総社神社 (前橋市)

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總社神社
Souja-jinja (Maebashi) keidai.JPG
境内
所在地 群馬県前橋市元総社町1丁目31番地45
位置 北緯36度23分16.8秒
東経139度2分16.3秒
座標: 北緯36度23分16.8秒 東経139度2分16.3秒
主祭神 磐筒男命
磐筒女命
経津主命
宇迦御魂命
須佐之男命
神体 上野国神名帳
社格 上野国総社
県社
創建 (伝)第10代崇神天皇年間
本殿の様式 三間社流造
別名 上野国総社神社
例祭 3月15日
主な神事 射儀式(1月6日
御筒粥置炭式 (1月15日
地図
總社神社の位置(群馬県内)
總社神社
總社神社
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鳥居

総社神社(そうじゃじんじゃ)は、群馬県前橋市元総社町にある神社上野国総社で、旧社格県社

正式名称は「總社神社[1]。国名を冠し「上野国総社神社(上野総社神社)」とも称する。

概要[編集]

古代国司は各国内の全ての神社を一宮から順に巡拝していた。これを効率化するため、各国の国府近くに国内の神を合祀した総社を設け、まとめて祭祀を行うようになった。当社はそれらのうちの上野国の総社にあたる。

現在は上野国内の神々を記した『上野国神名帳』を神体としており、同帳は群馬県指定重要文化財に指定されている。なお、同帳には記載の異なる異本があり、当社の所蔵する「総社本」のほか、一之宮貫前神社に伝わる「一宮本」、三夜沢赤城神社旧社家の真隅田家に伝わる「群書類従本」がある[2]。そのほか境内では、本殿が群馬県指定重要文化財に指定されている。

祭神[編集]

『上野国神名帳』を神体とし、次の神々を祀る。

主祭神

相殿神

『上野国神名帳』総社本に記される「鎮守十社」。

配祀神

  • 上野国549社

歴史[編集]

宮鍋神社(位置
(国府伝承地・総社旧地伝承地)

社伝によると、崇神天皇皇子の豊城入彦命が軍神として経津主命を祀ったことに始まるという[3]安閑天皇の時には上毛野小熊が社殿を改築して「蒼海明神」と称し、天平10年(738年)には上野国549社を合祀し「総社明神」と称したともいう[3]。しかしながら、諸国の国府で国中の神々を合祀する風潮が生まれるのは律令制の衰退期であり、当社の成立年代はさらに下ると見られている[3]

当地に移る以前は、蒼海城内の宮ノ辺(宮鍋)の地にあったという[3]。また、長享2年(1488年)に万里集九が当社を訪れて記述を残しているほか、永禄9年(1566年)に兵火で焼失、元亀年間(1570年-1573年)に現在地に再建されたという[3]。近世には朱印26石が与えられた[3]

明治に入り、近代社格制度では県社に列した。

境内[編集]

拝殿(前橋市指定重要文化財)
  • 本殿
    間口三間・奥行二間の三間社流造慶長年間の造営であるが桃山時代の様式を残し、群馬県指定重要文化財に指定されている。
  • 拝殿
    天保14年(1843年)の再建で、前橋市指定重要文化財に指定されている。

祭事[編集]

  • 正月元旦 (1月1日)[4]
  • 射儀式 (1月6日)
  • 御筒粥置炭式 (1月15日)
  • 追儺式 (2月節分)
  • 祈年祭 (2月20日)
  • 春季例祭 (3月15日)
  • 大祓式 (6月30日)
  • 茅輪神事 (6月30日)
  • 秋期例祭 (10月9日)
  • 七五三 (10月-11月中頃)
  • 勤労感謝祭 (11月23日)
  • 御神迎式 (旧暦11月1日)
  • 大祓式 (12月31日)

文化財[編集]

群馬県指定文化財[編集]

  • 重要文化財
    • 本殿(建造物) - 昭和38年9月4日指定。
    • 総社神社懸仏 2面(工芸品) - 昭和49年12月23日指定。
    • 雲版 1面(工芸品) - 昭和51年5月7日指定。
    • 総社本上野国神名帳 1巻(書跡) - 昭和49年12月23日指定。

前橋市指定文化財[編集]

  • 重要文化財
    • 拝殿 - 平成5年4月16日指定。
  • 重要無形民俗文化財
    • 総社神社の筒粥置炭式 - 平成5年4月16日指定。
    • 総社神社太々神楽 - 昭和48年9月24日指定。
  • 天然記念物
    • 総社神社の社叢けやき 6本 - 平成9年4月21日指定。

現地情報[編集]

所在地

交通アクセス

脚注[編集]

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  1. ^ 群馬県神社庁サイトより。
  2. ^ 上野国神名帳とは(上野国神名帳の神社[個人サイト])。
  3. ^ a b c d e f 総社神社(平) & 1987年.
  4. ^ 祭事は年中行事と神事(公式サイト)による。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]