第81回選抜高等学校野球大会

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日本の旗 第81回選抜高等学校野球大会
試合日程 2009年3月21日 - 4月2日
出場校 32(一般枠・神宮枠:29、21世紀枠:3)校
優勝校 清峰長崎、初優勝)
試合数 31試合
開会式司会 薄井しお里茨城日立二3年)
副島萌生青森弘前2年)
入場行進曲キセキ」(GReeeeN
国歌独唱 横山和美(東京東洋英和女学院2年)
選手宣誓 高市廉(愛媛今治西
始球式 塩谷立文部科学大臣
閉会式司会 副島萌生(青森・弘前新3年)
総入場者数 約435,000人(1試合平均14,032人)
大会本塁打 13本塁打
 < 20082010 > 
選抜高等学校野球大会
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第81回選抜高等学校野球大会(だい81かい せんばつこうとうがっこうやきゅうたいかい)は、2009年3月21日から4月2日までの13日間にわたって阪神甲子園球場で行われた、選抜高等学校野球大会である。3月21日からの開催は、大会史上最も早い開幕となる。

概要[編集]

この大会よりベースコーチヘルメットの着用が義務化される。

日程[編集]

放送[編集]

  • この大会よりMBSラジオの中継規模縮小(MBSテレビと同様に、準決勝と決勝の生中継のみに留め、他の日は通常番組を放送しながら毎日新聞他各社協賛のミニダイジェスト番組で補完。NHK各チャンネルは従来どおりの生中継を維持)。

出場校[編集]

北海道
東北
関東
東京
東海
北信越
近畿
中国
四国
九州
21世紀枠(3校)

試合結果[編集]

1回戦 - 準決勝[編集]

1回戦 2回戦 準々決勝 準決勝
                           
3月21日(1)・延長12回            
 金光大阪 10
3月27日(2)
 倉敷工 11x  
 倉敷工 5
3月21日(2)
   中京大中京 6  
 中京大中京 5
3月30日(1)
 神村学園 1  
 中京大中京 5
3月21日(3)
   報徳学園 6  
 光星学院 1
3月27日(3)
 今治西 2x  
 今治西 2
3月23日(1)
   報徳学園 15  
 高崎商 0
4月1日(1)
 報徳学園 2  
 報徳学園 1
3月23日(2)
   清峰 4
 清峰 4
3月28日(1)
 日本文理 0  
 清峰 1
3月23日(3)・延長15回
   福知山成美 0  
 福知山成美 5
3月30日(2)
 国士舘 2  
 清峰 8
3月24日(1)
   箕島 2  
 開星 4
3月28日(2)・延長11回
 慶応 1  
 開星 3
3月24日(2)
   箕島 4  
 箕島 7
 大分上野丘 3  
1回戦 2回戦 準々決勝 準決勝
                           
3月24日(3)            
 西条 0
3月28日(3)・延長10回
 PL学園 1  
 PL学園 1
3月25日(1)
   南陽工 2  
 南陽工 4
3月31日(1)
 前橋商 3  
 南陽工 3
3月25日(2)
   花巻東 5  
 花巻東 5
3月29日(1)
 鵡川 0  
 花巻東 4
3月25日(3)
   明豊 0  
 明豊 5
4月1日(2)
 下妻二 2  
 花巻東 5
3月26日(1)・延長10回
   利府 2
 富山商 2
3月29日(2)
 興南 0  
 富山商 2
3月26日(2)
   早稲田実 9  
 天理 3
3月31日(2)
 早稲田実 4x  
 早稲田実 4
3月26日(3)
   利府 5  
 習志野 5x
3月29日(3)
 彦根東 4  
 習志野 1
3月27日(1)
   利府 2x  
 利府 10
 掛川西 4  

決勝[編集]

4月2日

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
清峰 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 7 1
花巻東 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 7 2
  1. (清) : 今村 - 川本
  2. (花) : 菊池 - 千葉
  3. 審判:球審…長谷川、塁審…野口・池・三宅
  4. 試合時間:1時間54分

大会本塁打[編集]

  • 第1号:石井友弘(金光大阪)
  • 第2号:三村延寛(倉敷工)
  • 第3号:大畑建人(神村学園)
  • 第4号:今村猛(清峰)[注 1]
  • 第5号:小野田俊介(早稲田実)
  • 第6号:福田将儀(習志野)
  • 第7号:内山直哉(掛川西)
  • 第8号:江塚諭(掛川西)
  • 第9号:平本龍太郎(報徳学園)
  • 第10号:平本龍太郎(報徳学園)
  • 第11号:猿川拓朗(花巻東)
  • 第12号:山嵜健太郎(清峰)
  • 第13号:遠藤聖拓(利府)

記録[編集]

個人記録[編集]

記録 選手名 所属校 対戦相手 補足
1試合最多塁打 16 平本龍太郎 報徳学園 2回戦・今治西戦 大会新記録[注 2]
1試合最多安打 6 平本龍太郎 報徳学園 2回戦・今治西戦 大会タイ記録(3人目)
1試合最多本塁打 2 平本龍太郎 報徳学園 2回戦・今治西戦 大会タイ記録(17人目)
1大会最多連続安打 8 平本龍太郎 報徳学園 大会タイ記録(3人目)
1大会通算最多塁打 21 平本龍太郎 報徳学園 大会新記録

主な出場選手[編集]

2010年度入団[編集]

投手

内野手

2011年度入団[編集]

投手

捕手

外野手

2014年度入団[編集]

投手

内野手

2015年度入団[編集]

投手

外野手

エピソード[編集]

  • 選抜大会初出場は花巻東、利府、下妻二、福知山成美、開星の計5校であるが、利府を除く4校は夏の出場経験があり、春夏通じての初出場校は利府のみとなる。これは選抜大会史上最少である(同様の例として、2007年夏楊志館が挙げられる)。
  • 優勝した清峰は長崎県勢として、春夏通じて初の全国優勝。これで、九州勢で甲子園優勝経験がないのは宮崎県のみとなった[注 3]
  • 花巻東は岩手県勢として、春夏通じて初の決勝戦へと駒を進めた。これで、東北勢で春夏通じて甲子園での決勝進出がないのは山形県のみとなった[注 3]
  • 花巻東の決勝進出は地元では「奇跡」と取り上げられるほどのことだった。
  • センバツにおける公立高校の優勝は、1995年第67回大会優勝の観音寺中央以来、14年ぶり。

表彰[編集]

  • 主催社である毎日新聞社 社長から優勝校に優勝旗、優勝杯、優勝メダル。準優勝校には準優勝旗、準優勝メダルが授与される。 参加選手には参加章が授与される。
  • 一般選考、21世紀枠、明治神宮野球大会枠ですべての選考から漏れたとしても、「補欠校」として毎日新聞社から記念ボールが贈呈される。 出場校には後日、センバツ旗が贈られる。
  • センバツ出場校での人文字(航空写真)撮影後、毎日新聞社のヘリコプターから毎日新聞社 社長のメッセージ、記念ボールなど記念品などがヘリコプターから投下される。
  • 3月に毎日新聞大阪本社で行われる組み合わせ抽選会の全試合の抽選終了後、出場32校の主将による選手宣誓の抽選で「選手宣誓」と書かれたくじを引いた主将には主催の毎日新聞社から記念品が贈られる。

大会での出来事・トラブル[編集]

  • 開幕カードの金光大阪倉敷工戦において、誤審によってサヨナラ勝ちが不成立になるという一幕があった。9-9で同点の9回裏1死三塁の状況で倉敷工はスクイズを敢行、打球を処理した金光大阪の投手捕手にトスしたものの、捕手は本塁に滑り込む三塁ランナーにタッチしようとした際に落球してしまい空タッチになった。本来ならこの時点で倉敷工のサヨナラ勝ちとなるはずだったが、落球を見落とした球審はタッチアウトを宣告。落球を訴える倉敷工側の抗議でも判定は覆らず、サヨナラは不成立となった。試合は延長戦を経て倉敷工が勝ったため勝敗が変わることはなかったが、大会本部には判定への抗議の電話が寄せられた[1]
  • 報知新聞社から執筆依頼を受け、取材用の記者章を一時交付されていた福岡第一高校元監督が、返却前にカラーコピーしておいた記者章を利用して早めに甲子園に入場し、知人の座席を確保していたことが発覚。コピーした記者章を回収されるとともに、報知新聞社から契約を解除されるという事件が起きた[2]
  • 出場校の一つである利府高のベンチ入り選手の一人が、インターネットブログ上に、対戦相手校(1回戦:掛川西)の選手を中傷する書き込みを行っていたことが発覚。高野連の厳重注意を受けて同校の野球部長が辞任した[3]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 大会第4号のソロ本塁打は、春の甲子園が甲子園球場での開催となった第2回大会より通算600号となる本塁打である(第1回大会を含めると、通算612号)。
  2. ^ 本塁打2本、三塁打2本、単打2本での達成。二塁打があれば、30年ぶり2人目のサイクル安打達成となっていた。
  3. ^ a b この大会終了時点で春夏通じて甲子園での決勝進出がないのは、山形県・宮崎県のほか新潟県(ベスト4も未進出だったが同年夏に達成)・山梨県・富山県・島根県の6県である。優勝なしまで含めると、東北6県全て・石川県・福井県・滋賀県・鳥取県も加わる。

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]