立里荒神社
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荒神社 | |
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所在地 | 奈良県吉野郡野迫川村 |
位置 |
北緯34度09分26.5秒 東経135度39分23秒座標: 北緯34度09分26.5秒 東経135度39分23秒 |
主祭神 |
誉田別命 火産霊神 |
創建 | 不詳 |
別名 | 立里荒神社、立里荒神 |
立里荒神社(たてりこうじんしゃ)は、奈良県吉野郡野迫川村大字池津川にある神社である。正式名称は荒神社というが一般的には立里荒神社という通称で知られており、本記事でも「立里荒神社」として扱うこととする[1][2]。
概略[編集]
この神社は、奈良県南部の野迫川村のほぼ中央にそびえる荒神岳(こうじんだけ、1260m)[3]の山頂に鎮座する神社であり、正確な年代は不明であるが、西暦800年頃の創建であるとされている[1][2]。誉田別命と火産霊神を祀っていることから、商売繁盛の神としてや火の神、かまどの神として崇められており、また、日本三荒神のひとつとしても知られていることや高野山の奥社などとされていることから、火に関わる職業の人や高野山参詣の人々を中心に全国各地より信仰心の厚い人々が訪れるという[1][2][3][4]。
当神社の歴史を書いた『三宝大荒神略縁起』によると、この神社は弘法大師空海が高野山を開山する際に、伽藍繁昌密教守護のため板に三宝荒神を描いて古荒神の地に祀るとともに、壇上の鬼門にも荒神を勧請して高野山の大伽藍を建立したとされている。それゆえ、三宝荒神を祀るようになったのが始まりであり、その後は、高野山と結ぶ神仏習合の宮として、明治初年まで宝積院と称し、高野山地蔵院末と鐘楼堂を備えていたという。明治の廃仏毀釈の際に宝積院を廃寺とし、仏体などを池津川へ移して単に荒神社と称するようになり現在に至っている[5]。
境内[編集]
- 本殿:祭神は、火産霊神と誉田別命
- 摂社ー五社神社:祭神は、天照皇大神、大山祇命、保食命、市杵島姫命、素盞雄命
- 祈祷殿
- 参籠所・食堂
無料大駐車場があり、脇にバス停と土産物店が1軒ある。そのすぐ上に祈祷殿があり、御札等を受けられる授与所も併設されている。そこから、鳥居が山頂に向かって並び10分ほど上がって行くと山頂部に本殿がある。
ギャラリー[編集]
アクセス[編集]
- 自家用車では、高野山から高野龍神スカイライン(国道371号線)経由で、スカイライン分岐より約6km。
- 公共交通利用の場合:なんば、新今宮、天下茶屋などより南海高野線で高野山駅下車の後、南海りんかんバスで約40分の立里荒神前停留所下車[1]。高野山駅 - 立里荒神前間を南海りんかんバスの予約制急行バスが運行されている[6]。
出典[編集]
- ^ a b c d Natts Net 荒神社(こうじんじゃ)(立里荒神)(南海電気鉄道)[リンク切れ]
- ^ a b c 野迫川村観光ガイド野迫川村
- ^ a b 荒神岳(YamakeiOnline)
- ^ 大和路アーカイブス 奈良県観光情報 立里荒神社(奈良県観光連盟)[リンク切れ]
- ^ 荒神社案内書
- ^ 南海りんかんバス 立里線[リンク切れ]
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