第一号輸送艦

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第一号輸送艦
公試中の第一号輸送艦(1944年5月2日、東京湾)
公試中の第一号輸送艦
(1944年5月2日、東京湾
基本情報
建造所 三菱重工業横浜造船所
運用者  大日本帝国海軍
種別 輸送艦
艦級 第一号型輸送艦
建造費 6,912,000円(予算成立時の価格)
経歴
計画 マル戦計画
起工 1943年11月5日
進水 1944年2月8日
竣工 1944年5月10日
除籍 1944年9月10日
最後 1944年7月27日被爆沈没
要目
基準排水量 1,500トン
公試排水量 1,800トン
全長 96.00m
水線長 94.00m
垂線間長 89.00m
全幅 10.20m
深さ 6.50m
吃水 3.60m
ボイラー ロ号艦本式水管缶(重油専焼)2基[注釈 1]
主機 艦本式ギアード・タービン1基
推進 1軸
出力 9,500hp
速力 22.0ノット
燃料 重油 415トン
航続距離 18ノットで3,700カイリ
搭載能力 貨物260トン、14m特型運貨船4隻
兵装 40口径12.7cm連装高角砲1基、25mm機銃 3連装3基、連装1基、単装4基、爆雷18個
搭載艇 13m特型運貨船1隻
6mカッター2隻
レーダー 22号電探1基
ソナー 九三式水中探信儀1組
九三式水中聴音機1組
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第一号輸送艦(だいいちごうゆそうかん)は、日本海軍の輸送艦。第一号型輸送艦の1番艦。全21隻中最初に竣工し、最初に沈没した。

艦歴[編集]

マル戦計画の計画名特務艦特型、第2901号艦型の1番艦、仮称艦名第2901号艦として計画。1943年11月5日、三菱重工業横浜造船所で建造番号550番船[1]として起工。1944年2月5日、第一号輸送艦と命名されて第一号型輸送艦の1番艦に定められ、本籍を横須賀鎮守府と仮定。2月8日進水。

5月10日竣工し、本籍を横須賀鎮守府に定められ、連合艦隊附属に編入。5月29日、3530船団を護衛してサイパンへ向け東京湾[2]

6月1日現在、軍隊区分甲直接護衛部隊に配置。6月5日、3530船団はアメリカ潜水艦群の攻撃を受けて2隻が被雷沈没し、本艦は第33号駆潜艇第50号駆潜艇らと対潜掃蕩を実施。7日、サイパン着。同日、軍隊区分甲直接護衛部隊から除かれ、連合艦隊に復帰[3]。11日、第6号海防艦らとともに廣順丸と明島丸を護衛しサイパンを出発。12日から13日にかけてアメリカ艦上機の空襲を受けて損傷し航行不能となる。本艦は明島丸に曳航され17日パラオに到着後、在パラオ港務部に引渡し。護衛の特設駆潜艇第十一昭南丸も被爆のため航行不能となり、こちらは廣順丸に曳航されパラオに到着する。

7月27日、パラオで空襲を受け沈没。9月10日、第一号輸送艦は第一号型輸送艦から削除され、帝国輸送艦籍から除かれた。

輸送艦長[編集]

艤装員長
  1. (臨時)新堀昌夫 少佐:1944年4月24日 - 1944年5月10日
輸送艦長
  1. (臨時)新堀昌夫 少佐:1944年5月10日 - 1944年5月18日
  2. 飯川尚介 少佐:1944年5月18日 - 1944年8月1日

脚注[編集]

注釈
  1. ^ 『丸スペシャル』および『特務艦一般計画要領書』による。『日本海軍特務艦船史』では「ホ号艦本式水管缶2基」とあるが、第13号輸送艦第16号輸送艦など、第一号型輸送艦が装備した缶は、型式名が"三号乙二九〇一型ロ号重油専焼缶"である。
脚注
  1. ^ 『新造船建造史』、pp. 125-126。
  2. ^ 戦史叢書『マリアナ沖海戦』p. 461。
  3. ^ 6月1日から7日までの行動は、横須賀防備戦隊戦時日誌(昭和19年6月1日-30日)による。

参考文献[編集]

  • 海軍省
    • 昭和19年2月5日付 達第31号、内令第296号、内令第297号。
    • 昭和19年5月10日付 内令第660号、内令員第795号。
    • 昭和19年9月10日付 内令第1060号、第1065号。
    • 昭和19年4月25日付 海軍辞令公報(部内限)第1439号。
    • 昭和19年5月11日付 海軍辞令公報(部内限)第1469号。
    • 昭和19年5月20日付 海軍辞令公報(部内限)第1475号。
    • 昭和19年8月8日付 秘海軍辞令公報 甲 第1557号。
    • 横須賀防備戦隊戦時日誌。
    • 舞鶴海軍運輸部長 『大東亜戦争 徴用船舶行動概見表 甲 「明島丸」 自19年6月1日 至11月30日』。
  • 駒宮真七郎『戦時輸送船団史』、出版共同社、1987年。ISBN 4-87970-047-9
  • 『新造船建造史』、三菱重工業株式会社横浜製作所、1988年。
  • 世界の艦船 No. 522 増刊第47集 『日本海軍特務艦船史』、海人社、1997年。
  • 日本造船工業会 『特務艦一般計画要領書』。
  • 防衛研修所戦史室 戦史叢書 第12巻『マリアナ沖海戦』、朝雲新聞社、1968年。
  • 防衛研修所戦史室 戦史叢書 第45巻『大本営海軍部・聯合艦隊(6) -第三段作戦後期-』、朝雲新聞社、1971年。
  • 防衛研修所戦史室 戦史叢書 第88巻『海軍軍戦備(2) -開戦以後-』、朝雲新聞社、1975年。
  • 丸スペシャル No. 50 日本海軍艦艇シリーズ 『掃海艇・輸送艦』、潮書房、1981年。