粟巣野温泉

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栗巣野温泉
温泉情報
所在地 富山県富山市
座標 北緯36度34分47.82秒 東経137度26分8.15秒 / 北緯36.5799500度 東経137.4355972度 / 36.5799500; 137.4355972座標: 北緯36度34分47.82秒 東経137度26分8.15秒 / 北緯36.5799500度 東経137.4355972度 / 36.5799500; 137.4355972
交通 鉄道:富山地方鉄道富山地方鉄道立山線立山駅よりバスで約10分
泉質 アルカリ性単純硫黄泉
泉温(摂氏 44.2 °C
pH 9.8
浸透圧の分類 アルカリ性
宿泊施設数 1
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栗巣野温泉(あわすのおんせん)は、富山県富山市原にある温泉

泉質[編集]

源泉は旧粟巣野駅前の山側に位置している。源泉から温泉施設までは地下に埋設した保温管(距離1,000m、標高差130m、最湯低下2℃)によるエアーリフト方式で温泉を送湯する[3]

温泉地[編集]

立山連峰の山麓にある一軒宿の『ホテル森の風 立山』のみが存在する。経営元は株式会社日本ハウスホールディングス[4]。敷地面積112,000m2、延面積14,000m2[5]

日帰り入浴も受け付けている。

浴槽は、箱風呂、ジャグジー、寝湯、岩露天風呂など多様多種に備えている。ホテル内には本館と別に、温泉ではない露天風呂付き別邸「別邸四季彩」がある。

歴史[編集]

  • 1982年(昭和57年)、ワシデン工業により温泉掘削に着手[3]
  • 1984年(昭和59年)3月、掘削作業を終え、深度700mから毎分120リットルの温泉が自噴、新立山温泉と命名する。これを第3セクター立山山麓レクリエーション開発株式会社に1億5000万円で譲渡。それを厚生省(現・厚生労働省社会保険庁1986年(昭和61年)3月に所得[3]
  • 1986年(昭和61年)7月、着工、雪や諸般の事情で工事がやや遅れ、1988年(昭和63年)12月に竣工[5]
  • 1989年(平成元年)4月、休暇センターとしては全国14番目にあたる『富山厚生年金休暇センター』(ウェルサンピア立山[1])として開業[3]。総工費は50億円を超えた[5]
  • 2002年(平成14年)9月末、リニューアルのため一時休業[1]
  • 2003年(平成15年)3月29日、リニューアルオープン(岩風呂を新設)[6]
  • 2009年(平成21年)
    • 6月、一般競争入札で南洋ビルサービス(東京)が3億6,360万円で落札した。その後1億6,000万円かけて改装される[7]
    • 12月1日、『グランドサンピア立山』に改称しオープン。同時に運営も南洋ビルサービスの子会社アクシズ(東京)が行う。同日にレセプションパーティーを行い、12月2日より宿泊利用が可能となった[7]
  • 2014年(平成26年)
    • 7月下旬、グランドサンピア立山営業終了[8]
    • 7月31日、東日本ハウスがグランドサンピア立山を所有する南洋ビルサービスとの間で、同ホテルの譲渡契約を締結。北陸新幹線開業に伴う集客効果やリゾート施設の需要の高まりを見据え、所得を決めた[8]
    • 8月28日、現在の『ホテル森の風 立山』に改称[9][8]

アクセス[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f 『富山お湯道楽ふるこ~す』(2004年4月7日増補改訂、北日本新聞社)79頁。
  2. ^ 『富山いで湯風土記』(1989年4月1日、岡田正二著、北日本新聞社出版部発行)311 - 312頁。
  3. ^ a b c d 『富山いで湯風土記』(1989年4月1日、岡田正二著、北日本新聞社出版部発行)311頁。
  4. ^ 株式会社日本ハウス・ホテル&リゾート(公式)(2022年10月1日閲覧)
  5. ^ a b c 『富山いで湯風土記』(1989年4月1日、岡田正二著、北日本新聞社出版部発行)312頁。
  6. ^ 『富山市史 編年史<下巻>』(2015年3月20日、富山市発行)194頁。
  7. ^ a b 『北日本新聞』2009年12月22日付朝刊4面『グランドサンピア立山 来年改装オープン』より。
  8. ^ a b c 『北日本新聞』2014年8月5日付朝刊5面『大山のホテル「グランドサンピア立山」東日本ハウスが所得 リゾート需要見据え 内部改修 28日オープン』より。
  9. ^ 「グランドサンピア立山」が「ホテル森の風 立山」としてオープンしました(ホテル森の風立山公式、2022年10月1日閲覧)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]