素粒子 (朝日新聞)

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素粒子(そりゅうし)は、朝日新聞夕刊に連載されているコラム皮肉を含ませた社会風刺などを扱う。

朝日新聞の夕刊には1921年から「今日の問題」(のちに「三角点」に改題)という社会風刺コラムが連載されていた。それを引き継ぐ形で1959年4月から連載されて今日まで至っている。毎日新聞の「近事片々」(1952年連載開始)、読売新聞の「よみうり寸評」と並ぶ長寿コラムである。1996年までは同新聞編集委員の轡田隆史が担当し、しばしば本人の好きな豆腐にたとえた時事評論を執筆した。

「素粒子」の題字の字体は、第1回から現在に至るまで、変わらず続いている。

死に神発言[編集]

2008年(平成20年)6月18日、死刑囚13人の死刑執行を命じた法務大臣鳩山邦夫を「永世死刑執行人 鳩山法相。『自信と責任』に胸を張り、2カ月間隔でゴーサイン出して新記録達成。またの名、死に神」と表現。これに全国犯罪被害者の会が「犯罪被害者遺族の感情を逆撫でされる苦痛を受けた」と非難した。

6月30日に朝日新聞は「鳩山法相を中傷する意図はありませんでした」と回答したが、謝罪はしなかったため、被害者の会は「真正面から質問に応えることを避けている」として、再度質問状を朝日新聞社に送付した。問題の記事の掲載から1か月以上の8月1日、ようやく「適切さを欠いた表現だったといわざるを得ない」として自らの行動を反省し、事実上謝罪した。

被害者の会はこれを受け入れ、一連の記事を巡る動きは収束した。ただし、コラム自体は撤回しておらず、縮刷版からの削除等も行っていない。