笑うかのこ様

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

笑うかのこ様』(わらうかのこさま)は、辻田りり子による日本漫画作品。

概要[編集]

1話目が『LaLaスペシャル』2007年8月1日号に読切作品として掲載され、後に『LaLa』、『LaLaDX』、『LaLaスペシャル』(全て白泉社)にシリーズものとして不定期掲載されることとなった。単行本は全3巻。尚、続編として、かのこ達の高校生活を舞台にした『恋だの愛だの』がある。

あらすじ[編集]

主人公の苗床かのこはこの世界でただ1人の物語の傍観者である。恐ろしい女子社会を観察し楽しむ、そのためにいつも1人で学校生活を送っているが、1人の女の子との出会いで世界が変わってゆく…シニカルスクールコメディ!!

登場人物[編集]

苗床 かのこ(なえどこ かのこ)
身長150cm、体重38~41kg、B型
この作品の主人公でありヒロイン。中学3年生。クラスで唯一の完全なる傍観者で、これまで様々な学校を転校している(転校総数108回)が、傍観者の楽しみを得るために常に一人で行動している。特別な感情や偏った情報は、物事の判断を難しくさせるため、好きな男子も仲良しの女子もいない。クラスメートの秘密が全て書き込んである観察ノート(パラ見防止のため、最初の10ページは白紙。通称かのこの閻魔帳)を持ち歩いている。過去に親友だと思っていた女の子に裏切られた経験があるため、「信じちゃだめ、攻めちゃだめ、気分で裏切るのが女の子」と思っている。だが、富ヶ岡中で桃香や初流、透太と関わり、そういうのもアリかなと少しは思うようになった。関わりたくないBEST3は1.ド天然、2.電波、3.脳内花畑。好きな食べ物が出来るとそればかり食べるので太る。好きな飲み物は炭酸系で、昼食時も炭酸。最近のヒットは「コーラちゃん」「ソーダくん」(富ヶ丘中の自販機でしか確認できないものすごく怪しいもの)。口癖は「ばっかじゃなかろうか」。

富ヶ丘中学校[編集]

椿 初流(つばき はる)
身長183cm、体重65kg、AB型、帰宅部
女子一番人気。何かとかのこに突っかかってくる。好物はいちご・オレで気分によって数種類を飲み分けている。透太が嫌い(ピュアボーイっぷりが鼻に付くようである)。最初はかのこのことを変な女と言っていたが今はサイコーに面白い女と言っている。かのこが転校した学校にいろんな理由でやってきては、かのこを助ける。だが来るたびに初流が女子に囲まれ、かのこは質問攻めにあうので迷惑がっている。かのこ曰く、「主役の申し子」のような男子。美人の姉がいて、メイクがすごく上手。それを見て覚えた初流もかなりうまい。運動神経は抜群でバスケ部の助っ人も勤めている。
花井 桃香(はない ももか)
身長156cm、体重46kg、AB型、家庭科部
男子一番人気。椿初流に好意を寄せている。ド天然娘。かのこが唯一仲がよくなった女の子。男子NO.1人気の上、性格もやさしくいい子。クラスの女子から嫉妬を受け、教科書に落書きや靴かくしなどの嫌がらせを頻繁に受けていたが、かのこが校内放送をして以来嫌がらせはなくなった。それ以来かのことは「かのちゃん」「桃ちゃん」と呼び合っている。趣味はお菓子作りで、家族の誕生日には必ずケーキを焼いている。顔がそっくりな弟がいる。
夏草 透太(なつくさ とうた)
身長176cm、体重60kg、O型、サッカー部
女子二番人気。桃香に好意を寄せている。照れなく円陣が組めるような爽やか天然王子様キャラ。人の秘密は絶対にいわない。漫画は弟の買う『週刊少年ジャンプ』くらいしか読まないらしく、藤子両巨匠の漫画の見分けがつかない(かのこがクラスの人間がA派かF派かを調べていたところ、「BからEは?」などと話していた)。親が超若い。
杜若 麗子(かきつばた れいこ)
身長159cm、体重45kg、B型
かのこが転校した直後にやってきた転校生で、大阪弁を話す。自分が一番可愛くないと気が済まないようで、可愛い桃香を一方的にライバル視している。そのためミスコンでは実行委員と協力し桃香を出し抜こうとしたが、かのこに計画がばれ失敗に終わっている。損得勘定女子。
山田 丈之進(やまだ じょうのしん)
身長168cm、体重56kg、B型
優しくされたらすぐ好きになる。ひそかに放送室の合鍵を作っていたが、かのこのせいでそれが明らかになり、父親にバリカンで頭をそらされた。

林堂中学校[編集]

水天宮 鞠音(すいてんぐう まりね)
身長154cm、体重42kg、AB型
父親は会社社長で、お金持ちの一人娘。美人で頭もよく、友人・先生からの評判もすこぶる良い。クラス委員。「優しくていい子」を演じている。かのこは気づかなかったが、最終巻で友達と宣言し、連絡先を交換しあっている。
爽木 蛍太郎(さわき けいたろう)
身長175cm、体重56kg、A型
3-D担任の英語教師。23歳。生徒から人気があり、校長からの信頼も厚い、青春ドラマの主人公のような爽やか先生。しかし実際は、自分に反抗した生徒は徹底的に無視をして追い詰めていく最低な先生であった。その後、最終巻にも登場する(ゼミナールで働いている)。

佐々第一中学校[編集]

茸谷 幸子(きのこだに さちこ)
身長166cm、体重50kg、A型
三つ編眼鏡の電波女。文語調で話す。渉が好きで、「プリンセス☆マーメイド計画」なるものを作っていた。かのこが呼び出した初流のおかげでモデル系に大変身する。
蜷川 真由美(にながわ まゆみ)
身長155cm、体重42kg、A型
生徒会副会長。一人称は「ニーナ」。男子人気No.1。手柄横取り系で、世渡りが上手。
松浪 渉(まつなみ わたる)
身長178cm、体重62kg、A型
生徒会会長。女子人気No.1。真由美からは「るんちゃん」と呼ばれている。

大田川西中学校[編集]

愛田 三枝(あいだ みつえ)
身長155cm、体重44kg、A型
かのこ持論によると、ただいま青い果実期間(トュー・ヤング・タイム)の選民期真っ只中。自分は特別と思っていて、自信たっぷり(かのこがこの説明を初流にした際、三枝のことを見ていて飽きない理由を椿は親近感だと言ったが、自覚のないかのこにはなんのことだかさっぱりわからなかった)。将来の夢はクリエーター。
松崎 敦子(まつざき あつこ)
身長172cm、体重56kg、0型
バスケ部。シュートが必ず入るという理由からバスケ部内では「シュウ」と呼ばれている。
鳴一 素王(なるいち すお)
身長178cm、体重58kg、A型
大田川西中の王子。ナルシスト。

書誌情報[編集]

  1. 2008年8月10日発行 ISBN 978-4-592-18630-4
  2. 2009年2月10日発行 ISBN 978-4-592-18637-3
  3. 2009年10月10日発行 ISBN 978-4-592-18638-0

関連項目[編集]

  • 恋だの愛だの - かのこ達(初流、桃香、透太)の高校生生活を描く続編。