第四エズラ書
| ヘブライ聖書 または 旧約聖書 |
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| 詳細は聖書正典を参照 |
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ユダヤ教、プロテスタント、 カトリック教会、東方教会 |
| ユダヤ教とプロテスタントが除外 |
| 東方正教会が含む |
| ロシア正教会とエチオピア正教会が含む |
| エチオピア正教会が含む |
| ペシッタ訳聖書が含む |
| 古代教会スラブ語聖書が含む |
『第四エズラ書』(だいよんエズラしょ、羅: IV Esdras)またはエズラ記(ラテン語)は、カトリック、プロテスタントでは正典に含まれず、正教会内でも教派によって扱いの異なる、いわゆる旧約外典もしくは旧約偽典のひとつである。紀元前5世紀の司祭エズラの神や天使との問答、神や天使がエズラに見せた七つの幻などを描いている。
混同回避
[編集]新共同訳聖書では、本書を『エズラ記(ラテン語)』として旧約聖書続編に含めている。本巻は、ギリシア語七十人訳聖書には含まれておらず、ラテン語ウルガタ訳聖書の「Ⅳエスドラス」(羅: IV Esdras)にあたる。英語圏の伝統では「第二エスドラス書」(英: 2 Esdras)と呼ぶことがある。
各教会における正典としての扱い
[編集]カトリック教会、プロテスタント諸教会、ギリシャ正教会は、本書を正典に含めていない。エチオピア正教会は第3章から第14章の部分を「Izra Sutuel」として正典に含めている。また、教会スラヴ語訳聖書とシノド聖書にも付録されている。
構成等
[編集]- 「第5エズラ書」(1–2章)
- 「第4エズラ書」(3–14章):エズラの黙示
- 「第6エズラ書」(15–16章)
全16章で、3部構成の形をとっている。第3章から第14章までの「エズラの黙示」と呼ばれる第2部が最も古い部分であり、この部分は紀元1世紀末頃、第二神殿破壊以後に成立したと考えられている[要出典]。1–2章及び15–16章は、それぞれ「第5エズラ書」「第6エズラ書」と呼ばれることがあり、後からキリスト教徒によって加筆されたものであると考えられている。
現代までに現存している古い写本としてはウルガタによるラテン語、またはゲエズ語によるもの(Izra Sutuel:第2部のみ)が知られる[要出典]。
しかし、2025年の分析によれば、オクシリンコス・パピルスから本巻15章57–59節の4世紀のものと推定されるギリシャ語断片が発見されている((P.Oxy. VII 1010))[1]。
内容
[編集]旧約聖書にも登場するユダヤ教の祭司エズラが、「なぜ神はイスラエルを助けようとしてくださらないのか」「罪を犯さない人などいない。なぜ神は人間やこの世界をそのようにお造りになったのか」「なぜ一部の義人しか救われないのか。ごく一部の義人にしか希望がない(天国へ入れない)というのなら、最初から私は生まれなければ良かった」などの、根源的な問いを真摯に神に問いかけて議論を求める。それに対して天使や神が答え、また七つの幻をエズラに見せるというのが主な内容となっている。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ↑ AnneMarie Luijendijk; Brent Nongbri (2025). “The Codicology of Early Christian Books from Oxyrhynchus: Insights from a Papyrus Codex of Matthew (P.Oxy. I 2) and a Miniature Parchment Codex with 6 Ezra (P.Oxy. VII 1010)”. Paul Dilley and Katherine Tachau, eds. 2025. The Manuscript across Pre-modern Afro-Eurasia: Papers Relating to a Mellon-Sawyer Seminar at the University of Iowa. ISAW Papers 29. 2026年2月23日閲覧。.