紀子の食卓

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紀子の食卓
Noriko's Dinner Table
監督 園子温
脚本 園子温
製作 鈴木剛
製作総指揮 諸橋裕
出演者 吹石一恵
つぐみ
吉高由里子
光石研
音楽 長谷川智樹
撮影 谷川創平
編集 伊藤潤一
製作会社 マザーアーク
配給 アルゴ・ピクチャーズ
公開 日本の旗 2006年9月23日
韓国の旗 2007年2月1日
アメリカ合衆国の旗 2007年6月13日
上映時間 159分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
前作 自殺サークル
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紀子の食卓』(のりこのしょくたく)は、2006年9月23日公開の日本映画

同監督の作品『自殺サークル』(2001年)のノベライズを依頼されたが、出版社から好きに執筆してよいということで書かれた『自殺サークル 完全版』が原作となっており、その後の世界が舞台となっている。正式な続編ではなく、単体でも問題なく鑑賞できるようになっている。

構想に時間をかけており、撮影期間は2週間という厳しいスケジュールだった。劇中の「廃墟ドットコム」は前作「自殺サークル」時に、実際に園子温が立ち上げた実在の掲示板である。

ストーリー[編集]

田舎に住む17歳の平凡な女子高生・島原紀子は、家族との関係に違和感を覚えていたが、ある日インターネットのサイト「廃墟ドットコム」を知る。彼女はそこで知り合った女性を頼って東京への家出を敢行、「レンタル家族」という虚構の世界で生きていくが…。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

受賞[編集]

備考[編集]

  • 紀子の奇妙な生活は、園の実体験に基づいている。園が高校卒業後に「東京に行けば女の子と遊べる」と、家出し上京。するとその日に20代の女性のナンパに成功。ホテルへ行くも、女性は刃物を取り出し、「私と一緒に死んでください」と言い出したという。当然死ぬ気はない園は女性に死ぬ理由を尋ねると、女性は結婚していたが、自身が不倫し、夫と離婚し、追い出されてしまい、自殺しようと思ったという。女性はいくら宥めても死のうとするため、女性が「あなたが夫の身代わりになって、私と一緒に実家に帰ってください。そうするなら死ぬことはやめます」と言われ、園は承諾し、2人で女性の実家へ行き、女性の母親と3人で一年間ほど生活した。さすがに生活に耐えきれなくなり、女性の母親が寝ている間に女性に「故郷に帰りたい」と切り出すと、女性もその頃には諦めがついたのか「そうよね…」とすんなり受け入れ、園に3万円を渡して、園は帰る事が出来た。しかし、園によれば「いつ殺されるか、自殺されるか、周囲にバレないかと毎日が緊迫した状態で、安らいだ気持ちも同情する気持ちも無く、断片的にしか覚えていない。4つの季節をなんとなく越えた事だけは覚えてる。」と語っている。
  • オーディションには沢尻エリカ北川景子もいたが、遅刻してセーラー服のまんま、頭をかきながら「えへへ」と笑っていた吉高由里子を園が気に入り、周囲の反対を押し切り、吉高を主人公にした。しかし案の定、吉高は演技がまだまだ下手であり、セリフの覚えも悪く、毎日怒鳴り散らしていた。ある時にはあまりにも上手く行かない吉高を「反省しろ!」と蔵に閉じ込めた事があり、吉高は子供のように泣きじゃくりながら「出して〜」と叫んだ事もあった。しかし、クランクアップの頃には、吉高はオーディションの頃とは別人のように演技が上達していたという。

関連書籍[編集]

外部リンク[編集]