笠間の陶炎祭

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笠間の陶炎祭(ひまつり)
イベントの種類 地域イベント
通称・略称 ひまつり
開催時期 毎年4月29日5月5日
初回開催 1982年5月1日~5月3日(芸術の村
会場 笠間芸術の森公園イベント広場
主催 笠間焼協同組合
後援 茨城県
笠間市
笠間市教育委員会
笠間観光協会
協賛 笠間焼応援団として以下の企業

キリンビール 茨城支社

内木ガラス商会

運営 笠間の陶炎祭運営チーム
来場者数

488,000人(2014年)

[1]
笠間芸術の森公園への交通アクセス
最寄駅 JR笠間駅友部駅
直通バス 茨城交通、かさま観光周遊バス
駐車場 あり
公式サイト

笠間の陶炎祭(かさまのひまつり)は、毎年4月29日から5月5日のゴールデンウィーク期間中に茨城県笠間市で開かれる、地元特産品笠間焼を中心とした陶器市である。

概要[編集]

陶芸家、窯元、販売店などが出展し陶器等販売や飲食物の提供を行う他、土面のオークションや音楽イベントも行われ、多くの来客がある。同時期に近隣の笠間つつじ公園では「笠間つつじまつり 」があり双方の会場を結ぶバスも運行される。

歴史[編集]

1970年代から若手陶芸家が台頭し始めた笠間では、既につつじ祭りで開催されていた問屋主催の陶器市に対し、自分たちの手で作った自由にみんなが楽しめる祭りを開催したいとの、思いを持つ者たちがいた。彼らの思いは当時の販売組合からは否定されたが、諦めきれない者たち415人が手作りの祭りの実現に向けて会合を持った。そして、「陶炎祭」という名称を決め、カンパで160万円程を集め、36者で初めての開催を1982年5月1日から5月3日に芸術村の空き地で行った。初代の実行委員長は製陶ふくだの福田実であった。その時の来場者は一日200 - 300人ぐらいであった。会場では笠間焼の先達たちに敬意を表し延命地蔵菩薩の野焼きも行われた。

[2] [3] [4]

その後は会期・会場の変更、主催を1994年には笠間焼協同組合へ移行するなどの変遷を経つつ、回を重ねるごとに来客者が増加し、茨城県屈指の大型イベントへと成長した。

2007年には、茨城県のイメージアップに貢献した取り組みに対して送られるいばらきイメージアップ大賞の奨励賞を"笠間の陶炎祭を中心とした芸術・文化のまちづくり"として受賞した。[5]

東日本大震災が起きた2011年は多くの窯元が被災し開催が危ぶまれたが、組合は開催をすることを表明し、震災前に出展を申し込んでいた214人に改めて出展の意思を確認したところ、191人が辞退をしなかった。そして「笠間から元気を発信します!!」のメッセージと共に開催されたこの年は売り上げの一部を義援金に回すなどチャリティー色を出したものとなった。また辞退者によりできた空きスペースでは、風評被害で売り上げが落ち込んだ茨城県産の野菜や海産物の販売を行った。

[6] [7] [8]

各回概要[9]
開催回 会期 会場 観光客数[注 1] 開催時資料
第1回(1982年) 5月1日~5月3日 芸術の村(笠間市下市毛)
第2回(1983年) 5月1日~5月5日
第3回(1984年) 5月2日~5月6日
第4回(1985年)~第11回(1992年) 5月1日~5月5日
第12回(1993年) 笠間芸術の森公園内の現在は茨城県陶芸美術館が立地している場所 117,000人[10]
第13回(1994年)
第14回(1995年) 笠間芸術の森公園イベント広場 132,000人[11]
第15回(1996年) 130,000人[12]
第16回(1997年) 132,000人[13]
第17回(1998年) 136,000人[14]
第18回(1999年) 145,000人[15]
第19回(2000年) 4月29日~5月5日 200,000人[16]
第20回(2001年) 220,000人[17]
第21回(2002年) 235,700人[18]
第22回(2003年) 227,000人[19]
第23回(2004年) 221,500人[20]
第24回(2005年) 243,000人[21]
第25回(2006年) 234,000人[22]
第26回(2007年) 267,900人[23]
第27回(2008年) 282,400人[24]
第28回(2009年) 302,500人[25]
第29回(2010年) 330,500人[26]
第30回(2011年) 380,000人[27] 開催時ホームページ][28]
第31回(2012年) 341,000人[29] 開催時ホームページ][30]


会場マップ[31]

第32回(2013年) 468,000人[32] 開催時ホームページ][33]

会場マップ[34]

第33回(2014年) 488,000人[35] 開催時ホームページ][36]

会場マップ[37]

第34回(2015年) 516,000人[38][39]

注釈[編集]

  1. ^ 出典が、「茨城県観光客動態調査」からの場合、茨城県は2011年度より新基準で観光入込客の統計を取り始めたので、第30回(2011年)までのデータと第30回以降のデータとの単純比較は出来ないことに注意する。観光客動態調査結果(茨城県商工労働部観光物産課)

出典[編集]

  1. ^ 茨城県の観光レクリエーション現況(平成26年観光客動態調査報告)-平成26年県内主要イベント等入込客数”. 茨城県商工労働部観光物産課. p. 26. 2016年3月18日閲覧。
  2. ^ “リポート2003 手作り作家も一体感「陶炎祭」原点振り返る「遊び心」「個性」はぐくむ”. 茨城新聞: p. 19. (2003年4月27日) 
  3. ^ “小林製陶代表小林照郷氏―笠間焼、日用の芸術品に(主役たち)”. 日本経済新聞: p. 4(地方経済面茨城). (2006年5月26日) 
  4. ^ “寄稿 陶芸家菊地弘 成長続く笠間「陶炎祭」”. 茨城新聞: p. 5. (2016年4月28日) 
  5. ^ いばらき地域づくりネットー(平成19年度)いばらきイメージアップ大賞表彰式が開催されました”. 2014年12月9日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2016年3月4日閲覧。
  6. ^ “陶炎祭の力・笠間から勇気と希望を(上)立ち上がる”. 茨城新聞: p. 15. (2011年4月27日) 
  7. ^ “陶炎祭の力・笠間から勇気と希望を(中)他産受け入れ”. 茨城新聞: p. 19. (2011年4月28日) 
  8. ^ “陶炎祭の力・笠間から勇気と希望を(下)農水産の復興支援”. 茨城新聞: p. 15. (2011年4月29日) 
  9. ^ 笠間の陶炎祭公式ホームページー陶炎祭について”. 笠間の陶炎祭運行チーム. 2016年3月19日閲覧。
  10. ^ “激増100万超す 1位緑化フェア GW中の行楽地人出”. 読売新聞 朝刊: p. 27 (地方紙面:茨城2). (1993年5月7日) 
  11. ^ “GW行楽地の人出明暗 主要15か所前年比8万下回る”. 読売新聞 朝刊: p. 27 (地方紙面:茨城東・南). (1995年5月8日) 
  12. ^ “GWの人出昨年下回る トップは大洗海岸”. 読売新聞 朝刊: p. 29 (地方紙面:茨城2). (1996年5月8日) 
  13. ^ “GW全国最多14人死亡 行楽地人出22万4千人減”. 読売新聞 朝刊: p. 31 (地方紙面:茨城東・南). (1998年5月9日) 
  14. ^ “GW期間中の交通死亡事故は減少 人出は各地で明暗”. 読売新聞 朝刊: p. 28 (地方紙面:茨城2). (1998年5月9日) 
  15. ^ “GW中の人出 安・近・短で人気? 笠間「陶炎祭」9000人増”. 読売新聞 朝刊: p. 29 (地方紙面:茨城東). (1999年5月7日) 
  16. ^ “大型連休中の人出、19万3000増の90万9000人 県警まとめ”. 読売新聞 朝刊: p. 31 (地方紙面:茨城東). (2000年5月9日) 
  17. ^ “GWの交通死13人 全国ワースト1”. 朝日新聞 朝刊: p. 31 (地方紙面:茨城1). (2001年5月10日) 
  18. ^ 茨城県の観光レクリエーション現況(平成14年観光客動態調査報告)-平成14年度県内主要イベント等入込客数. 茨城県商工労働部観光物産課. (2003). p. 35. 
  19. ^ 茨城県の観光レクリエーション現況(平成15年観光客動態調査報告)-平成15年度県内主要イベント等入込客数. 茨城県商工労働部観光物産課. (2003). p. 35. 
  20. ^ 茨城県の観光レクリエーション現況(平成16年観光客動態調査報告)-平成16年度県内主要イベント等入込客数”. 茨城県商工労働部観光物産課. p. 35. 2016年3月19日閲覧。
  21. ^ 茨城県の観光レクリエーション現況(平成17年観光客動態調査報告)-平成17年度県内主要イベント等入込客数”. 茨城県商工労働部観光物産課. p. 32. 2016年3月20日閲覧。
  22. ^ 茨城県の観光レクリエーション現況(平成18年観光客動態調査報告)-平成18年度県内主要イベント等入込客数”. 茨城県商工労働部観光物産課. p. 24. 2016年3月20日閲覧。
  23. ^ 茨城県の観光レクリエーション現況(平成19年観光客動態調査報告)-平成19年度度県内主要イベント等入込客数”. 茨城県商工労働部観光物産課. p. 24. 2016年3月20日閲覧。
  24. ^ 茨城県の観光レクリエーション現況(平成20年度観光客動態調査報告)-平成20年度県内主要イベント等入込客数”. 茨城県商工労働部観光物産課. p. 25. 2016年3月20日閲覧。
  25. ^ 茨城県の観光レクリエーション現況(平成21年度観光客動態調査報告)-平成21年度県内主要イベント等入込客数”. 茨城県商工労働部観光物産課. p. 25. 2016年3月20日閲覧。
  26. ^ 茨城県の観光レクリエーション現況(平成22年度観光客動態調査報告)-平成22年度県内主要イベント等入込客数”. 茨城県商工労働部観光物産課. p. 25. 2016年3月20日閲覧。
  27. ^ 茨城県の観光レクリエーション現況(平成23年観光客動態調査報告)-平成23年県内主要イベント等入込客数”. 茨城県商工労働部観光物産課. p. 26. 2016年3月20日閲覧。
  28. ^ 笠間の陶炎祭(ひまつり)公式ホームページ”. 笠間の陶炎祭運営チーム. 2011年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月29日閲覧。
  29. ^ 茨城県の観光レクリエーション現況(平成25年観光客動態調査報告)-平成25年県内主要イベント等入込客数”. 茨城県商工労働部観光物産課. p. 26. 2016年3月20日閲覧。
  30. ^ 笠間の陶炎祭(ひまつり)公式ホームページ”. 笠間の陶炎祭運営チーム. 2012年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月24日閲覧。
  31. ^ 笠間の陶炎祭(ひまつり)公式ホームページ/31th笠間の陶炎祭探検マップ”. 笠間の陶炎祭運営チーム. 2012年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月24日閲覧。
  32. ^ 茨城県の観光レクリエーション現況(平成25年観光客動態調査報告)-平成25年県内主要イベント等入込客数”. 茨城県商工労働部観光物産課. p. 26. 2016年3月20日閲覧。
  33. ^ 笠間の陶炎祭(ひまつり)公式ホームページ”. 笠間の陶炎祭運営チーム. 2013年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月24日閲覧。
  34. ^ 笠間の陶炎祭(ひまつり)公式ホームページ/32th笠間の陶炎祭探検マップ”. 笠間の陶炎祭運営チーム. 2013年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月24日閲覧。
  35. ^ 茨城県の観光レクリエーション現況(平成26年観光客動態調査報告)-平成26年県内主要イベント等入込客数”. 茨城県商工労働部観光物産課. p. 26. 2016年3月20日閲覧。
  36. ^ 笠間の陶炎祭(ひまつり)公式ホームページ”. 笠間の陶炎祭運営チーム. 2014年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月24日閲覧。
  37. ^ 笠間の陶炎祭(ひまつり)公式ホームページ/33th笠間の陶炎祭探検マップ”. 笠間の陶炎祭運営チーム. 2014年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月24日閲覧。
  38. ^ “GW県内 陶炎祭 ひたち海浜公園来場者、最多50万人超”. 茨城新聞 朝刊: p. 23. (2015年5月18日) 
  39. ^ 茨城県の観光レクリエーション現況(平成27年観光客動態調査報告)-平成27年県内主要イベント等入込客数”. 茨城県商工労働部観光物産課. p. 24. 2016年12月12日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]