粉飾

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粉飾(ふんしょく)とは、特に物事の表面・上辺を飾り立てたり、とりつくろう事である。

女性などが化粧を行う際、頬紅口紅)や白粉(おしろい)と言った粉状の化粧品を用いる事から、転じて、物事の見掛けを実際よりも優良に欺瞞する行為を粉飾と表現するようになったもの。

業績悪化や赤字などの、企業・組織やその経営陣にとって都合の悪い情報を外部の目から覆い隠すため、データを改竄(かいざん)したりして、見かけ上問題ないように装う(ドレッシングする)ことを表す経営会計用語。企業会計を粉飾する粉飾決算がその代表例である。

一方、業績が良いのを隠すのは「逆粉飾」と呼ばれる。ドレッシングとも呼ばれるほか、「ドレ」と略されることもある(隠語)。

例えば、カネボウの粉飾決算では、大規模な粉飾決算が行われ、会社の経営を危うくし、これに係わった帆足隆・元社長が有罪にとされたのみならず、中央青山監査法人が業務停止処分を受け、さらに所属の公認会計士が罪に問われる証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)ことになり、会計監査制度の見直しにも波及した。

手法としては、収益計上時期の繰上げ、架空売り上げ計上、不良在庫の隠匿、子会社関連会社との商品や売上代金・資金のキャッチボール、リース取引の操作などがある。

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