絶対彼氏。

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絶対彼氏。』(ぜったいかれし、Absolute Boyfriend[1])は、渡瀬悠宇による日本の漫画作品。小学館漫画雑誌少女コミック』にて2003年12号から2004年21号にかけて連載された。

概要[編集]

内容は恋愛漫画SF漫画で、人型ロボット「フィギュア」とヒロインの恋愛が描かれている。

2004年に『絶対彼氏。フィギュアなDARLING』(ぜったいかれし フィギュアなダーリン)の題名でドラマCD化された。2008年には『絶対彼氏〜完全無欠の恋人ロボット〜』(ぜったいかれし かんぜんむけつのこいびとロボット)の題名でフジテレビ系列でテレビドラマ化され、翌年にはその完結編となるスペシャルドラマも制作された。2012年には台湾でもテレビドラマ化された。

あらすじ[編集]

いつも失恋を繰り返して、落ち込んでいた井沢リイコ。偶然出会った怪しいセールスマンガク・ナミキリに欲しいものを聞かれ思わず「彼氏!」と答える。教えられたホームページにアクセスすると、販売されていたのは「理想の恋人」フィギュアだった。リイコは軽い気持ちで注文し、届いた箱からは裸の美少年が出てきた。とてもフィギュアとは思えない彼・天城ナイトだが、リイコはとりあえずお試し期間としてナイトと過ごしてみる。やがてナイトに恋をするリイコだが、幼馴染の浅元ソウシとの関係も進展する。果たして3人の関係は……。

登場人物[編集]

※声の記述はドラマCD版、「演」の記述は日本版 / 台湾版の順

井沢リイコ(いざわ リイコ)
声 - 小林沙苗 / 演 - 相武紗季 / ク・ヘソン
本作の主人公。告白しては振られている、高校1年生。貧乳が悩みで、人一倍元気でさっぱりした性格。不器用でややおっちょこちょい、意地っ張りで寂しがり屋。両親は単身赴任中で、今は実家のマンションで一人暮らし。
天城ナイト(てんじょう ナイト)
声 - 鈴村健一 / 演 - 速水もこみち / 汪東城(ジロー)
もう1人の主人公。リイコの元へ「3日間お試しキャンペーン」で届けられた、クロノスヘヴン社・ナイトリーラヴァー(Nightly Lover)シリーズの初号機01型フィギュア。リイコによって様々な性格設定オプションを付けられた男。値段は1億円。
浅元ソウシ(あさもと ソウシ)
声 - 櫻井孝宏 / 演 - 水嶋ヒロ / 謝坤達
リイコの隣人で幼馴染。リイコに対し憎まれ口を言う反面、真面目でよく気の付く性格。母親は他界し、父親はカメラマンと不在がちの為、現在は弟(マサキ)と2人暮らし。ハウスキーピングはお手の物で、一人暮らしのリイコの身の回りの世話を色々と焼いている。ナースの患者。
ガク・ナミキリ
声 - 置鮎龍太郎 / 演 - 佐々木蔵之介 / 那維勳
クロノスヘヴン社に勤める、謎の関西弁コスプレ営業マン。リイコに携帯電話を拾ってもらったことでお礼にナイトリーラヴァーシリーズを紹介する。調子のよい軽快なトークで親しみやすい外見とは裏腹に、実は結構やり手らしい。
ユキ・シラサキ
声 - なし / 演 - 篠井英介 / なし
クロノスヘヴン社の営業部長で、ガクの上司。外見は子供。
白崎トシキ(しらさき トシキ)
ナイトリーラヴァーシリーズ02型フィギュア。
宮部サトリ(みやべ サトリ)
声 - なし / 演 - なし / 蔡芷紜
地味めな少女でありながら、実はかなりのやり手(株で1000万を稼ぎあげている)。金儲けに悩むリイコの師匠。ミカの性格の悪さを知っていて、大分嫌っている。小学3年生の時に火事で両親を亡くし、背中にその時に出来た大きな火傷の痕がある。
伊藤ミカ(いとう ミカ)
声 - なし / 演 - 上野なつひ / 夏如芝
リイコの高校の友達。美人で男子からもモテるが、他人の恋人にしか興味が無い。
ムヤイ
声 - 中田和宏 / 演 - 金萬福 / なし
ベトナム料理店「ムナトベ」の店長。顔がモヤイ像に似ている。
ナース
故障したナイトを回収する為に、クロノスヘブン社が開発したLYシリーズ看護師型フィギュア。巨乳の美女。ナイトにキスして自分の患者にするつもりが、間違ってソウシにキスした。

他、英美(声 - 浅川悠)、村上トシキ(声 - 野島裕史)、村上ユキ(声 - 渡辺明乃)なども登場

用語[編集]

クロノスヘヴン社
アンドロイドの開発を行っている企業。
フィギュア
クロノスヘヴン社が開発したアンドロイド。

コミックス[編集]

単行本[編集]

渡瀬悠宇 『絶対彼氏。-フィギュアなDARLING』 小学館フラワーコミックス〉、全6巻

  1. ISBN 978-40913846142003年10月25日発売)
  2. ISBN 978-40913846212004年1月26日発売)
  3. ISBN 978-4091384638(2004年4月26日発売)
  4. ISBN 978-4091384645(2004年7月26日発売)
  5. ISBN 978-4091384652(2004年10月26日発売)
  6. ISBN 978-40913846692005年2月25日発売)
    読み切り『お星サマにはさせません!』少女コミック2005年3・4合併号付録
    読み切り『少年アロマティック』少女コミック2004年6号付録

漫画文庫[編集]

渡瀬悠宇 『絶対彼氏。』 小学館〈フラワーコミックス〉、全3巻

  1. ISBN 978-40919174852008年3月15日発売)
  2. ISBN 978-4091917492(2008年3月15日発売)
  3. ISBN 978-4091917508(2008年4月15日発売)

ドラマCD[編集]

絶対彼氏。フィギュアなDARLING』の題名でマリン・エンタテインメントより発売されている。出演した声優名は上記の登場人物の節を参照。

  1. 2004年8月25日発売
  2. 2008年11月27日発売

テレビドラマ[編集]

絶対彼氏
〜完全無欠の恋人ロボット〜
ジャンル テレビドラマ
原作 渡瀬悠宇
企画 金井卓也
脚本 根津理香
演出 土方政人佐藤源太、北川学
出演者 速水もこみち
水嶋ヒロ
相武紗季
エンディング 絢香おかえり
製作
放送分 54分
制作 フジテレビジョン
放送
音声形式 ステレオ放送
放送国・地域 日本の旗 日本
放送期間 2008年4月15日 - 6月24日
放送時間 毎週火曜 21:00 - 21:54
放送枠 フジテレビ火曜9時枠の連続ドラマ
回数 11

絶対彼氏 〜完全無欠の恋人ロボット〜』の題名で、フジテレビ系列2008年4月15日から6月24日まで、毎週火曜日の21:00-21:54(JST)に放映された。ハイビジョン制作。主演は速水もこみち。通称「ゼッカレ」。

初回は、15分拡大の22:09までの放送。

2009年3月24日の21:00-23:18に、連続ドラマの3年後を描いた最終章スペシャルが放送された。

ストーリー[編集]

製菓会社『ASAMOTO』の派遣社員・井沢梨衣子は、憧れの先輩に告白する前にあっさり振られてしまう。落ち込んで帰る途中、スーツ姿の男性・並切岳に「“理想の彼氏”を無料で紹介する」と誘われるまま、クロノスヘヴン社で理想の恋人像を入力後、契約書にサインする。その後のある朝、梨衣子の元に大きな荷物が届き、箱を開くと中には裸の美青年が入っていた。実は、この美青年こそが、“理想の彼氏型ロボット”・天城ナイトだったのだ。

キャスト[編集]

主要人物は#登場人物を参照。

スペシャル版ゲスト[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

作詞:絢香 / 作曲:西尾芳彦 絢香

放送日程[編集]

連続ドラマ[編集]

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
001 2008年4月15日 愛を捧げるロボット 13.1%
002 4月22日 超貧乏愛 14.3%
003 4月29日 超略奪愛 15.1%
004 5月06日 超キス愛 13.1%
005 5月13日 超嫉妬愛 13.1%
006 5月20日 廃棄処分 12.4%
007 5月27日 届いた愛 13.0%
008 6月03日 新型の愛 12.1%
009 6月10日 恋しくて 13.0%
010 6月17日 渡さない 11.9%
011 6月24日 キセキ 13.6%
平均視聴率 13.2%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

最終章スペシャル[編集]

放送日 サブタイトル 演出 視聴率
2009年3月24日 愛してるよリイコ…理想の恋人ロボが奇跡の復活!!
封じ込めた想いが今再び…僕はどうしてロボットなのでしょうか?…さよなら、ナイト…
土方政人 9.0%

備考[編集]

  • 航空券のチケットは、JALである。
  • 劇中に登場した洋菓子は東京銀座にある洋菓子会社「ブールミッシュ」の協力のもと、ドラマとのコラボレーション企画による洋菓子が銀座本店にて期間限定で販売も行われた。
  • エンディングの「このドラマはフィクションです」の部分のあと、裏送り部分ではエンディングテーマと似た映像のあとに「絶対彼氏、END」と表示されるシーンがある。このシーンは、青森放送などフジ系以外での放送やフジ系であっても再放送フジテレビTWO=ケーブルテレビスカパー!向けも含む)の場合でも使用されたりする。
フジテレビ 火曜21時台(連続ドラマ枠
前番組 番組名 次番組
ハチミツとクローバー
(2008.1.8 - 2008.3.18)
絶対彼氏
〜完全無欠の恋人ロボット〜
(2008.4.15 - 2008.6.24)

テレビドラマ(台湾版)[編集]

絶対彼氏〜My Perfect Darling〜
各種表記
繁体字 絕對達令
簡体字 绝对达令
拼音 Juéduì dálìng
注音符号 ㄐㄧㄝˊ ㄉㄨㄟˋ ㄉㄚˊ ㄌㄧㄥˋ
発音: ジュエデゥィダーリン
英文 Absolute Boyfriend
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2011年に『絕對達令』のタイトルで台湾八大電視(GTV)によって制作され、2012年4月から7月まで台湾の放送局・民間全民電視公司(民視)および八大綜合台にて放送された。全13話。

当初、2010年9月に主人公のナイト役は台湾のアイドルグループ・飛輪海(フェイルンハイ)の呉尊(ウー・ズン)が、ヒロインの井沢リイコ役は韓国の女優・ク・ヘソンが務めると発表されたが、2011年4月に呉尊が正式に降板を発表し[2]、代わって同じく飛輪海のメンバーの汪東城(ジロー)がキャスティングされた。

日本では2012年9月13日よりBSフジにて『絶対彼氏〜My Perfect Darling〜』(ぜったいかれし マイ・パーフェクト・ダーリン)のタイトルで日本語吹き替え版を放送予定だったが、8月30日に放送を見合わせることが発表された。BSフジは理由について「編成上の理由」としている[3]

キャスト[編集]

役名は日本版と台湾版を併記。

主要人物は#登場人物を参照。

役名 台湾版役名 俳優名
天城ナイト 萬奈特 汪東城
井沢梨衣子 官筱菲 ク・ヘソン
浅元創志 嚴宗史 謝坤達
ガク・ナミキリ 雷霧霧 那維勳
伊藤ミカ 羅美佳 夏如芝
浅元将志 嚴慶史 郭世倫
黒須トシキ 江俊樹 修杰楷
宮部サトリ 方智希 蔡芷紜
SKY 林埈永

スタッフ[編集]

  • 原作 - 渡瀬悠宇
  • 製作 - 台湾Comic Production International
  • 演出 - リウ・ジュンジエ
  • 脚本 - ユー・エンエン、チョウ・ソウエン、サイ・シュウギ

主題歌[編集]

オープニングテーマ
  • 『Mr.Perfect』
歌 - 飛輪海
エンディングテーマ
  • 『假裝我們沒愛過』
歌 - 汪東城

舞台[編集]

舞台『絶対彼氏。』は2013年3月16-20日までの間、シアター1010にて公演。

キャスト[編集]

ほか

スタッフ[編集]

  • 原作 : 渡瀬悠宇(「絶対彼氏。」小学館刊)
  • 脚本・演出 : 菅野臣太朗
  • 音楽 : 野田浩平
  • 演出助手 : 青山太久
  • 舞台監督 : 田中翼/鳥養友美
  • 舞台美術 : 仁平祐也
  • 照明 : 村山寛和(マーキュリー)
  • 音響 : 門田圭介(サウンドバスターズ)
  • 殺陣 : 大穂恭平(レッド・エンタテインメント・デリヴァー)
  • キャラクター・V・アドバイザー : 馮啓孝
  • ヘアメイクデザイン : 染川沙矢香(アトリエレオパード)
  • 衣装 : 木村春子
  • 小道具 : 瀧田恵介
  • 制作 : 倉重千登世
  • プロデューサー : 網飛鳥
  • 監修 : 小学館
  • 企画・製作 : amipro

ほか

脚注[編集]

  1. ^ 『Shojo Beat』掲載タイトル
  2. ^ フェイルンハイのウーズンが「絶対彼氏。」を降板 レコードチャイナ(2011年4月19日)
  3. ^ 「編成上の理由」台湾ドラマ放送見合わせ 日刊スポーツ 2012年8月30日

外部リンク[編集]