 0 1 0 1 0 0 11 2 .139 .162 .139 .301
2019 ソフトバンク 15 22 22 4 2 1 0 1 6 1 0 0 0 0 0 0 0 5 0 .091 .091 .273 .364
通算:3年 46 63 61 6 7 1 0 1 11 2 0 0 1 0 1 0 0 17 2 .115 .129 .180 .309

年度別守備成績[編集]



一塁 二塁 三塁 外野
















































2015 広島 - - 1 0 1 0 0 1.000 -
2018 9 21 1 0 1 1.000 1 0 1 0 0 1.000 19 8 20 1 4 .966 -
2019 ソフトバンク 6 15 0 0 2 1.000 2 3 6 0 1 1.000 - 2 2 0 0 0 1.000
通算 15 36 1 0 3 1.000 3 3 7 0 1 1.000 20 8 21 1 4 .967 2 2 0 0 0 1.000

記録[編集]

背番号[編集]

  • 59 (2013年 - 2018年7月25日)
  • 69 (2018年7月25日 - 2019年)

登場曲[編集]

[12]

脚注[編集]

  1. ^ プロ野球選手誕生 期待の新人にインタビュー”. 広報なると25年1月号. 2013年2月8日閲覧。
  2. ^ プロ注目の鳴門渦潮・美間 “27人斬り”ノーヒッター”. スポニチ Sponichi Annex (2012年7月18日). 2013年4月5日閲覧。
  3. ^ 鳴門渦潮 創部4カ月で決勝進出!「1プラス1が無限大になった」”. スポニチ Sponichi Annex (2012年7月28日). 2013年4月5日閲覧。
  4. ^ 2012年プロ野球ドラフト会議 交渉権獲得!”. 広島東洋カープ (2012年10月25日). 2013年4月5日閲覧。
  5. ^ “栗原2世”期待!美間 ワンランクアップの条件で仮契約”. スポニチ Sponichi Annex (2012年11月9日). 2013年4月5日閲覧。
  6. ^ 最後の夏にかける 注目の三年生選手たち 徳島”. 朝日新聞 (2012年7月3日). 2015年10月10日閲覧。
  7. ^ ロッテ黒沢、広島美間9月ファームMVP”. nikkansports.com (2014年10月2日). 2014年10月3日閲覧。
  8. ^ ソフトバンク曽根海成、広島美間優槻が交換トレード”. 日刊スポーツ (2018年7月22日). 2017年7月24日閲覧。
  9. ^ a b 【広島】ドラ5美間はドラ1にライバル心”. nikkansports.com (2012年12月13日). 2013年4月5日閲覧。
  10. ^ コイならぬピラニア級!広島ドラ5美間 驚異の“歯壊力””. スポニチ Sponichi Annex (2013年1月17日). 2013年4月5日閲覧。
  11. ^ “広島美間プロ6年目で初打点「バットの先でした」”. nikkansports.com. (2018年5月23日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201805230000642.html 2018年5月23日閲覧。 
  12. ^ チーム情報 球場使用曲一覧”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト. 2019年4月14日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]