紙衾

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紙衾(かみふすま)とは、和紙を原料とした寝具である。

和紙は元来、麻クズなどを原料として製造されたため、衣料や寝具への利用も可能で、平安中期に和紙が大量生産されたことから、文房具以外にも利用されるようになった。

紙衾は和紙を布団とした物で、中に綿や藁などを入れた物も作られた。

平安中期から江戸時代に至るまで、庶民の中でも概して貧しい人たちに広く使用されたが、丈夫で軽く、携帯に便利なため、武士俳人に愛好され、松尾芭蕉には『紙衾ノ記』という作品もある。