第一海軍卿

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第一海軍卿
兼海軍参謀総長
(1SL/CNS)[1]
Naval Ensign of the United Kingdom.svg
イギリス王立海軍旗
Admiral Sir Philip Jones (USNavy Royal Navy Japan Maritime Self-Defence Force).jpg
現職者
サー・フィリップ・ジョーンズ大将

就任日 2016年4月
イギリス国防省
主管 イギリス国防参謀総長
指名者 イギリス国防大臣
任命者 イギリス首相
初代 ジョン・アーバスノット・フィッシャー元帥
ウェブサイト 公式サイト

“First Naval Lord”及び“First Sea Lord”と称される役職は、イギリス海軍における武官の最高のポストである。1771年にファースト・ネーバル・ロード (First Naval Lord) が設けられ、1868年にファースト・シー・ロード (First Sea Lord) と改称されたが、役割は同じであり、日本語では両者とも第一海軍卿と訳される。ファースト・ロード (First Lord of the Admiralty) が「第一海軍卿」と訳されることもあるが、こちらは「海軍大臣」或は「海軍卿」と訳されるのが一般的であり、「第一海軍卿」と表記されていれば通常「ファースト・ネーバル・ロード」又は「ファースト・シー・ロード」のことを指す[2]。政治家と幹部級の官僚及び軍人で構成される海軍本部委員会 (Admiralty Board) の一員であり、同委員会に於ける制服組のトップである。日本海軍軍令部総長アメリカ海軍海軍作戦部長に相当する。1964年に海軍省、陸軍省、航空省が国防省に統合されることとなり、海軍本部も国防省に吸収されたが、第一海軍卿の役職名は維持され現在も存続する。

海軍本部委員会の制服組メンバーには他に以下の役職者がいた。

  • 第二海軍卿(人事担当)
  • 第三海軍卿(軍備担当)
  • 第四海軍卿(補給・衛生担当)
  • 第五海軍卿(海軍航空隊担当)

歴代第一海軍卿[編集]

サー・トマス・ハーディ(1830年-1834年)

ファースト・ネーバル・ロード(1771年-1868年)[編集]

ファースト・シー・ロード(1868年-1964年)[編集]

ルイス・マウントバッテン(1955年-1959年)

ファースト・シー・ロード(First Sea Lord) 1964年-[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Admiralty: Office of the First Sea Lord, later First Sea Lord and Chief of the Naval Staff: Correspondence and Papers”. The National Archives. UK. 2017年2月6日閲覧。
  2. ^ 小林 p36-37
  3. ^ First Sea Lord and Chief of Naval Staff”. イギリス国防省. 2012年4月8日閲覧。
  4. ^ “Admiral Sir Mark Stanhope In Farewell To The Royal Navy” (英語) 第一海軍卿の交代式典について報じるイギリス海軍のニュースリリース。2013年4月9日掲載、2013年4月28日閲覧。

関連文献[編集]

  • 小林幸雄 『図説イングランド海軍の歴史』 原書房、2007年1月ISBN 978-4-562-04048-3