笑芸人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

笑芸人(しょうげいにん)とは、1999年白夜書房から創刊された日本芸能雑誌である。漫才落語お笑い芸人(主に東京方面で活躍する人物)にスポットを当てたお笑い(演芸専門雑誌であった。

編集長は高田文夫(「笑芸人」のタイトル字も高田によるもの)。のちに編集人は田村直規となるが、落語ファン倶楽部最終号まで表紙に「高田文夫」の名前は入っている[1]。発行人は、1999年11月発行の笑芸人vol.1から2012年4月の落語ファン倶楽部vol.16まで末井昭、その後は田中辰彦となった。

発行当時、編集部でアルバイトをしていた女子大生がのちに神田紅に入門、神田真紅改め三代目松林伯知となっている[2]

同編集部によるムック・書籍は、2014年4月発行の「落語ファン倶楽部 別冊 東西全落語家一門名鑑」を最後に終刊となった[3]

笑芸人[編集]

【以降は刊行されず】

尚、VOL.13以降はCDが付属している。値段はその号によって違う。

落語ファン倶楽部[編集]

笑芸人編集ムック[編集]

  • 落語ファン倶楽部VOL.01(CD付き)2005年7月発売『タイガー&ドラゴン』『笑点』『六人の会』など
  • 落語ファン倶楽部VOL.02(CD付き)2006年4月発売『志の輔パルコ』『追悼桂吉朝』『藤志楼復活』他
  • 落語ファン倶楽部VOL.03(CD付き)2007年2月発売『志ん朝』『圓楽三枝対談』『木久蔵親子』『談春七夜』他
  • ラジオDEパンチVOL.1(CD付き)2005年3月発売 ラジオ史、全国名物番組コレクション
  • ラジオDEパンチVOL.2(CD付き)2006年2月発売 ベテランとニューカマー、全国AM・FM局完全ガイド
  • 落語ファン倶楽部Vol.04(CD付き)2007年6月発売『極附! 志の輔昇太二人会』など
  • 笑芸人presents 極楽生活 壱の号(CD付き)2007年12月発売 チャンバラ大特集!
  • 落語ファン倶楽部Vol.05(CD付き)2008年4月発売『柳家の底力』『東西落語家旅ばなし』など
  • 落語ファン倶楽部 Vol.06 (CD付き)2008年12月発売『大ネタ十八番勝負』など
  • 落語ファン倶楽部 Vol.07(CD付き)2009年6月発売『これぞ落語のテキスト 六代目三遊亭圓生 てへっ』ほか
  • 落語ファン倶楽部 Vol.08(CD付き)2009年12月発売『落語の国のオールスター』『勘三郎談春 寿対談』ほか
  • 落語ファン倶楽部 Vol.09(CD付き)2010年7月発売『江戸落語×上方落語』『楽太郎 改め 円楽誕生!』ほか
  • 落語ファン倶楽部 Vol.10(CD付き)2010年10月発売『大豊作! 二〇〇〇年代真打』『祝! 落語芸術協会八〇周年』『太田光立川志らくの現代落語論』ほか
  • 落語ファン倶楽部 Vol.11 2009年12月発売『よくわかる落語家カタログ123』
  • 落語ファン倶楽部 Vol.12(CD付き)2011年3月発売『大ネタ十八番勝負』『文珍志の輔 ガッテン! 初対談』ほか
  • 落語ファン倶楽部 Vol.13(CD付き)2011年6月発売『今こそ滑稽噺で笑って元気に』『祝 芥川賞受賞 西村賢太 特別寄稿』『傑作〝読み切り〟落語 『噺家の春』談春』ほか
  • 落語ファン倶楽部 Vol.14 2011年11月発売『SWA FINAL まるごとぜ~んぶSWA』
  • 落語ファン倶楽部 Vol.15(CD付き)2011年12月発売『柳家のすべて』『鶴瓶志の輔で爆笑 ためして乾杯!』ほか
  • 落語ファン倶楽部 Vol.16(CD付き)2012年4月発売『談志だいすき』ほか
  • 落語ファン倶楽部 Vol.17(CD付き)2012年8月発売『落語の女子力』ほか
  • 落語ファン倶楽部 Vol.18(CD付き)2012年12月発売『黄金の60代』『さん喬権太楼 十八番語りつくし」ほか
  • 落語ファン倶楽部 Vol.19(CD付き)2013年4月発売『落語 VS 歌舞伎』『三大対談! 志の輔×勘九郎 左談次×左團次 たい平×福助』ほか
  • 落語ファン倶楽部 Vol.20 2013年12月発売『志ん生 文楽 落語にぞっこん』ほか
  • 落語ファン倶楽部 別冊 2014年4月発売『東西全落語家一門名鑑』(終刊)

関連書籍[編集]

笑芸人叢書[編集]

  • 『銀幕同窓会 高田文夫と映画育ちの団塊者たち』高田文夫 2001年8月発売
  • 『コミックソングレコード大全 爆笑音盤蒐集天国』鈴木啓之吉田明裕 2002年2月発売
  • 『ありがとう笑名人第1巻 三木のり平由利徹笑福亭松鶴東八郎古今亭志ん朝』2003年5月発売
  • 『笑現の自由 笑いの星座からやってきた男たち』 2003年10月発売
  • 『完璧版テレビバラエティ(大)笑辞典』2003年11月発売
  • 『寄席・芸人・四季(橘蓮二写真集)』2004年4月発売
  • 『渡る世間はシャレばかり 96~04大衆芸能日記』高田文夫 2004年06月発売

笑芸人編集部が編集した書籍[編集]

落語ファン倶楽部新書[編集]

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 「高田文夫責任編集」「高田文夫/笑芸人 編」など。
  2. ^ 『「築コレ 111 神田真紅」』東京かわら版 9月号、2018年8月28日、35頁。 
  3. ^ 田村直規(「落語ファン倶楽部」編集部 代表) (2014年4月5日). 落語ファン倶楽部 終刊のお知らせ. 白夜書房. p. 194. ISBN 978-4-86494-017-7 
  4. ^ 田村直規 (2020年6月3日). “デザイン、DTP、企画書、申請書、各種原稿執筆、写真撮影など請け負います(田村なおき)”. FC2 blog. 2020年9月1日閲覧。