第24回東京国際映画祭
オープニング |
『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』 『1911』 |
---|---|
クロージング | 『マネーボール』 |
会場 | 日本 東京(六本木・日比谷) |
創設 | 1985年 |
受賞 | 『最強のふたり』 |
賞名 | 東京サクラグランプリ |
主催者 | 公益財団法人ユニジャパン(第24回東京国際映画祭実行委員会) |
上映作品数 | 103本(公式部門 上映長編)他 |
期間 | 2011年10月22日 - 30日 |
ウェブサイト | http://2011.tiff-jp.net/ |
東京国際映画祭開催史 |
第24回東京国際映画祭(だい24かいとうきょうこくさいえいがさい)は、2011年10月22日(土)から10月30日(日)の9日間に開催された東京国際映画祭。
概要
[編集]東京の六本木と日比谷で開催された。六本木が主要会場になるのは、第17回(2004年)から8回連続。日比谷で開催されるのは初めて。複数の街で開催されるのは、第21回(2008年)以来3年ぶり。会場にはTOHOシネマズ六本木ヒルズ、シネマート六本木、TOHOシネマズシャンテの3つの映画館が使われ、コンペティション、特別招待作品、アジアの風、日本映画・ある視点、WORLD CINEMA、natural TIFFの計6部門と特別上映などが行われた。
第24回東京国際映画祭の実施内容は、2011年8月1日に映画祭実行委員会により発表された。「信じよう。映画の力。」を合言葉にすることなどが発表された。
第24回東京国際映画祭の概要は、2011年9月21日に発表された。発表されたコンペティション部門の審査員は、審査委員長のエドワード・R・プレスマン(映画プロデューサー)のみだった。依田巽(東京国際映画祭チェアマン)は、審査員選びに苦労している理由として、東北地方太平洋沖地震による震災・原発事故があるとの推測を述べた。
公式オープニング作品は3D作品『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』、特別オープニング作品は『1911』、公式クロージング作品は『マネーボール』。
グリーンカーペットが、第21回(2008年)〜第23回(2010年)同様にオープニング・イベントにおいてレッドカーペットの代わりに用いられた。しかし、東北地方太平洋沖地震による発電・送電網への被害による電力不足もあり、グリーン電力による上映は行われなかった。
この第24回から、ソーシャル・ネットワーキング・サービスのFacebookに東京国際映画祭の公式アカウントが作られ [1]、動画共有サービスのUstreamにも東京国際映画祭の公式チャンネルがオープンした。
映画離れが進んでいるといわれる若年層へのアピールのため、この第24回から、当日学生料金が500円(オープニング・クロージング作品は除く)となり、映画祭を応援する TIFF BOYS(3名)と TIFF学生応援団(7名)が結成された。前売料金と一般の当日料金は1000円・1300円・1800円・2500円であったが、上映当日に劇場窓口で朝から販売される当日券に限り、学生料金は半額以下の500円となった。
第19回〜第23回同様に、すべての上映で当日券が販売された(前売券が完売した回も含む)。
最終日には、コンペティション部門グランプリ受賞作の上映が行われるが、この第24回からは観客賞受賞作品も最終日に上映されるようになった。
コンペティション部門のプログラミング・ディレクターは矢田部吉彦。アジアの風部門は石坂健治。
上映作品
[編集]ワールド・プレミアは世界初上映、インターナショナル・プレミアは本国以外で初上映、アジアン・プレミアはアジアにて初上映となったことを意味する。
コンペティション部門
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
---|---|---|---|---|
アルバート・ノッブス [2] (アルバート氏の人生) |
Albert Nobbs | ロドリゴ・ガルシア | アイルランド | 最優秀女優賞 受賞 アジアン・プレミア上映 2013年1月に日本で劇場公開 |
より良き人生 [3] (よりよき人生) |
A Better Life (Une Vie Meilleure ) |
セドリック・カーン | フランス | アジアン・プレミア上映 2013年2月に日本で劇場公開 |
羅針盤は死者の手に [4] | The Compass is Carried by the Dead Man (La brújula la lleva el muerto ) |
アルトゥーロ・ポンス | メキシコ | ワールド・プレミア上映 |
デタッチメント [5] | Detachment | トニー・ケイ | アメリカ合衆国 | 最優秀芸術貢献賞 受賞 アジアン・プレミア上映 |
ヘッドショット [6] | Headshot (ฝนตกขึ้นฟ้า ) |
ペンエーグ・ラッタナルアーン | タイ | アジアン・プレミア上映 |
ホーム [7] | Home (Yurt ) |
ムザッフェル・オズデミル | トルコ | インターナショナル・プレミア上映 |
J.A.C.E./ジェイス [8] | J.A.C.E. (J.A.C.E. ) |
メネラオス・カラマギョーリス | ギリシャ ポルトガル マケドニア トルコ オランダ |
ワールド・プレミア上映 |
転山 [9] | KORA (转山 ) |
ドゥ・ジャーイー | 中華人民共和国 | 最優秀芸術貢献賞 受賞 ワールド・プレミア上映 |
プレイ [10] | Play (PLAY ) |
リューベン・オストルンド | スウェーデン デンマーク フランス |
最優秀監督賞 受賞 アジアン・プレミア上映 |
夢遊 スリープウォーカー [11] | Sleepwalker (夢遊 ) |
オキサイド・パン | 香港 中華人民共和国 |
ワールド・プレミア上映 東京国際映画祭コンペティション部門初の3D上映作品 |
別世界からの民族たち [12] | Things from Another World (Cose Dell'Altro Mondo ) |
フランチェスコ・パティエルノ | イタリア | インターナショナル・プレミア上映 |
トリシュナ [13] | Trishna | マイケル・ウィンターボトム | イギリス | アジアン・プレミア上映 |
最強のふたり [14] | Untouchable (INTOUCHABLES ) |
エリック・トレダノ オリヴィエ・ナカシュ |
フランス | 東京 サクラ グランプリ 受賞 最優秀男優賞 受賞 アジアン・プレミア上映 2012年9月1日に日本で劇場公開 |
ガザを飛ぶブタ [15] | When Pigs Have Wings (Le Cochon de Gaza ) |
シルヴァン・エスティバル | フランス ベルギー |
観客賞 受賞 インターナショナル・プレミア上映 |
キツツキと雨 [16] | The Woodsman and the Rain | 沖田修一 | 日本 | 審査員特別賞 受賞 ワールド・プレミア上映 2012年2月11日に日本で劇場公開 |
特別招待作品
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
---|---|---|---|---|
三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 [17] | THE THREE MUSKETEERS | ポール・W・S・アンダーソン | ドイツ フランス イギリス |
公式オープニング作品 3D上映 2011年10月28日に日本で劇場公開 |
マネーボール [18] | MONEYBALL | ベネット・ミラー | アメリカ合衆国 | 公式クロージング作品 2011年11月11日に日本で劇場公開 |
1911 [19] | 1911 (辛亥革命 ) |
ジャッキー・チェン | 中華人民共和国 香港 |
特別オープニング作品 2011年11月5日に日本で劇場公開 |
アントキノイノチ [20] | Life Back Then | 瀬々敬久 | 日本 | 2011年11月19日に日本で劇場公開 |
永遠の僕たち [21] | Restless | ガス・ヴァン・サント | アメリカ合衆国 | 2011年12月23日に日本で劇場公開 |
カルテット! [22] | Quartet! | 三村順一 | 日本 | 2012年1月7日に日本で劇場公開 |
麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜 [23] | The Wings of the Kirin | 土井裕泰 | 日本 | ワールド・プレミア上映 2012年1月28日に日本で劇場公開 |
ケイヴ・オブ・フォゴットゥン・ドリームス(原題) [24] (世界最古の洞窟壁画 3D 忘れられた夢の記憶) |
Cave of Forgotten Dreams | ヴェルナー・ヘルツォーク | アメリカ合衆国 | 3D上映 2012年3月3日に日本で劇場公開 |
ゲーテの恋 〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜 [25] | Young Goethe In Love (Goethe! ) |
フィリップ・シュテルツェル | ドイツ | 2011年10月29日に日本で劇場公開 |
コーマン帝国 [26] | Corman's World: Exploits of a Hollywood Rebel | アレックス・ステイプルトン | アメリカ合衆国 | 2012年4月7日に日本で劇場公開 |
サラリーマンNEO 劇場版(笑) [27] | Japanese Salaryman NEO | 吉田照幸 | 日本 | 2011年11月3日に日本で劇場公開 |
新少林寺/SHAOLIN [28] | Shaolin (新少林寺 ) |
ベニー・チャン | 香港 中華人民共和国 |
2011年11月19日に日本で劇場公開 |
ステキな金縛り [29] | A Ghost of a Chance | 三谷幸喜 | 日本 | インターナショナル・プレミア上映 2011年10月29日に日本で劇場公開 |
セイジ ―陸の魚― [30] | FISH on LAND | 伊勢谷友介 | 日本 | 2012年2月18日に日本で劇場公開 |
第7鉱区 [31] | SECTOR 7 (7광구 ) |
キム・ジフン | 大韓民国 | アジアン・プレミア上映 3D上映 2011年11月12日に日本で劇場公開 |
ハードロマンチッカー [32] | Hardromanticcer | グ・スーヨン | 日本 | 2011年11月26日に日本で劇場公開 |
ハラがコレなんで [33] | MITSUKO DELIVERS | 石井裕也 | 日本 | 2011年11月5日に日本で劇場公開 |
ハルのふえ [34] | Hal's Flute | 川又浩 | 日本 | ワールド・プレミア上映 中編映画(48分) |
Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち [35] | PINA (PINA ) |
ヴィム・ヴェンダース | ドイツ フランス イギリス |
3D上映 2012年2月25日に日本で劇場公開 |
ブリューゲルの動く絵 [36] | THE MILL & THE CROSS | レフ・マイェフスキ | ポーランド スウェーデン |
アジアン・プレミア上映 2011年12月17日に日本で劇場公開 |
マジック・ツリーハウス [37] | Magic Tree House | 錦織博 | 日本 | ワールド・プレミア上映 2012年1月7日に日本で劇場公開 |
指輪をはめたい [38] | Looking for a True Fiancée | 岩田ユキ | 日本 | 2011年11月19日に日本で劇場公開 |
私だけのハッピー・エンディング [39] | A Little Bit of Heaven | ニコール・カッセル | アメリカ合衆国 | アジアン・プレミア上映 2011年12月17日に日本で劇場公開 |
アジアの風
[編集]アジア中東パノラマ
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
---|---|---|---|---|
哀しき獣 [40] | The Yellow Sea (황해 ) |
ナ・ホンジン | 大韓民国 | 2012年1月7日に日本で劇場公開 |
U.F.O. [41] | U.F.O. (U.F.O. ) |
コン・グィヒョン | 大韓民国 | インターナショナル・プレミア上映 |
僕は11歳 [42] | 11 Flowers (我十一 ) |
ワン・シャオシュアイ(王小帥) | 中華人民共和国 フランス |
|
ここ、よそ [43] | Here, There (这里,那里 ) |
ルー・シェン(卢晟) | 中華人民共和国 | |
備えあれば [44] | No Liar, No Cry (不怕贼惦记 ) |
シュー・チュアンハイ(许传海) | 中華人民共和国 | ワールド・プレミア上映 |
金(かね)で買えないモノ [45] | Cure (金不換 ) |
ビル・イップ(葉劍峰) | 香港 | インターナショナル・プレミア上映 |
あの頃、君を追いかけた [46] | You Are the Apple of My Eye (那些年, 我們一起追的女孩 ) |
ギデンズ(九把刀) | 中華民国 | 2013年9月14日に日本で劇場公開 |
運命の死化粧師 [47] | Make Up (命運化妝師 ) |
リエン・イーチー(連奕琦) | 中華民国 | |
TATSUMI [48] | TATSUMI | エリック・クー(邱金海) | シンガポール | アジア映画賞スペシャル・メンション 受賞 第64回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門上映作品 |
鏡は嘘をつかない [49] | The Mirror Never Lies (Laut Bercermin ) |
カミーラ・アンディニ | インドネシア | アジア映画賞スペシャル・メンション 受賞 TOYOTA Earth Grand Prix 受賞 2014年に日本で劇場公開 |
カリファーの決断 [50] | Khalifah (KHALIFAH ) |
ヌルマン・ハキム | インドネシア | インターナショナル・プレミア上映 |
飼育 [51] [52] | SHIIKU (Gibier d'Elevage ) |
リティー・パニュ | フランス | ワールド・プレミア上映 |
The Catch | 大島渚 | 日本 | 参考上映(1961年の『飼育』) | |
ラジニカーントのロボット(仮) [53] (ロボット) |
The Robot (ENDHIRAN ) |
シャンカール | インド | アジア映画賞スペシャル・メンション 受賞 2012年5月12日に日本で劇場公開 |
嘆き [54] | Mourning (Soog ) |
モルテザ・ファルシャバフ | イラン | |
われらの大いなる諦め [55] | Our Grand Despair (Bizim Büyük Çaresizliğimiz ) |
セイフィ・テオマン | トルコ ドイツ オランダ |
アジアン・プレミア上映 |
孤独な惑星 [56] | Lonely Planet (Planeta Acheret ) |
エダン・ツェイラ | イスラエル | ワールド・プレミア上映 |
香港四重奏 [57] | Quattro Hong Kong (香港四重奏 ) |
ハーマン・ヤオ クララ・ロー ヘイワード・マック フルーツ・チャン |
香港 | 『香港四重奏』『香港四重奏II』併せて上映 |
香港四重奏II [58] | Quattro Hong Kong 2 (香港四重奏II ) |
ブリランテ・メンドーサ ホー・ユーハン アピチャッポン・ウィーラセタクン スタンリー・クワン |
フィリピン最前線〜シネマラヤの熱い風
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
---|---|---|---|---|
浄化槽の貴婦人 [59] | The Woman in the Septic Tank (Ang Babae Sa Septic Tank ) |
マーロン・N・リベラ | フィリピン | シネマラヤ・インディペンデント映画祭2011 新鋭監督作部門 作品・監督・脚本・主演女優・観客賞 受賞作品 |
クリスマス・イブ [60] | Trespassers (Bisperas ) |
ジェフリー・ジェトゥリアン | フィリピン | アジアの風部門 最優秀アジア映画賞 受賞 シネマラヤ・インディペンデント映画祭2011 ベテラン監督作部門 作品・主演女優・助演女優・撮影・美術賞 受賞作品 |
海の道 [61] | Ways of the Sea (HALAW ) |
シャロン・ダヨック | フィリピン | 第23回東京国際映画祭上映作品 [62] シネマラヤ・インディペンデント映画祭2010 新鋭監督作部門 作品・監督・主演男優・編集賞 受賞作品 |
白タク [63] | Colorum (Colorum ) |
ジョビン・バレステロス | フィリピン | 第22回東京国際映画祭上映作品 [64] シネマラヤ・インディペンデント映画祭2009 主演男優・審査員特別賞 受賞作品 |
女優=プロデューサー 杉野希妃〜アジア・インディーズのミューズ
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
---|---|---|---|---|
大阪のうさぎたち [65] | Two Rabbits in Osaka (오사카의 두마리 토끼 ) |
イム・テヒョン | 大韓民国 日本 |
ワールド・プレミア上映 2012年6月30日に日本で劇場公開 |
マジック&ロス [66] | Magic and Loss | リム・カーワイ | 日本 大韓民国 マレーシア 香港 フランス アメリカ合衆国 中華人民共和国 |
『マジック&ロス』『避けられる事』併せて上映 『マジック&ロス』は2011年11月5日に日本で劇場公開 |
避けられる事 [67] | Exhalation | エドモンド・ヨウ | 日本 マレーシア | |
まぶしい一日(宝島、母をたずねて三千里、空港男女) [68] | One Shining Day (The Treasure Island, Good-bye, The Beautiful Strangers) (눈부신 하루(보물섬、엄마 찾아 삼만리、공항남녀) ) |
キム・ソンホ キム・ジョングァン ミン・ドンヒョン |
大韓民国 | 参考上映(2006年の作品) |
タレンタイム [69] | Talentime (Talentime ) |
ヤスミン・アフマド | マレーシア | 参考上映 第22回東京国際映画祭アジアの風 特別功労賞 受賞作品 [70] |
歓待 [71] | hospitalité | 深田晃司 | 日本 | 参考上映 第23回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門 作品賞 受賞作品 [72] 2011年4月23日に日本で劇場公開 |
ディスカバー亜州電影〜アジア映画史アラカルト
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
---|---|---|---|---|
ボリウッド〜究極のラブストーリー [73] | Bollywood: The Greatest Love Story Ever Told | ラーケーシュ・オームプラカーシュ・メーヘラー ジェフ・ジンバリスト |
インド | |
韓国映画の秘密 [74] | Through Korean Cinema | レオナルド・チニエーリ・ロンブローソ | イタリア | 『韓国映画の秘密』 『フィリピン映画への帰還』を併せて上映 |
フィリピン映画への帰還 [75] | Return to Manila: Filipino Cinema | ユベール・ニオグレ | フランス フィリピン | |
グル・ダットを探して [76] | In Search of Guru Dutt | ナスリーン・ムンニー・カビール | イギリス | 参考上映(1989年の作品) |
玄海灘は知っている [77] | Hyeon-hae-tan Knows (현해탄은 알고 있다) ) |
キム・ギヨン | 大韓民国 | 参考上映(1961年の作品) |
日本映画・ある視点
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
---|---|---|---|---|
今日と明日の間で [78] | Between Today and Tomorrow | 小林潤子 | 日本 | ワールド・プレミア上映 2012年1月7日に日本で劇場公開 |
トーキョードリフター [79] | TOKYO DRIFTER | 松江哲明 | 日本 | ワールド・プレミア上映 2011年12月10日に日本で劇場公開 |
春、一番最初に降る雨 [80] | The First Rains of Spring (көктемнің бірінші жамбыры ) |
佐野伸寿 エルラン・ヌルムハンベトフ |
日本 カザフスタン |
|
ひかりのおと [81] | The Sound of Light | 山崎樹一郎 | 日本 | ワールド・プレミア上映 |
ひとつの歌 [82] | A Song I Remember | 杉田協士 | 日本 | ワールド・プレミア上映 2012年10月13日に日本で劇場公開 |
返事はいらない [83] | No Reply | 廣原暁 | 日本 | ワールド・プレミア上映 |
ももいろそらを [84] | About the Pink Sky | 小林啓一 | 日本 | 日本映画・ある視点部門 作品賞 受賞 ワールド・プレミア上映 |
レッド・ティアーズ〜紅涙〜 [85] | Monster Killer | 辻本貴則 | 日本 | ワールド・プレミア上映 |
ダムライフ [86] | Damn Life | 北川仁 | 日本 | ぴあフィルムフェスティバル (PFF) との提携企画 第33回PFFグランプリ受賞作の上映とシンポジウム |
WORLD CINEMA
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
---|---|---|---|---|
アナザー・ハッピー・デイ [87] (アナザー・ハッピー・デイ ふぞろいな家族たち) |
Another Happy Day | サム・レヴィンソン | アメリカ合衆国 | アジアン・プレミア上映 第27回サンダンス映画祭脚本賞 受賞作品 2012年12月に日本で劇場公開 |
明日を継ぐために [88] | A Better Life | クリス・ワイツ | アメリカ合衆国 | |
Bonsai 〜 盆栽 [89] | Bonsai (BONSÁI ) |
クリスチャン・ヒメネス | チリ フランス |
アジアン・プレミア上映 第64回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門上映作品 |
チキンとプラム [90] (チキンとプラム〜あるバイオリン弾き、最後の夢〜) |
Chicken with Plums (Poulet aux prunes ) |
マルジャン・サトラピ ヴァンサン・パロノー |
フランス | 第68回ヴェネツィア国際映画祭コンペ部門上映作品 2012年11月10日に日本で劇場公開 |
メカス×ゲリン 往復書簡 [91] | Correspondence Jonas Mekas - J.L Guerin | ジョナス・メカス ホセ・ルイス・ゲリン |
スペイン アメリカ合衆国 |
|
クレイジー・ホース(仮題) [92] (クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち) |
Crazy Horse | フレデリック・ワイズマン | フランス アメリカ合衆国 |
「フレデリック・ワイズマン レトロスペクティヴ」オープニング作品 2012年6月30日に日本で劇場公開 |
ある娼館の記憶 [93] (メゾン ある娼館の記憶) |
House of Tolerance (L'Apollonide, souvenirs de la maison close ) |
ベルトラン・ボネロ | フランス | アジアン・プレミア上映 第64回カンヌ国際映画祭コンペ部門上映作品 2012年6月2日に日本で劇場公開 |
地球の最後の男 [94] | The Last Man on Earth (L'Ultimo Terrestre ) |
ジャンニ・パシノッティ | イタリア | インターナショナル・プレミア上映 第68回ヴェネツィア国際映画祭コンペ部門上映作品 |
ミヒャエル [95] | Michael (MICHAEL ) |
マルクス・シュラインツァー | オーストリア | 第64回カンヌ国際映画祭コンペ部門上映作品 2012年8月4日に日本で劇場公開 |
アウトサイド・サタン [96] | Outside Satan (Hors satan ) |
ブリュノ・デュモン | フランス | 第64回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門上映作品 |
ザ・パワー・オブ・ツー [97] (ミラクルツインズ) |
The Power of Two | マーク・スモロウィッツ | アメリカ合衆国 日本 |
インターナショナル・プレミア上映 2012年11月10日に日本で劇場公開 |
スリーピング・シックネス [98] | Sleeping Sickness (SCHLAFKRANKHEIT ) |
ウルリッヒ・ケーラー | ドイツ | 第61回ベルリン国際映画祭監督賞 受賞作品 |
サブマリン [99] | Submarine | リチャード・アイオアディ | イギリス | |
ティラノサウルス [100] (思秋期) |
Tyrannosaur | パディ・コンシダイン | イギリス | 第27回サンダンス映画祭外国映画部門監督賞 受賞作品 2012年10月20日に日本で劇場公開 |
natural TIFF
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
---|---|---|---|---|
地球がくれた処方箋 [101] | Between Earth and Sky (TRA TERRA E CIELO ) |
ジョセフ・ペカン | イタリア | インターナショナル・プレミア上映 |
光と影の間にあるもの [102] | Between Night and Day | ベルナルド・アレヤノ | メキシコ | アジアン・プレミア上映 |
ドラマーズ・ドリーム [103] | A Drummer's Dream | ジョン・ウォーカー | カナダ | |
ハッピー・ピープル タイガで暮らす一年 [104] | Happy People: A Year in the Taiga | ヴェルナー・ヘルツォーク ドミトリー・ワシュコフ |
ドイツ | TOYOTA Earth Grand Prix 審査員特別賞 受賞 アジアン・プレミア上映 |
もしもぼくらが木を失ったら [105] | If a Tree Falls | マーシャル・カリー | アメリカ合衆国 | |
失われた大地 [106] | Land of Oblivion (LA TERRE OUTRAGEE ) |
ミハル・ボガニム | フランス ドイツ ポーランド |
アジアン・プレミア上映 |
ラルザックの奇蹟 [107] | Leadersheep (TOUS AU LARZAC ! ) |
クリスチャン・ルオー | フランス | アジアン・プレミア上映 第64回カンヌ国際映画祭スペシャル・スクリーニング上映作品 |
少女の夢の足跡 [108] | On the Sly (A Pas de Loup ) |
オリヴィエ・ランジェ | ベルギー フランス |
|
プロジェクト・ニム [109] | Project Nim | ジェームズ・マーシュ | イギリス | |
大草原の独身男 [110] | Village without Women (SELO BEZ ZENA ) |
スルジャン・シャレナッツ | クロアチア フランス |
アジアン・プレミア上映 |
特別上映
[編集]「巨匠へのオマージュ」
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
---|---|---|---|---|
黒澤 その道 [111] | Kurosawa's Way (KUROSAWA, LA VOIE ) |
カトリーヌ・カドゥー | フランス | インターナショナル・プレミア上映 |
「震災を越えて」
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
---|---|---|---|---|
がんばっぺ フラガール! 〜フクシマに生きる。彼女たちのいま〜 [112] | FUKUSHIMA HULA GIRLS | 小林正樹 | 日本 | ワールド・プレミア上映 2011年10月29日に日本で劇場公開 |
ギリギリの女たち [113] | Women on the Edge | 小林政広 | 日本 | ワールド・プレミア上映 2012年7月28日に日本で劇場公開 |
今、つたえたいこと 〜きっと わらえる 2021製作委員会 [114] | Ima Tsutaetaikoto Kitto Waraeru 2021 Executive Committee | 日本 | 無料上映 40分 |
「日中友好40周年記念」
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
---|---|---|---|---|
明日に架ける愛 [115] | The Love Leading to Tomorrow (通往明日之爱 ) |
香月秀之 | 日本 中華人民共和国 |
ワールド・プレミア上映 2012年3月31日に日本で劇場公開 |
映画人の視点
[編集]- JUZO AGAIN (伊丹十三特集) ゲスト:宮本信子(女優)、本多俊之(音楽家)、糸井重里(コピーライター)
- 未来のアニメーション ゲスト:山村浩二(アニメーション監督)、諏訪道彦(プロデューサー)、黄瀬和哉(アニメーター/アニメーション監督)
- 映画の出来は弾丸の数と火薬の量 ゲスト:羽佐間道夫(声優・ナレーター)、柏原寛司 (脚本家)
- ゲッタウェイ(監督:サム・ペキンパー、主演:スティーブ・マックイーン)
- ロイ・ビーン(監督:ジョン・ヒューストン、主演:ポール・ニューマン)
共催企画
[編集]香川京子と巨匠たち
[編集]- 近松物語 (監督:溝口健二) - FIAF賞(国際フィルム・アーカイヴ連盟賞)授賞式 日本人初
- 王将一代 (監督:伊藤大輔)
- 驟雨 (監督:成瀬巳喜男)
- 猫と庄造と二人のをんな (監督:豊田四郎)
- どん底(監督:黒澤明)
- 杏っ子(監督:成瀬巳喜男)
- 赤い陣羽織(監督:山本薩夫)
- 東京物語 デジタルリマスター版(監督:小津安二郎)
- 男はつらいよ 寅次郎春の夢 (監督:山田洋次)
第8回文化庁映画週間 -Here&There
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
---|---|---|---|---|
ショージとタカオ [116] | Shoji & Takao | 井手洋子 | 日本 | 文化記録映画 大賞 受賞 2011年3月19日に日本で劇場公開 |
夢と憂鬱 〜吉野馨治(けいじ)と岩波映画〜 [117] | Dream & Melancholy - Yoshino Keiji and Iwanami Productions | 桂俊太郎 | 日本 | 文化記録映画 優秀賞 受賞 |
里湖(さとうみ) 八郎潟物語 [118] | Satoumi Story of Hachiro Lake | 岩崎雅典 | 日本 | 文化記録映画 優秀賞 受賞 |
みなと上映会
[編集]- プログラムA [119]
- 声優がその場で台詞を日本語に吹き替えるライブシネマ上映。
- ランチ Play Lunch (9分、2011年、オーストラリア)
- こま撮りえいが こまねこ -はじめのいっぽ- Komaneko (5分、2005年、日本)
- オオカミと羊飼い The Wolf Turned Shepherd (8分、2010年、イスラエル)
- どんぐりさんの冒険 Acorn Boy (10分、2010年、ラトビア)
- プレイメイト Play Mate (11分、2010年、ロシア)
- はらぺこあおむし The Very Hungry Caterpillar (6分、2009年、イギリス)
- リサとガスパール Gaspard and Lisa (11分、2010年、フランス)
- プログラムB [120]
- 声優がその場で台詞を日本語に吹き替えるライブシネマ上映。
- どうぶつ会議 Konferenz der Tiere (Animals United ) (93分、2010年、ドイツ)
- 監督: ラインハルト・クロス、ホルガー・タッペ
- 第19回キンダー・フィルム・フェスティバル(2011年) 最優秀作品賞・観客賞 受賞作品
- はらぺこあおむし The Very Hungry Caterpillar (6分、2009年、イギリス)
- プログラムC [121]
- メアリー&マックス Mary and Max (94分、2009年、オーストラリア)日本語吹き替え版
日本映画監督協会新人賞、上映とシンポジウム
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
---|---|---|---|---|
ケンタとジュンとカヨちゃんの国 [122] | A Crowd of Three | 大森立嗣 | 日本 | 第51回日本映画監督協会新人賞 受賞 |
『幸福の黄色いハンカチ』バリアフリー上映会
[編集]上映題 (劇場公開題・DVD題) |
英語題 (原題) |
監督 | 製作国 | 備考 |
---|---|---|---|---|
幸福の黄色いハンカチ デジタルリマスター [123] | The Yellow Handkerchief (Digitally Remastered Version) | 山田洋次 | 日本 | 1977年の作品 シンポジウム「視聴覚障害者のための『映画』の在り方を考える」 |
受賞結果
[編集]- コンペティション
-
- 東京サクラグランプリ: 『最強のふたり』(監督:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ)
- 審査員特別グランプリ: 『キツツキと雨』(監督:沖田修一)
- 最優秀監督賞: リューベン・オストルンド(『プレイ』)
- 最優秀女優賞: グレン・クローズ(『アルバート・ノッブス』 - 劇場公開題『アルバート氏の人生』)
- 最優秀男優賞:
- フランソワ・クリュゼ(『最強のふたり』)
- オマール・シー(『最強のふたり』)
- 最優秀芸術貢献賞:
- 『転山』(監督:ドゥ・ジャーイー)
- 『デタッチメント』(監督:トニー・ケイ)
- 観客賞: 『ガザを飛ぶブタ』(監督:シルヴァン・エスティバル)
- アジアの風
-
- 最優秀アジア映画賞: 『クリスマス・イブ』(監督:ジェフリー・ジェトゥリアン)
- スペシャル・メンション:
- 『鏡は嘘をつかない』(監督:カミーラ・アンディニ)
- 『TATSUMI』(監督:エリック・クー)
- 『ラジニカーントのロボット(仮)』(劇場公開題『ロボット』、監督:S・シャンカール)
- 日本映画・ある視点
- TOYOTA Earth Grand Prix
-
- グランプリ: 『鏡は嘘をつかない』(監督:カミーラ・アンディニ)
- 審査員特別賞: 『ハッピー・ピープル タイガで暮らす一年』(監督:ヴェルナー・ヘルツォーク、ドミトリー・ワシュコフ)
審査員
[編集]コンペティション
[編集]- 審査委員長
- エドワード・R・プレスマン (映画プロデューサー)
- 審査員
アジアの風
[編集]- フィリップ・チア (映画評論家)
- 深田晃司 (映画監督)
- 中山治美 (映画ジャーナリスト)