笠原大芽

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笠原 大芽
福岡ソフトバンクホークス #63
Kasahara63.jpg
2017/11/11 宮崎秋季キャンプ
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 福岡県福岡市[1][2]
生年月日 (1995-01-20) 1995年1月20日(23歳)
身長
体重
186 cm
87 kg
選手情報
投球・打席 左投右打
ポジション 投手
プロ入り 2012年 ドラフト5位
初出場 2017年5月24日
年俸 620万円(2018年)[3]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
派遣歴

笠原 大芽(かさはら たいが、1995年1月20日 - )は、福岡県福岡市出身[1][2]プロ野球選手投手)。左投右打。福岡ソフトバンクホークス所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

小学校3年生の時に軟式野球の香椎浜サンダースで野球を始め、4年生時に投手となる。福岡市立香椎第二中学校ではボーイズリーグの福岡ニュースターボーイズに所属した[2]2009年、3年生の夏に九州大会で優勝した[2]。8月10日から行われたジャイアンツカップに出場し1回戦で1失点完投勝利を挙げた。日本代表に選出され[2]、11月に台湾で行われた第3回AAアジアチャレンジマッチにも出場した[4]

2010年、高校は兄と同じ福岡工業大学附属城東高等学校に進学。1年生の夏からベンチ入りし、秋季福岡大会で3回戦の筑陽学園高校戦で2失点完投。2011年、2年生の春からエースとして活躍、春の福岡県大会で優勝し、九州大会では4強入り、夏の県大会も4強入りした[2]2012年、3年夏の福岡大会1回戦の対新宮高校戦で、参考記録ながら6回までに完全試合を達成した[5][1]が、2回戦で沖学園高校に2対3で敗れ、甲子園出場はならなかった。

2012年度プロ野球ドラフト会議にて、地元球団の福岡ソフトバンクホークスから5巡目指名を受けて、契約金3,500万円、年俸500万円(金額は推定)という条件で入団。背番号63

プロ入り後[編集]

2013年、体力の養成を優先した関係で、一・二軍とも公式戦への登板機会がなく、三軍の対外試合で実戦経験を積んだ。4月14日の対嘉麻市バーニングヒーローズ戦で対外試合デビューを果たす[6]と、7月7日の対愛媛マンダリンパイレーツ戦で初めて先発に起用。三軍戦全体では、21試合に登板すると、61回2/3を投げて防御率3.67という成績を残した[7]

2014年、4月2日の対オリックス・バファローズ戦(神戸サブ球場)6回裏から、3番手投手としてウエスタン・リーグ公式戦に初登板[8]。5月27日の対阪神タイガース戦で同リーグ公式戦初の先発マウンドを踏む[9][10]と、先発登板3試合目に当たる7月11日の対オリックス戦で、先発投手としての初勝利を挙げた。7月17日フレッシュオールスターゲーム長崎ビッグNスタジアム)では、ウエスタン・リーグ選抜の救援投手として8回表に登板。イースタン・リーグ選抜の先頭打者・井上晴哉からのソロ本塁打で決勝点を奪われたが、この1失点のみで後続を断った[11]。ウエスタン・リーグの後半戦で先発ローテーションに定着すると、先発した7試合で防御率2.40を記録。そのうち6試合でクオリティ・スタート(QS)を達成したり、参考記録ながらQS率が85.7%を占めたりするほどの好投を続けた。8月下旬には[12]一軍の仙台遠征へ帯同したが、プロ入り後初の出場選手登録や、一軍公式戦でのデビューには至らなかった[13]。シーズン終了後には、プエルトリコウィンターリーグへ派遣されると、ヒガンテス・デ・カロリーナに所属[14]。先発で1試合、中継ぎで2試合に登板した[15][16]が、リーグ戦の終盤には登板機会がなかった。

2015年、ウエスタン・リーグ公式戦では、3月17日の対阪神戦で開幕投手を任されたこと[17]を皮切りに、5試合の登板で1勝1敗、防御率3.60をマーク[18]。三軍戦にも24試合に登板で109回を投げ、5勝6敗1セーブ、防御率3.06の成績を挙げたが[19]、一軍昇格の機会はなかった。

2016年、ウエスタン・リーグ公式戦22試合に登板すると、リーグ最多の投球回数(128回3分の1)に到達。チームメイトの山田大樹・阪神の秋山拓巳と共にリーグ1位の9勝を挙げたほか、リーグ単独1位の118奪三振、リーグ単独3位の防御率2.52を記録した[20]。オフの10月12日第1回WBSC U-23ワールドカップ日本代表に選出された[21]。11月7日のオーストラリア代表との決勝戦で先発を任され[22]、優勝を果たした[23]。11月28日に行われたNPB AWARDS 2016においてウエスタン・リーグの最多勝利投手賞、優秀選手賞、新人賞、努力賞を受賞する[24]

2017年、宮崎春季キャンプではA組に抜擢され[25]、オープン戦でも結果を残し、自身初の開幕一軍登録を果たした[26]。4月3日に一度出場選手登録を抹消されたが、ウエスタン・リーグ公式戦において、リーグトップの防御率1.42の好投をみせる[27]。5月23日に再登録されると[28][29]、5月24日に福岡ヤフオク!ドームで行われた対千葉ロッテマリーンズ戦でプロ初登板を果たす[30]。その後、6月10日のセ・パ交流戦、対阪神タイガース戦まで、中継ぎ投手として6試合の一軍公式戦での登板機会を得る。二軍公式戦においては、21試合の登板で72回1/3を投げ、5勝3敗、防御率2.49の成績を残す[31]

2018年、1軍での初登板は7月28日の楽天戦9回表、1-6からの5番手としての登板だったが、打者6人に2安打1死球で1点を許し、これが同年の1軍唯一の登板となった。同年オフの宮崎でのフェニックスリーグでは、今季最速の147キロを計測するなど復調してきていたが、11月4日、次年度の契約を結ばないことを球団から通告された[32]

選手としての特徴・人物[編集]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2017 ソフトバンク 6 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 34 8.1 5 1 4 0 2 3 1 0 4 4 4.32 1.08
通算:1年 6 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 34 8.1 5 1 4 0 2 3 1 0 4 4 4.32 1.08
  • 2017年度シーズン終了時

表彰[編集]

  • ファーム新人賞(2016年)[36]

記録[編集]

背番号[編集]

  • 63 (2013年 - )
  • 19 (2016 WBSC U-23ワールドカップ 日本代表)

登場曲[編集]

  • 「ときめきよ永遠に~ずっと忘れない~」ビーグルクルー (2014年)
  • 「負けない心」AAA (2015年)
  • 「さよならの前に」AAA (2016年)
  • 「目、鼻、口」SOL (2017年 - )

[38]

代表歴[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c 福工大城東・笠原6回完全12K/福岡大会 2012年7月9日 日刊スポーツ
  2. ^ a b c d e f 野球小僧、2012年4月号、P148-P151
  3. ^ ソフトバンク - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2017年12月2日閲覧。
  4. ^ 2009年 第3回AAアジアチャレンジマッチ 日本代表
  5. ^ “G・笠原の弟、福岡工大城東・大芽が“6回完全””. スポーツ報知. (2012年7月9日). http://hochi.yomiuri.co.jp/osaka/baseball/hs/news/20120709-OHO1T00068.htm 
  6. ^ 3軍試合結果 - 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト
  7. ^ 2013年 3軍個人成績 投手成績(ホークス)2013年10月8日現在”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト. 2013年12月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月23日閲覧。
  8. ^ 2軍試合戦評 - 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト
  9. ^ 2軍試合結果 - 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト
  10. ^ a b ソフトB笠原2軍戦で初先発、6回無失点”. 日刊スポーツ (2014年5月27日). 2014年11月11日閲覧。
  11. ^ アジャ井上、2発目「完璧です」F球宴”. 日刊スポーツ (2014年7月17日). 2015年2月19日閲覧。
  12. ^ ソフトB笠原きょう初の1軍昇格 2014年8月29日 日刊スポーツ
  13. ^ ソフトB笠原2軍で本拠地初登板も2敗目 2014年9月2日 日刊スポーツ
  14. ^ ソフトB、ウインターLに笠原ら4人派遣”. 日刊スポーツ (2014年10月24日). 2014年11月11日閲覧。
  15. ^ 海外武者修行 二〇一四 - 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト
  16. ^ プエルトリコGigantes de Carolina成績
  17. ^ ウエスタンL、SB開幕投手に笠原”. 西日本スポーツ (2015年3月17日). 2016年10月21日閲覧。
  18. ^ 2015年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. NPB.jp 日本野球機構. 2017年12月23日閲覧。
  19. ^ 非公式戦個人成績 投手成績(ホークス)2015年9月27日現在”. 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト. 2016年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月23日閲覧。
  20. ^ 2016年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. NPB.jp 日本野球機構. 2017年12月23日閲覧。
  21. ^ “「第1回 WBSC U-23ベースボールワールドカップ」に出場する侍ジャパンU-23代表選手が決定”. 野球日本代表オフィシャルサイト. (2016年10月12日). http://www.japan-baseball.jp/jp/news/press/20161012_2.html 2016年10月12日閲覧。 
  22. ^ “U23侍 W杯初代王者!3点ビハインドから豪州に逆転勝ち”. スポニチ Sponichi Annex. (2016年11月7日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/11/07/kiji/K20161107013678950.html 2016年11月7日閲覧。 
  23. ^ No. 1 Japan crowned World Champions, defeat No. 15 Australia in Final of WBSC U-23 Baseball World Cup WBSC | World Baseball Softball Confederation (英語) (2016年11月6日) 2016年11月7日閲覧
  24. ^ 2016年度 表彰選手 (ウエスタン・リーグ)”. NPB.jp 日本野球機構. 2017年12月23日閲覧。
  25. ^ ソフトバンク田中らA組/春キャンプ振り分け一覧”. 日刊スポーツ (2017年1月30日). 2017年3月30日閲覧。
  26. ^ ソフトバンク 開幕1軍登録メンバー一覧”. 日刊スポーツ (2017年3月29日). 2017年3月30日閲覧。
  27. ^ 笠原、防御率リーグ1位”. 西日本スポーツ (2017年5月19日). 2017年12月2日閲覧。
  28. ^ ソフトバンク笠原が再昇格へ 2軍で3勝の好成績日刊スポーツ 2017年5月22日
  29. ^ 23日の公示 ロッテ角中、広島中崎、オリックス金田、ソフトB笠原を登録newslivedoor 2017年5月23日
  30. ^ a b ソフトバンク笠原、史上初の親子&兄弟で1軍登板”. 日刊スポーツ (2017年5月25日). 2017年5月27日閲覧。
  31. ^ 2017年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. NPB.jp 日本野球機構. 2017年12月2日閲覧。
  32. ^ ソフトバンク笠原大芽が戦力外「支配下の話あれば」”. nikkansports.com. ニッカンスポーツ新聞社 (2018年11月4日). 2018年11月4日閲覧。
  33. ^ a b 週刊ベースボール、2012年11月12日号、P37
  34. ^ ◇ソフトバンク5位指名”. スポニチ Sponichi Annex. 2015年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月23日閲覧。
  35. ^ 『野球小僧 2012 ドラフト総決算号』白夜書房、p.35
  36. ^ “巨人・長谷川&ソフトB・笠原がファーム新人賞”. スポニチ Sponichi Annex. (2016年11月28日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/11/28/kiji/K20161128013809170.html 2016年11月28日閲覧。 
  37. ^ 笠原、5年目でプロ初登板 本拠地デビューは適時打許し降板”. 西日本スポーツ (2017年5月24日). 2017年5月27日閲覧。
  38. ^ チーム情報 球場使用曲一覧”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト. 2017年6月4日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]