竹安大知

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竹安 大知
オリックス・バファローズ #21
Takeyasudaichi 20160320.JPG
阪神時代
(2016年3月20日 阪神鳴尾浜球場にて)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 静岡県伊東市
生年月日 (1994-09-27) 1994年9月27日(24歳)
身長
体重
183 cm
84 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2015年 ドラフト3位
初出場 2017年10月5日
年俸 900万円(2019年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

竹安 大知(たけやす だいち、1994年9月27日 - )は、静岡県伊東市出身のプロ野球選手投手)。右投右打。オリックス・バファローズ所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

埼玉県蓮田市で出生後に、静岡県伊東市へ転居。伊東市立富戸小学校[2]の1年時に地元の少年野球チーム・富戸ジュニアで野球を始める[3]と、中学生時代には伊東リトルシニアに所属した。

中学卒業後に二松学舎大学附属高校へ進学するが、1年生の夏に中退[3]。地元にある静岡県立伊東商業高校に転校した。転校後は、3年生夏の選手権静岡大会で、NPBの複数球団のスカウトが視察する[4]ほどにまで成長。しかし、在学中は春夏ともに、甲子園球場で開催の全国大会に出場できなかった[5]。なお、伊東商高で指導を受けた野球部監督は、後のオリックス在籍時にチームメイトとなる増井浩俊の弟である増井裕哉であった[6][7]

高校卒業後の2013年には、熊本県福岡県スーパーマーケットを運営する鮮ど市場へ入社するとともに、同社の硬式野球部である社会人野球熊本ゴールデンラークスへ入部。1年目から公式戦で登板する[8]と、2年目であった2014年の夏には、Honda熊本の強化選手として都市対抗野球大会に出場した。しかし、同年の冬に右肘内側側副靱帯を傷めたため、12月にトミー・ジョン手術を受けた[8]

2015年9月の社会人野球日本選手権九州予選で実戦に復帰する[3]と、翌月に開かれた2015年のNPBドラフト会議で、阪神タイガースから3巡目で指名[8]。契約金5,000万円、年俸840万円(金額は推定)という条件で入団した[9]。背番号は42[10]で、担当スカウトは田中秀太[11]

阪神時代[編集]

2016年には、シーズン終盤の一軍デビューを目標に、前述の手術に伴うリハビリやトレーニングを優先[11]。春季キャンプも、二軍の「安芸組」で過ごした。6月17日に、オリックス・バファローズとのウエスタン・リーグ公式戦(舞洲ベースボールスタジアム)6回裏から、1イニングの救援で実戦デビュー。同リーグの公式戦全体では、6試合の登板で、0勝2敗、防御率10.57を記録した。しかし、同期入団の新人選手でただ1人一軍昇格の機会がなく、シーズンの終盤には右肩痛を発症した。

2017年には、主に先発でウエスタン・リーグ公式戦20試合に登板すると、5勝4敗、防御率2.76を記録。3試合に登板した7月には、月間通算で2勝0敗、防御率0.56(投球回数16イニングで自責点1)という好成績を残したことから、阪神球団が制定するファーム月間最優秀選手賞を受賞した[12]。そのままレギュラーシーズンの終盤まで好調を維持すると、10月5日の対中日ドラゴンズ戦(阪神甲子園球場)7回表に一軍公式戦へデビュー。同点の局面からの救援登板ながら1イニングを三者凡退を抑えた。さらに、その裏の攻撃でチームが勝ち越したことで、わずか9球で一軍公式戦初勝利を挙げた。阪神の投手による一軍公式戦初登板初勝利は、チームメイトの青柳晃洋が2016年に先発登板で記録して以来であった[13]。さらに、シーズン終了後に台湾で開かれた2017アジアウインターベースボールリーグには、NPBウエスタン選抜の一員として参加した[14]

2018年には、一軍公式戦2試合に登板。勝敗は付かなかったが、防御率を2.25にとどめた。その一方で、ウエスタン・リーグ公式戦には、14試合の登板で6勝0敗、防御率1.30という成績をマーク。先発要員として、ファーム8年振りのリーグ優勝に貢献した。

オリックス時代[編集]

2018年12月20日、オリックスから阪神へFA移籍した西勇輝の人的補償としてオリックスが獲得したことが発表[15]。背番号は西が着用していた21

選手としての特徴[編集]

最速147km/hの伸びのあるストレートが武器で、スライダーカーブフォークも投げる[3]

メジャーリーガー岩隈久志の投球スタイルや投球フォームを参考にしている。阪神への入団後は、大阪近鉄バファローズの投手コーチ時代に岩隈を指導した久保康生二軍投手コーチを通じて、岩隈本人からアドバイスを求めていた[16]

人物[編集]

熊本ゴールデンラークス時代には、2年目の2014年まで、熊本市内にある鮮ど市場の本社で経理を担当[17]。鮮ど市場が熊本市内で「ゴールドジム新市街熊本」の運営と管理を委託された同年10月からは、同ジムのトレーナーとしてオフシーズンにトレーニングの指導やカウンセリングを任されていた[5][18]。阪神からの指名挨拶を受けた直後には、「自分の活躍で、熊本ゴールデンラークスを全国の人に知ってもらいたい。鮮ど市場では一時期CMを放送していたので、CMの制作を再開した際には出身選手として出演できれば良い」という抱負を述べた[17]

阪神時代の背番号「42」は、担当スカウトである田中秀太の現役時代に当時チームメイトの投手・下柳剛が付けていた番号であった。竹安は入団記者会見において、背番号についての質問を受けた際に「担当の秀太スカウトから『グラブは投げるもんじゃない、大切にしろよ』と言われた教えをしっかり守りたい」と、2007年10月1日の対横浜ベイスターズ戦(横浜スタジアム)での先発登板した下柳が、遊撃手・秀太の失策への怒りからグラブをマウンドに叩き付けたエピソードに絡めてコメント。報道陣の爆笑を誘った[19]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2017 阪神 1 0 0 0 0 1 0 0 0 1.000 3 1.0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0.00 0.00
2018 2 1 0 0 0 0 0 0 0 ---- 27 8.0 5 0 1 0 0 2 0 0 2 2 2.25 0.75
通算:2年 3 1 0 0 0 1 0 0 0 1.000 30 9.0 5 0 1 0 0 3 0 0 2 2 2.00 0.67
  • 2018年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]


投手












2017 1 0 0 0 0 ----
2018 2 0 1 0 0 1.000
通算 3 0 1 0 0 1.000
  • 2018年度シーズン終了時

記録[編集]

投手記録
打撃記録
  • 初打席:2018年10月13日、対中日ドラゴンズ25回戦(ナゴヤドーム)、2回表に柳裕也から二ゴロ

背番号[編集]

  • 42 (2016年 - 2018年)
  • 21 (2019年 - )

登場曲[編集]

  • 「danza kuduro」 - Don Omar (2016年 - )

代表歴[編集]

脚注[編集]

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出典[編集]

  1. ^ 阪神 - 契約更改 - プロ野球. 日刊スポーツ. 2018年12月22日閲覧。
  2. ^ ドラフト3位竹安、目標は同学年の藤浪超えデイリースポーツ 2016年1月25日閲覧
  3. ^ a b c d 阪神ドラフト3位竹安は大谷似 本家超えの活躍誓う 日刊スポーツ 2015年12月5日閲覧
  4. ^ 伊東商・竹安が中1日完封/静岡大会 日刊スポーツ 2016年1月25日閲覧
  5. ^ a b 阪神ドラフト3位竹安 驚き上位指名、全国的に無名「びっくり」スポーツニッポン 2016年1月26日閲覧
  6. ^ オリ増井 “人的補償”竹安サポート約束 弟が高校で指導の縁”. スポーツニッポン (2018年12月30日). 2019年1月1日閲覧。
  7. ^ オリックス移籍の竹安「まさか」増井と不思議な縁”. 日刊スポーツ (2018年12月29日). 2019年1月1日閲覧。
  8. ^ a b c 阪神3位竹安 145キロ右腕は息の長い選手目指す 日刊スポーツ 2015年12月5日閲覧
  9. ^ 阪神ドラフト3位竹安が仮契約「長年勝てる投手になる」 日刊スポーツ 2016年1月25日閲覧
  10. ^ 阪神のドラフト1位・高山は背番号「9」 デイリースポーツ 2015年12月7日閲覧
  11. ^ a b 阪神ドラフト3位竹安「シーズン終盤にデビューできれば」日刊スポーツ 2016年1月25日閲覧
  12. ^ 球団選定ファーム7月度月間MVPに竹安大知投手阪神タイガース公式サイト 2017年10月10日閲覧
  13. ^ http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/10/06/kiji/20171006s00001173092000c.html 阪神・竹安“強運”プロ初勝利 わずか9球「来年はずっと一軍で」 ]スポーツニッポン 2017年10月10日閲覧
  14. ^ a b 2017アジアウインターベースボールリーグ(AWB)NPBメンバー一覧”. NPB.jp (2017年11月17日). 2017年11月20日閲覧。
  15. ^ “オリックス 西の人的補償で3年目の竹安投手を獲得 通算1勝も将来性を見越して”. スポニチ. (2018年12月20日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/12/20/kiji/20181220s00001173277000c.html 2018年12月20日閲覧。 
  16. ^ 阪神ドラフト3位竹安 岩隈から電話助言チャンス 久保コーチ橋渡しスポーツニッポン 2016年1月25日閲覧
  17. ^ a b 虎ドラフト3位竹安「鮮ど市場」と大売り出しデイリースポーツ 2016年1月25日
  18. ^ ゴールドジム新市街熊本のFacebook公式アカウントに2015年12月27日付で掲載された竹安からのメッセージ
  19. ^ 阪神ドラフト3位竹安、下柳と同じ42でもグラブ投げません日刊スポーツ 2016年1月25日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]