競走馬総合研究所

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競走馬総合研究所(きょうそうばそうごうけんきゅうじょ)とは日本中央競馬会(JRA)によって設立された、競走馬の生産・育成、疾病の治療・予防、競走能力の分析、飼料馬場など競走馬や競馬に関する様々な分野の研究を行う機関である。「総研」とも呼ばれる。

本所栃木県宇都宮市地図座標: 北緯36度33分41.8秒 東経139度50分31.8秒)、常磐支所福島県いわき市地図)、栃木支所(栃木県下野市地図)、生産育成研究室北海道浦河郡浦河町地図)の4ヶ所の施設で構成されている。

2005年11月28日には東京大学農学部で開かれた「日本ウマ科学会学術集会」において、総研所属の研究員が『スターホースの走りを科学する』と題しディープインパクトの強さに関する講演を行った。

沿革[編集]

馬の温泉[編集]

いわき湯本温泉温泉街にほど近い場所にある常磐支所には競走馬のための温泉療養施設があり、そのため「馬の温泉」とも呼ばれている。温泉を利用した温浴場やプール、ウォータートレッドミル逍遥馬道といった施設がある。 一般の訪問者(競馬ファン)も見学することが可能となっており、療養中の競走馬を見ることができる。

過去にはグリーングラスサクラスターオーミホノブルボンファインモーションノーリーズンヒシミラクルといった重賞勝ち馬もこの施設を利用して療養を行った。

また函館競馬場にある「馬温泉所」の運営も行っており、特に冬季には常磐支所で収容しきれない競走馬に対するリハビリ初期の温泉治療を分担して行っている[2]

2011年3月の東北地方太平洋沖地震では常磐支所も被災。建物には大きな損傷はなかったものの水道管が破裂し温泉が利用できなくなった[3]ことなどから、入厩馬の多くは一時美浦トレーニングセンターに避難した[4]。その後施設の復旧作業が行われ、同年6月20日にプールが再オープンするなど、徐々に業務が再開されている。

2017年5月23日、JRAは「競走馬総合研究所常磐支所」の名称を「競走馬リハビリテーションセンター」に改称したことを発表した[5]

関係書籍[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 競走馬総合研究所常磐支所の呼称について日本中央競馬会、2017年5月23日閲覧
  2. ^ 旅立ち - 馬の温泉だより・2008年4月18日
  3. ^ カジノドライヴ出走とサトノフローラがトライアル登録と思ったら。。。大地震!! - 馬の温泉だより・2011年3月14日
  4. ^ 東京スポーツ・2011年4月7日付 15面「トレセン発秘話」
  5. ^ “競走馬総合研究所常磐支所の呼称について” (プレスリリース), 日本中央競馬会, (2017年5月23日), http://jra.jp/news/201705/052302.html 2017年5月27日閲覧。 

外部リンク[編集]