水と緑の健康都市

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箕面森町中心部
箕面市立止々呂美小学校・中学校(とどろみの森学園)
箕面森町の遠望
箕面森町を通過する止々呂美東西線

水と緑の健康都市(みずとみどりのけんこうとし)は、大阪府箕面市止々呂美付近に造成される大規模郊外型ニュータウンである。全体の計画面積は314ヘクタールとなっている。町の愛称は公募により、「箕面森町(みのおしんまち)」に決定された[1]

2007年10月1日に第1期整備事業の100ヘクタールが完成し、それに先立つ9月29日に街開き式典を行った。以降は第1期整備事業地区のほとんどの街区に立ち入ることが可能になっている。地区の中心には「箕面森町地区センター」があり、バスターミナルやバス待合室、コンビニエンスストア、駐輪場及び駐車場などが併設されている。

水と緑の健康都市における施設の整備、運営・維持管理は同じくPFI事業者である「PFI 水と緑の健康都市株式会社」[2]が行っている。

位置・周辺概要[編集]

千里中央(大阪府副都心)から箕面有料道路を経由して車で約15分の位置にある。街の南部には国道423号が通っており池田市亀岡市にも近い。付近には豊能町北大阪ネオポリスや光風台、東ときわ台、大和団地阪急ネオポリス)・多田グリーンハイツ(川西市)、阪急日生ニュータウン猪名川パークタウン猪名川町)などの郊外型ニュータウンがある。また能勢電鉄ときわ台駅へも車で数分の距離にある。箕面有料道路の出入り口には新名神高速道路の「箕面とどろみインターチェンジ」が併設されている。

公共交通機関[編集]

中心部にある箕面森町地区センターバス停に停車する広告ラッピングバス

2011年現在、周辺地域を走っている阪急バスが、箕面森町近隣公園前~箕面森町地区センター~千里中央駅の路線と、箕面森町地区センターと光風台駅方面とを結ぶ路線を運行している。また、豊能町東西バスが一日数便、ときわ台駅から箕面森町を経由して豊能町役場・阪急バス豊能営業所前まで町内バス(運行は阪急バスが担当)を開設している。

なお、阪急池田駅発の阪急バス「余野」行・「牧」行および「希望ヶ丘四丁目」行に乗車し(1~3便/時)、「中止々呂美」で下車すると、千里中央からのバスに乗り換えができるほか、急坂ではあるが徒歩15分程度で箕面森町地区に行くことも可能である。

歴史[編集]

千里中央駅とを結ぶバスは2007年10月1日より街区の入り口にあたる箕面森町地区センターまでの間で暫定運行を開始した。2008年3月20日(木)より本格運行を開始し、増発および停留所が新設(とどろみの森学園前)された。2009年4月1日(水)に再度増便された。当初バスは地区センターより先の街区内には乗り入れなかった(道路にはバス停を将来開設できるスペースが用意されていた)が、2010年3月20日から再々度の増便に合わせて昼間のすべてのバスと朝晩の一部のバスが街区内を経由してバス出張所に近い「箕面森町近隣公園前」まで運行されるようになった。

教育・保育施設[編集]

公立小中学校については箕面市と大阪府が協同で小中一貫校PFI形式で建設(三菱UFJリース主体)し、2008年4月に箕面市立止々呂美小学校・中学校の止々呂美旧集落地区からの移転という形で開校した。愛称は「とどろみの森学園」である。幼稚園はまちびらき当初は地区内には存在せず、止々呂美旧集落地区の小中学校の校地跡隣接地に立地する市立「とどろみ幼稚園」に通うことになったが、2011年4月にとどろみの森学園敷地内に幼稚園・保育所の併設された幼保連携型の私立認定こども園の「みすず学園森町こども園」(みすず学園森町幼稚園・みすず学園森町保育園)が開設され、引き換えにとどろみ幼稚園は閉園となった。なお、バス通園は複数の私立幼稚園が実施している。

保育施設は、みすず学園森町保育園開設までの「つなぎ」として、認定こども園を運営する社会福祉法人が2009年6月から「箕面森町地区センター」内に簡易保育所である「みすず学園森町保育園」を開設していた。

学校法人履正社は箕面森町に、スポーツ指導者やトレーナーを養成するコースを持つ大学である(仮称)履正社大学を設置することとなり、2015年4月開校を目指して整地などの工事が始まっていたが、その後計画が無期限延期され、代わりにスポーツ関連の専門学校を設置することになった[3]。結局、2016年6月に履正社医療スポーツ専門学校の箕面キャンパスとなり、2017年4月には系列の履正社スポーツ専門学校 北大阪校として開校した。

箕面森町内にスーパーマーケット等の中型以上の商業施設は存在せず、もっとも近いスーパーマーケットは北に2kmほど行ったときわ台地区にある。将来に備え阪急バス操車場の隣に商業施設の用地は確保されている。コンビニエンスストアは以前は地区内にコミュニティストアがあったが閉店し、代わりにファミリーマートが開業している。地区に入る手前の箕面森町南入口の病院の隣の国道423号沿いにセブン-イレブンも開業している。

郵便局はときわ台地区にある郵便局か、止々呂美旧集落地区にある箕面市役所止々呂美支所に併設された簡易郵便局を利用する。郵便局を除く最寄りの金融機関窓口はときわ台地区にある池田泉州銀行ときわ台支店(旧:池田銀行支店『』)である。

医療施設[編集]

箕面森町の南側入口脇にある病院や、ときわ台・光風台地区にある診療所を利用することになる。

動物病院は既に箕面森町内に開設されている。

ケーブルテレビ[編集]

箕面森町エリアはテレビ難視聴地域になるため、箕面森町内における難視聴対策ケーブルテレビ事業者の公募が行われた。事業者選定の結果、2月7日eo光テレビの進出が決定したと発表された(公募ではJ:COM北摂も応募したが、価格面・工事面などでeo光テレビに敗北した)。ただ、J:COM北摂の同エリアへの進出については未定である。

議論[編集]

計画縮小[編集]

オオタカの営巣発見やバブル崩壊などで全体の計画規模が縮小された。また本計画の核となるはずだった余野川ダム建設が行政の歳出削減の一環で凍結されることになり、箕面森町の居住人口予測は16,500人から9,600人へと変更された。また、第2期の造成は開始されたものの、第3期以降については中止される可能性が出てきている。

河川流量への影響[編集]

箕面森町と箕面新都心とを結ぶ箕面グリーンロード(こちらも参照の事)を建設し、箕面滝ほか地上河川の流量に影響するとして[4]、建設時に湧き出た湧き水をポンプにより送水している。

赤字の可能性[編集]

さらに大阪府住宅供給公社保有土地の資産評価がバブル崩壊により、一気に下がったため、見積もり通りに土地が売れたとしても、事業全体で赤字が750億円となる可能性がある[5]

その他[編集]

箕面森町計画には、豊能町が長年計画していた豊能町の東地区と西地区を結ぶ「東西連絡道路」の意味合いを持った止々呂美東西線[6]の計画も盛り込まれている。 豊能町西部の能勢電鉄妙見線沿線地域と役場のある東部とは道路で直接つながっておらず、かつては東西両地区を行き来するには数km迂回北上して妙見山北側の野間峠(大阪府道4号茨木能勢線)を通るか南下して池田市伏尾台地区を通るしか無かった。しかし、この道路が箕面有料道路と同日の2007年5月30日に開通したことで、両地区の距離は半分程度に短縮された。

また、ときわ台や光風台等、豊能町西地区にとっても箕面グリーンロードと合わせ利用することで、従来の国道477号線阪神高速道路11号池田線のルートに比べて大阪都心部への距離や所要時間が短縮された。

脚注[編集]

  1. ^ なお、計画当初はその都市の性質からエイジレスタウン(エイジレス=「年を取らない」が原意、「年齢による障壁のない用具や社会システム」などの意味もある)とも呼ばれていた。
  2. ^ 株式会社大林組積水ハウス株式会社株式会社東急コミュニティーの3者により出資・設立され、2005年7月に設立された。[1]
  3. ^ 箕面市公式HP
  4. ^ MBS「VOICE」リンク切れ
  5. ^ 産経新聞関西版リンク切れ
  6. ^ 路線名はで確認できる箕面グリーンロードのパンフレット(PDF)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]