笹公人

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笹 公人
ささ きみひと
誕生 (1975-07-08) 1975年7月8日(48歳)
日本の旗 日本東京都
職業 歌人ミュージシャン
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 文化学院
ジャンル 短歌
主な受賞歴 未来年間賞(2004年)
デビュー作念力家族
所属 未来短歌会
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笹 公人(ささ きみひと、1975年7月8日 - )は、歌人並びにミュージシャン東京都出身・在住。文化学院文学科卒業。大正大学客員准教授[1]。文化学院講師。NHK学園講師。現代歌人協会理事[2]日本文藝家協会会員。

来歴[編集]

戦国時代の武将可児吉長末裔[3]。同じく末裔であるゲームデザイナーイシイジロウとは、曽祖父どうしが兄弟という関係にあたる[3]

中学生の頃にYMOの影響を受けて音楽に目覚め、高校生の頃に寺山修司の影響を受け短歌の作歌を始める。大林宣彦監督映画のファンで、大学入試に失敗して二浪したときに尾道市に傷心旅行に行った際に、たまたま大林本人と遭遇した[4]。学生時代にテクノバンド「宇宙ヤング」を結成し、ボーカル作詞作曲を担当する。文化学院では芥川賞作家の田久保英夫に弟子入りして小説を創作。

1998年、「宇宙ヤング」はローランド・バンド・パラダイスでオーディエンス大賞を受賞したのを機にCDデビューをするも、『短歌朝日』(前登志夫・選)、角川『短歌』(佐佐木幸綱・選)誌上で作品が特選に選ばれるなど高い評価を受け、短歌に専念するため解散する。その後はアイドルソングの作詞などで音楽に関わる。1999年より未来短歌会にて岡井隆に師事。「宇宙ヤング」は2001年に、キーボードプログラミング・作曲・編曲担当のHIDE-AKIを加え、再結成した。高橋名人のライブ「高橋名人のBugってナイト」をプロデュースして話題となる。

2003年、第一歌集『念力家族』刊行。翌年、未来年間賞受賞。同年に『念力家族』が「爆笑できる短歌集」として皆神龍太郎によって『トンデモ本の世界T』にて紹介される[5]。それ以降、歌壇内に留まらない幅広い読者層を獲得している。2008年の第三歌集『抒情の奇妙な冒険』は早川書房からハヤカワSFシリーズ Jコレクションの一巻として刊行されるなど、歌集出版とはあまり縁のない出版社(KKベストセラーズ幻冬舎扶桑社など)の著書が多く、ユニークな立ち位置にある歌人である。

2005年10月16日には、NHK総合日曜スタジオパークレイザーラモンHGのいでたちで出演し、話題になった[6]

2012年10月より、歌誌「未来」選者に就任[7]。門下には林みつえこ(小林光恵)、KICK☆など。

2022年NHK短歌選者(第2週担当)[8]

著書[編集]

単著[編集]

共著[編集]

監修[編集]

編纂[編集]

原案[編集]

ラジオ[編集]

テレビ[編集]

雑誌連載[編集]

など、6つの雑誌で連載を持っている。

代表歌[編集]

「宇宙ヤング」としての主な曲[編集]

  • あいつはクイズ王
  • ハートに16連射(高橋名人とのデュエット曲)
  • さよなら未来ガール
  • 君は仮装大将☆
  • ファミってオールナイト
  • Karen

映画[編集]

なお、映画パンフレットには、本作品を歌った歌5首と、大林映画に関する歌3首を載せている。

脚注[編集]

外部リンク[編集]