箱根ロープウェイ

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箱根ロープウェイ株式会社
Hakone Ropeway Inc.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
250-0045
神奈川県小田原市城山1丁目15番1号
設立 1959年4月2日
業種 陸運業
事業内容 索道業飲食業不動産業
代表者 取締役社長 齋藤康弘
資本金 1億円
従業員数 66名
主要株主 小田急箱根ホールディングス 100%
外部リンク www.hakoneropeway.co.jp
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停車場・施設・接続路線
箱根登山鉄道鋼索線
0.000 OH62 早雲山駅 高757m
uSTR
1.472 OH63 大涌谷駅 高1044m
uSTR
uBHF
2.737 OH64 姥子駅 高878m
uSTR
uKBHFe
4.005 OH65 桃源台駅 高741m
BOOT
箱根海賊船芦ノ湖遊覧船
箱根ロープウェイと箱根登山鉄道の路線のランドサット衛星写真。水色がロープウェイ、赤が箱根登山鉄道鉄道線、橙が鋼索線である。

箱根ロープウェイ(はこねロープウェイ)は、神奈川県足柄下郡箱根町早雲山駅桃源台駅を結ぶ全長約4kmの索道である。運営する鉄道会社は箱根ロープウェイ株式会社小田急グループの一社で、箱根観光の旅客輸送を行う。

概要[編集]

2004年12月18日をもって、六甲有馬ロープウェー(全長5km)が利用者減に伴い部分休止したため、以降は営業区間が日本一長い索道路線[注釈 1]であり、乗車人員は2008年度に201万を超え、2009年7月9日付でギネスのゴンドラ・リフト部門で世界一に認定されている。

2000年12月からの架け替え工事で、それまでのものとは構造を一新した新型ロープウェイとして、オーストリアやスイスで採用されている「複式単線自動循環式(DLM)フニテル」が導入された[1]。新型ロープウェイは、2本のロープでぶら下がったゴンドラが循環する形式であり、フニテルとは、屋根の左右にある握索装置の幅がゴンドラの幅よりも広いものを指す[1]。なお、「フニテル」とはフランス語のFuniculaire(鋼索鉄道)とTeleferique(架空索道)を組み合わせた造語であるとされる[1]。フニテルは風に強いとされ、運休基準となる風速は毎秒20mから30mに引き上げ、従来は年間30日ほどあった運休日を15日程度に抑えられそうだとされる。

新型ロープウェイには、スイスCWA製のゴンドラ(定員18人)が50台設置されている。また、ゴンドラ、駅舎ともにバリアフリー対応になり、車椅子でも利用できる。架け替え後の年間送客数は5万人増の155万人を目指している。なお、ゴンドラに動力はなく、大涌谷駅と姥子駅のモーター(原動設備)でロープを操作している[1]。終点駅である早雲山駅と桃源台駅には、ロープを引いて調節する緊張設備がある[1]。ロープは直径48mmであり、1本のロープを端でつなぎ合わせている[1]

なお、架け換え時期の違いから、早雲山 - 大涌谷間と大涌谷 - 桃源台間では、ゴンドラのドアなどに若干の差異がある[1]

歴史[編集]

1959年(昭和34年)12月6日、富士箱根伊豆国立公園の企画として開業[1]

1960年(昭和35年) 9月7日、大涌谷駅から桃源台駅までが開業し、全線開業となる[1]

2000年当時、設備全体が老朽化したことと、箱根の観光客が増えたためにロープウェイの輸送能力(当時は975人/時)が不足し、乗車待ちに1、2時間かかることもみられるようになったことから、ロープウェイの架け替えの検討が始まった[1]

検討の結果、箱根の気象に最も適していること、駅下部に動力機構を置くため耐震性に優れていること、屋根から左右に装置を取りつけて2本のケーブルを利用するため風に対する高い安定性を誇ることなどから、オーストリアやスイスで採用されていた複式単線自動循環式(DLM)フニテルの採用が決まった[1]

2000年(平成12年)1月28日、新型ロープウェイに架け替える工事を行うため、代行のバスが運航開始(3月2日まで)。

2000年12月から総工費約70億円をかけて、鉄塔解体、新設、駅舎改修などが行われた。スイスCWA製のゴンドラ(定員18人)が全線に50台設置され、各駅で1分間隔の運行で、輸送力は1時間当たり975人から1440人に48%増となった。所要時間は架け替え前と比較して早雲山 - 大涌谷間で1分短縮の約8分、大涌谷 - 桃源台間で5分短縮の約15分となった。

2002年(平成14年) 6月1日、早雲山駅から大涌谷駅まで、新型ロープウェイの運行が始まった[1]

2006年(平成18年) 6月1日、大涌谷駅から桃源台駅を新型ロープウェイに架け替える工事を行うため、代行のバスが運航開始(2007年(平成19年)5月31日まで)。

2007年(平成19年) 6月1日、大涌谷駅から桃源台駅まで、新型ロープウェイの運行が始まった[1]

2009年(平成21年)7月9日、ギネスのゴンドラ・リフト部門で世界一に認定された。

  • 2015年(平成27年)
    • 5月6日: 気象庁により箱根山噴火警戒レベル2に指定[2]されたことに伴い、早雲山 - 大涌谷間、大涌谷 - 桃源台間の全線で運転見合わせ[3][4][5]
    • 5月20日:全線運転見合わせの長期化に伴い、早雲山 - 姥子 - 桃源台で代行バスの運行開始[3][6]
    • 6月30日:午後0時30分に噴火警戒レベルが3になったことを受け、代行バスは運休となった[7]

運転方式[編集]

駅一覧[編集]

  • 駅番号は、2014年1月より順次導入[8]
  • 全駅箱根町に所在。
  • 早雲山駅 - 大涌谷駅間と大涌谷駅 - 桃源台駅間に分けて新型ロープウェイに更新されたため、更新工事開始の2000年1月から乗換えが必要となった。
駅番号 駅名 標高 (m) 駅間距離 (m) 累計距離 (m) 接続路線・備考
OH62 早雲山駅 757 - 0 箱根登山鉄道鋼索線(箱根登山ケーブルカー) (OH62)
OH63 大涌谷駅 1,044 1,472 1,472 早雲山駅方面と桃源台駅方面は大涌谷駅で乗換
OH64 姥子駅 878 1,265 2,737  
OH65 桃源台駅 741 1,268 4,005 箱根観光船:箱根海賊船(桃源台港) (OH65)
伊豆箱根鉄道芦ノ湖遊覧船(湖尻港)

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 季節営業のスキーリフト・ゴンドラを含めると全長約5.5kmのドラゴンドラプリンスホテル)が日本最長となる。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m “箱根ロープウェイをもっと知ろう!”. 箱根ロープウェイ. http://www.hakoneropeway.co.jp/about/ 2015年5月13日閲覧。 
  2. ^ 火山名 箱根山 噴火警報(火口周辺)平成27年5月6日06時00分 気象庁地震火山部
  3. ^ a b 澤晴夫(2015年5月21日). “箱根山:ロープウェイの代行バスが運行 早雲山−桃源台”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  4. ^ “箱根ロープウェイ 代行バス運行開始”. 中日新聞 (中日新聞社). (2015年5月20日)
  5. ^ 箱根山、火口周辺警報=小噴火の恐れ、初のレベル2-大涌谷付近に避難指示”. 時事ドットコム (2015年5月6日). 2015年5月13日閲覧。
  6. ^ 貸切バスによる箱根ロープウェイの代行バス運行開始について”. 箱根ロープウェイ (2015年5月15日). 2015年5月20日閲覧。
  7. ^ 観光客の皆さまへ(箱根町企画観光部観光課)
  8. ^ 小田急線・箱根登山線・箱根ロープウェイ・箱根海賊船にて2014年1月から駅ナンバリングを順次導入します! (PDF) - 小田急電鉄、2013年12月24日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]