究極!!変態仮面

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究極!!変態仮面
ジャンル 少年漫画ギャグ漫画
漫画
作者 あんど慶周
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
発表号 1992年42号 - 1993年46号
巻数 全6巻(文庫版全5巻)
漫画:HENTAI KAMEN EX
作者 あんど慶周
出版社 ホーム社
掲載誌 画楽.mag
発表号 2号 - 5号
発表期間 2014年
テンプレート - ノート
ポータル 漫画

究極!!変態仮面』(きゅうきょく!!へんたいかめん)は、あんど慶周による日本漫画

1992年より1993年まで『週刊少年ジャンプ』にて連載され、2014年より特別編『HENTAI KAMEN EX』が『画楽.mag』2号より5号まで連載された。

あらすじ[編集]

私立紅優高校の生徒・色丞狂介は、拳法部のエースであり、正義感溢れる少年。しかし彼には、とても人には言えない、ある秘密があった。彼は頭にパンティを被ると、、殉職した刑事の父の正義の血と、SM嬢の母親の変態の血が同時に発動し、超人パワーを持つ正義の味方、「変態仮面」へと変身するのであった。意中のクラスメート・姫野愛子のパンティを思いがけず入手した彼は、冴え渡る数々の変態必殺秘技を駆使し、「それは私のおいなりさんだ」の決めゼリフで今日も悪人たちを懲らしめる。

変態仮面[編集]

狂介がパンティを被ることで変身する異形のヒーロー。「フオオオオオオオオッ!!」と雄叫びを上げながら、同時にブーメランパンツと網タイツ以外の衣服を脱ぎ捨て、パンツの両脇を伸ばして交差させるように肩に通すことで変身は完了する。変身動作において「気分はエクスタシー!!」「クロスアウッ!(Cloth out=脱衣)」と叫ぶ。パンティの他にもブルマアンダースコート、水着などでも変身は可能で、バレエチュチュで変身してエリマキトカゲ状態で登場したこともある。

股間は無理に伸ばしたブーメランパンツによって、ちまきいなりずしのように強調されており、寿司屋の夫婦喧嘩の仲裁エピソードで股間を触られた際に「それは私のおいなりさん」と登場して以降は、犯人が何かしらの物に擬態した変態仮面の股間に触れた後、前述の決め台詞と共に登場するのがお約束となっている。

さらに、肩まで無理に伸ばしたブーメランパンツには、その滑稽な形により相手を笑わせて戦意喪失に持ち込むと同時に、しめつけが変態仮面への刺激となり、やる気を起こさせる作用がある(文庫版第1巻より)。

人間は通常、潜在能力の30パーセント程度しか力を発揮することができないが、変態仮面はパンティを被ることによって力を100パーセント発揮することができる。父親譲りの正義の血と母親譲りの変態の血が、悪に怯むことなく立ち向かわせる。身体能力は非常に高く、その場に落ちているロープで犯人を亀甲縛りにしたり、蝋燭で攻撃したりとSMを活かした多彩な技を使いこなす。基本的な決め技は、顔に自分の股間を押し付けるなどの精神的ダメージを与える技であり、その際にじわじわと恐怖心を与えたり、「Welcome(ようこそ)」と言いながら自身の股間に誘導することが多い。この正義の裁きは非情であり、犯人がいかに命乞いをしようとも見逃すことなく執行される。ほとんどの場合、圧倒的な実力で悪人にお仕置きをするが、純粋に変態仮面の能力を超える腕力の持ち主の単純な力技や、ナイフ投げ[注 1]などの特殊な技能を持った悪人に苦戦する場面もある。

発揮する力の大きさはパンティの持ち主の外見・年齢などに左右され、劇中では愛子や春夏のパンティが変態仮面の強さを最大限に引き出している反面、肉親の物では興奮するだけで変態仮面に変化できない(ナレーションの説明によると「肉親のものではイマイチノらない」との事)。モチベーションによっては変身前に受けた捻挫・打撲などの負傷もある程度治癒することができるが、発揮する力が大きいほど肉体的負担も大きく、場合によっては変身解除と同時にミイラのごとく痩せこけてしまうことも少なくない。その反動として異常に腹が減り、普通の人間では信じられないほどの大食いになる。持ち主の特技をコピー、また意識を集中させることで「パンティ媒介」により持ち主の記憶とシンクロする能力を発揮したこともある。パンティの効果は狂介自身の思い込み、モチベーションによっても左右されるらしく、履いた持ち主のいないパンティでも変身可能であり(映画では未使用品だと変身できない設定にされている)、仮に醜女や老婆、オカマのパンティであってもその力は発揮できるが、その場合持ち主の正体を知った途端に狂介自身がショックを受け、変態仮面としての力も大幅にパワーダウンしてしまう。

なお、読切版のうち『誕生編』ではブーメランパンツを伸ばした際の形状が連載版・他の読切とは異なっており、文庫版4巻収録の書下ろし4コマでは連載版・読切2作の物をスタンダードVフォーム、『誕生編』の物をスクリューフォームと称している(同4コマでは本編未公開のアルティメットフォームも登場)。

登場人物[編集]

色丞家[編集]

色丞 狂介(しきじょう きょうすけ)
本作品の主人公。紅優高校の1年生で拳法部に所属する少年。父親ゆずりの正義感を持ち、拳法の腕前はかなりのものを持っている。銀行強盗の仲間に化けて犯人を捕まえようとした際、マスクと間違って女性用パンティを被ってしまったことがきっかけで正義のヒーロー・変態仮面に目覚める。最初はそのことに戸惑いを憶えていたものの、後には正義のために自ら変身するようになり、変身の反動に耐えられるように特訓を重ねた事で身体能力のみならず、繰り出す変態秘奥義にもますます磨きがかかることになる。
8年後には父親と同じく刑事の職に就き、四季春夏からの猛烈な押しに負けて結婚。一児の父親となったが、春夏を妻として愛し、愛子とも変わらぬ友人付合いをしていた。
変態仮面(へんたいかめん)
狂介が顔面にパンティを被り、覚醒した姿。詳細は変態仮面の節を参照。
色丞 魔喜(しきじょう まき)
狂介の母。物語開始時点では37歳。ブティック「キャンドル」を経営する傍ら、SM嬢のアルバイトをしている。年齢を感じさせないかなりの美人であるが、変態的な性格の持ち主でもある。
商売がら顔が広く、出かけた先でよくSMクラブの常連客と鉢合わせする。また鞭や縄などをはじめとするSM道具の扱いに長け、縄を相手に投げた次の瞬間既に亀甲縛りをしているなど、その腕前は神業の域に達している。旧姓は佐戸川(さどがわ)。
色丞 張男(しきじょう はりお)
狂介の父。SMクラブ「ソドム」にガサ入れした時に出会った魔喜と互いに一目惚れして結婚したが、狂介が6歳の頃に殉職した。生前は正義感溢れる刑事で、デートの時によく観に行った映画は『ダンディハリー』。職務外でも44マグナムを持ち歩き、何かと発砲していた。
容姿はハリー・キャラハンに似てる。
色丞 狂太郎(しきじょうきょうたろう)
狂介と春夏の間に生まれた息子。父同様にパンティが被さると変態仮面Jr.に覚醒する。父と異なり母親(身内)のパンティでも変身可能。

姫野家[編集]

姫野 愛子(ひめの あいこ)
大財閥・姫野グループの総帥の一人娘。紅優高校拳法部のマネージャー。不良の恐喝から救ってくれた狂介および銀行強盗を成敗した変態仮面に好意を抱いている。事件に巻き込まれて危険な目に遭うことが多い。箱入り娘である影響から、変態仮面の変態技を見ると気絶することが多い。家事などはやったことがなく苦手。少々天然の気もある。
人目を引く容姿もさることながら性格も非常に優しく、自分がお嬢様であるということを鼻にかけたりせず、誰に対しても好意的に接する。そのため男女を問わない人気者。狂介とは両思いだったが、結局成就する事は無く[注 2]、後に姫野グループ総裁となるために帝王学を学びにフランスへ留学する。
文庫版5巻の書下ろしエピソードでは狂介と結ばれなかった理由付けがされ、愛子は小学5年生の頃にアメリカに移住して以来現地の高校に通っていたが、親の仕事の都合で半年間だけ再来日していた身の上であり、約束の半年が経ちアメリカの高校に復学したことが描写された。
世羽(せわ)
姫野家の執事をしている老人。小柄で眼鏡をかけている。愛子からは「じい」と呼ばれている。愛子に悪い虫がつかないよう愛子の父親から厳命されており、愛子の交友関係などには口うるさい。狂介に対しては敵意むき出しで接するが、それはあくまで職務に忠実なためである。愛子が危険に巻き込まれやすいことを理解しており、愛子に護衛つきのリムジンで登下校するように懇願しているが、普通の生活を送りたい愛子に断られ続けている。
ゴルゴ
姫野家の番犬。犬種はドーベルマン。愛子に近づく者に容赦無く攻撃するよう調教されているが、狂介=変態仮面の攻撃に打ちのめされて以降、狂介を見ると怯えるようになった。
姫野 王権(ひめの おうけん)
愛子の父親で姫野グループ総裁。文庫版5巻の書下ろしエピソードに登場する。娘可愛さから交友関係にまで口を出して、「娘に悪い虫がつかないように」という名目の元、相応しくない者達を容赦無く排除するよう世羽に厳命させており、親馬鹿を通り越した身勝手さが目立つ。
姫野 后(ひめの きさき)
愛子の母親。文庫版5巻の書下ろしエピソードに登場する。愛子のよき理解者。非常に特徴的なヘアセットを施している。

四季家[編集]

四季 春夏(シキ シュンカ)
紅優高校に転校してきた中国人の少女。代々伝わる拳法である「四季流必殺奥義御色拳(しきりゅうひっさつおうぎ・おいろけん)」は、男を惑わすことを極意としており、スカートをめくってTバックを見せて敵の意表を突く「悩殺的茶罰苦(のうさつてきティーバック)」や、腹痛が起こったふりをして相手が心配して駆け寄ってきたところを不意打ちする「誘惑的腹痛(ゆうわくのふくつう)」など、色気を活かして敵の隙を作り、そこを突いて相手を倒す技である。反面、「男の色香」にはめっぽう弱く、瞬時に脱力してしまうほどである。股間を目の当たりにした狂介と変態仮面の両者に敗れたため、「女系の者は自分を負けさせた男と結婚しなければならない」家訓から、「許嫁」と狂介宅に押し掛け生活を送る。狂介と変態仮面が同一人物であることに気付いていない。非常に不器用であり、料理スキルや芸術面での才能は弟に完全に負けている。
8年後には狂介と同じく刑事の職に就くと共に、猛烈な押しで狂介と結婚し一児の母親となった。結婚後は家事のスキルも努力の甲斐あってそれなりに向上している。
四季 秋冬(シキ シュウトウ)
紅優高校に転校してきた中国人の少年で拳法の達人。春夏とは双子の弟である。真面目であり、物静かで優しい性格の持ち主だが、非道な行為については怒りの感情を示す。中国武闘家選手権ジュニア第一位の実力者だが、拳法部の主将・早乙女との一対一の勝負で負けて以来、男色家であり自分にアプローチする彼を苦手としている。狂介とは仲が良く、大会に向けての練習相手も狂介となることが多い。姉と違って手先が器用で料理・絵画と何でもこなす。春夏が何かの成果で褒められると、それは自分の手がけたものと打ち明けるが、毎回姉から制裁を受ける。
8年後の後日談では既に中国へ両親と共に帰国しており、拳法と中華料理の修業に勤しむことになる。
四季 華蓮打(シキ カレンダ)
春夏と秋冬の母親。夫婦別姓が基本の中国人には珍しく、夫婦同姓である。春夏以上の御色拳の使い手。子供たちのことが気がかりで夫の暦と共に来日した。変態仮面の人間離れした戦闘力にほれ込み、春夏を変態仮面と結婚させようとしている(狂介と変態仮面が同一人物であることは知らない)。
四季 暦(シキ レキ)
春夏と秋冬の父親。子供たちのことが気がかりで妻の華蓮打と共に来日した。日本に滞在中は拳法を使った喫茶店を営んでいる。

紅優高校関係者[編集]

拳法部[編集]

早乙女(さおとめ)
紅優高校拳法部の主将。弁髪にどじょう髭で筋肉質の風貌を持つ男色家である。厄介な事に手癖も非常に悪く、狂介や秋冬に妖しい視線を注ぐ。自分より明らかに強い相手には怖気づいてしまったり、狂介や副将の石田を売り渡してしまおうとするなど現金な面もあるが、基本的には主将を務めるだけあって拳法に対する姿勢は真面目かつ真摯。実力も本物であり、その腕前は狂介より上である。
8年後に「セーラ」の源氏名ゲイバーに就職。秋冬が中国に帰っていた事を知ると、その居所を聞き出そうと躍起になっていた。
石田(いしだ)
紅優高校拳法部の副将。登場人物中数少ない常識人。そのため早乙女の手癖の悪さを目の当たりにする度に「主将…」と頭を抱えて嘆いている。
8年後には旅行代理店に就職し営業マンとなっている。
山崎 里美(やまざき さとみ)
紅優高校拳法部のマネージャー。銭湯「山ノ湯」の娘で、叔母は旅館の経営者である。さばさばした性格であり、銭湯の手伝いをしていることから男の裸を見ても動じない。幼なじみであった愛子を拳法部のマネージャーに誘った。愛子の一番の理解者で、ことあるごとに愛子と狂介の仲を取り持とうと尽力するも、タイミングの悪さと世羽の執拗な妨害のせいで最終的には叶わなかった。
決して可愛くないわけではないのだが、愛子の引き立てとして狂言回しをさせられたりと、損な役回りを与えられていることが多い。
猿渡 綱吉(さるわたり つなよし)、亀山(かめやま)
共に紅優高校拳法部の部員で、狂介の友人。猿渡の実家は寿司屋を経営している。
8年後には狂介と春夏同様、警察官になっていた。
部留臼 裏異(ぶるうす りい)
紅優高校拳法部の顧問。容姿はブルース・リーに似ており、よく間違えられる。事故で入院していたため登場は中盤からであり、出番自体も少ない。

その他[編集]

出来留 学(できる まなぶ)
狂介のクラスメイト。勉学に秀でた天才高校生で、説明的な口調が特徴。実家は多額の借金を背負っていたが、狂介の協力で無事返済できた。
晩 創子(ばん そうこ)
紅優高校に赴任した保健の先生。変態仮面に憧れている。
大金 玉男(おおがね たまお)
紅優高校空手部の主将。大金財閥の一人息子。空手の段を金で買い取り、学校の教頭を買収した。四季春夏・秋冬姉弟を日本に呼び寄せたのも彼である。名前を「だいきんたまおとこ」と読まれることを物凄く嫌っている。
紅優高校理事長の娘(ただし物凄い不美人)に惚れられており、強引にマネージャーとして身の回りに纏わりつかれ世話をされている。愛子に一目惚れし、拳法部を廃部に追い込み、愛子を恋人兼マネージャーとして引き入れようとするが悉く失敗し、変態仮面からも制裁を受けた。その後、空手部は廃部となる。
実写映画では全編通しての敵として登場、紅優高校の地下に眠る金鉱を手中に収めるため、戸渡を始めとする刺客を学校に差し向ける。同作では彼自身も変態仮面と渡りあえるほどの空手を駆使する他、最終的には巨大ロボットを駆って変態仮面と直接対決に赴く。
集英会(しゅうえいかい)
暴力団。登場するたびに悪さを働くが、毎回変態仮面にお仕置きされる。当初は兄貴分の(ひで)、弟分の(まさ)だけだったが、後の話には集英会の親分、麻薬密売相手のミスター・キングといった関係者も登場する。
天狗丸(てんぐまる)
天狗流忍者の末裔。拳法部合宿先の山奥に住みついている。天狗のお面を被って山に入ってきた人々を襲っていたが、愛子を「女神様」と一目惚れし連れさらうも変態仮面に成敗される。以降も度々拳法部にちょっかいを出すが返り討ちにされ、しまいには変態仮面を師匠と仰ぐまでになり、変態仮面からも認められて紅優高校の生徒ではないものの拳法部の部員扱いとなった。
狂介や愛子と同い年ではあるが、長い間人里離れて暮らしており、まともな教育も受けていないがために一般常識に著しく欠けており、小学生レベルの計算も出来ないなど頭も非常に悪く、無知ゆえの天然ボケな面もある。しかし上記のように山に入ってきた人々を襲っていたのは「自分の縄張りに入ってきた奴らを懲らしめただけ」と彼なりの言い分もあり、精神年齢的にはまだまだ幼く、根は非常に純粋であるなど決して悪い人間ではない。
文庫版5巻の書下ろしエピソード『究極!!変態仮面外伝 TENGUMAN』では、20歳になった天狗丸が「テングマン」として、変態仮面と同様に悪と戦う姿が描かれている。
脇野 新(わきの あらた)
後述の『帰ってきた変態仮面』に登場する。
なかなか可愛い容姿をしている上、性格的に気弱な処があり、電車痴漢に目を付けられてしまう。3日連続で触られてしまった彼女はたまりかね、狂介に相談を持ち掛ける。

派生作品[編集]

帰ってきた変態仮面[編集]

小林尽によるリメイク作品。

ジャンプスクエア』2008年2月号に創刊記念特別読み切り第3弾として掲載された。狂介と愛子が離れ離れになった後のストーリーで、愛子に代わって新キャラクター「脇野新」が登場する。

同誌ではあんど慶周と小林尽両者が変態仮面のコスプレをして行った仮面対談会が写真付きで掲載された。『帰ってきた変態仮面』は単行本未収録だが、仮面座談会の方は集英社ジャンプリミックスに完全版が収録された。

HENTAI KAMEN S -ヘンタイカメン セカンド-[編集]

映画公開に併せて『ジャンプスクエア』2013年5月号に掲載された新作読切。著者はあんど慶周。『帰ってきた』同様の時系列を舞台とし、拳法部の新マネージャーに纏わる騒動を描く。

HENTAI KAMEN 0 -ヘンタイカメン ゼロ-[編集]

『画楽.mag』2015年7号・8号に前後編として掲載された新作読切。著者はあんど慶周。狂介の父・色丞張男を主人公に置き、狂介が産まれる前の時代を舞台とした変態仮面の起源(ルーツ)に迫るストーリー。

実写映画[編集]

2013年4月に第1作『HK 変態仮面』が公開された。2016年5月には第2作『HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス』が公開予定である[1]。いずれも福田雄一の監督、鈴木亮平の主演による。原作の雰囲気は踏襲しつつも、物語は完全にオリジナルであり、登場人物も一部異なる。

第1作[編集]

HK 変態仮面
監督 福田雄一
脚本 福田雄一
脚本協力:小栗旬
原作 あんど慶周
製作総指揮 間宮登良松、百武弘二、宮路敬久
出演者 鈴木亮平
清水富美加
片瀬那奈
ムロツヨシ
安田顕
佐藤二朗
池田成志
音楽 瀬川英史
主題歌 MAN WITH A MISSION「Emotions」
撮影 工藤哲也
編集 栗谷川純
製作会社 変態仮面製作委員会
配給 ティ・ジョイ
公開 2013年4月6日(先行公開)
2013年4月13日(全国公開)
上映時間 105分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
次作 HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス
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HK 変態仮面』(エイチケー へんたいかめん)は、2013年4月13日に公開された実写化第1作である。PG12指定。監督の福田雄一が脚本も手がけているが、原作のファンである小栗旬が脚本協力として参加している。主演の鈴木亮平は、超筋肉質の変態仮面を演じるため、体重を一度15kg増量した上で脂肪をそぎ落とすという肉体改造を行った[2]

キャッチコピーは「愛子ちゃん、どうか俺の闘う姿を見ないで欲しい。」「俺は正義の味方だが どうやら正義は俺の味方ではないらしい」。

2012年11月、映画館にて予告編が告知上映された[3]。予告編の最後には『“変態”って言えなかったらタイトル「HK」でも買えるよ』とある。

2013年2月、実写映画化が正式発表された[4]。同年4月6日に新宿バルト9にて先行公開の後、同年4月13日より全国で公開された。配給はティ・ジョイ

公開前から大きな反響を呼んでおり、公開後には上映館数を当初の12館から27館まで増やし、公開規模にもかかわらず4月30日には興行収入が1億円を突破する破竹の勢いをみせた[5]

上映マナー用の短編フィルムも作成されている。内容は変態仮面が劇場マナー違反の迷惑客を必殺技で注意するのだが、一番の迷惑客は全裸に近い変態仮面自身だった。理由は不明だが、映画劇場用のパンフレットは制作されてない。

日本国外での公開[編集]

台湾では、2013年4月9日に台湾ゴールデンホース・ファンタスティック映画祭でプレミア上映され[6]、同年5月3日に一般公開された。公開前からテレビCMが流れ、首都・台北の街中には150台の『変態仮面』ラッピングバスが走った。公開3日間の興収も468万台湾元となり、週末興行収入ランキングで『アイアンマン3』、ダニー・ボイル監督の最新作『トランス』に続く第3位につけた[7]

この他、香港では2013年7月に公開、アジア以外でもニューヨーク、スイス、スペインなど10近くの映画祭からのオファーが殺到した[8]

キャスト(第1作)[編集]

スタッフ(第1作)[編集]

  • 監督・脚本 - 福田雄一
  • 製作 - 間宮登良松、百武弘二、宮路敬久
  • プロデューサー - 川崎岳、小林智浩
  • エグゼクティブプロデューサー - 加藤和夫、村上比呂夫、鈴木仁行
  • ラインプロデューサー - 原田耕治
  • 企画 - 日達長夫
  • 原作 - あんど慶周『HENTAI KAMEN』(集英社文庫コミック版刊)
  • 音楽 - 瀬川英史
  • 脚本協力 - 小栗旬
  • CGディレクター - 久保江陽介
  • 撮影 - 工藤哲也
  • 特殊造型 - 松井祐一
  • 美術 - 松塚隆史
  • 編集 - 栗谷川純
  • アクションコーディネート - 田渕景也
  • スタイリスト - 神波憲人
  • ヘアメイク - 谷口小央里
  • 照明 - 福長弘章
  • 録音 - 高島良太
  • 助監督 - 星秀樹
  • キャスティングプロデューサー - 増田悟司
  • 製作プロダクション - レスパスビジョン
  • 製作協力 - 日本出版販売
  • 配給 - ティ・ジョイ
  • 製作 - 「HENTAI KAMEN」製作委員会
  • 製作委員会メンバー -
東映ビデオ - 安村基、吉田啓昭
ショウゲート - 小林宏至、吉田純子
日本出版販売 - 根岸悟、室谷洋平
レスパスビジョン - 中島睦巳

主題歌(第1作)[編集]

主題歌
MAN WITH A MISSIONEmotions」(CROWN STONES
作詞 - Kamikaze Boy, Jean-Ken Johnny / 作曲 - Kamikaze Boy / 編曲 - MAN WITH A MISSION, Kohsuke Oshima
挿入歌
ANTHEM「Blast」(ユニバーサルミュージック
作詞 - 柴田直人 / 作曲 - 清水昭男 / 編曲 - ANTHEM
劇場で上映のマナーCMでも使用。

賞歴(第1作)[編集]

英題は"HENTAI KAMEN: FORBIDDEN SUPER HERO"[9]

受賞

第2作[編集]

HK 変態仮面
アブノーマル・クライシス
監督 福田雄一
脚本 福田雄一
原作 あんど慶周
出演者 鈴木亮平
清水富美加
片瀬那奈
ムロツヨシ
安田顕
柳楽優弥
音楽 瀬川英史
主題歌 CTS
「WAVINESS feat. 南波志帆
撮影 工藤哲也
編集 栗谷川純
製作会社 「HK2」製作委員会
配給 東映
公開 2016年5月14日
上映時間 118分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
前作 HK 変態仮面
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HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス』(エイチケー へんたいかめん アブノーマルクライシス)は、2016年5月14日公開予定の映画で、『HK 変態仮面』の続編となる。前作に引き続き監督・脚本は福田雄一、主演は鈴木亮平が務める[1]

キャッチコピーは「世界からパンティが消える。正義が消える。」。

キャスト(第2作)[編集]

スタッフ(第2作)[編集]

  • 監督・脚本 - 福田雄一
  • 原作 - あんど慶周『THE ABNORMAL SUPER HERO HENTAI KAMEN』(集英社文庫コミック版刊)
  • 音楽 - 瀬川英史
  • 製作 - 間宮登良松、村田嘉邦、小松賢志、鈴木仁行、遠藤茂行、木下直哉
  • エグゼクティブプロデューサー - 加藤和夫、村上比呂夫、鈴木仁行、紀伊宗之
  • プロデューサー - 川崎岳、田坂公章
  • ラインプロデューサー - 鈴木大造
  • キャステイングプロデューサー - 田端利江
  • 撮影 - 工藤哲也
  • 美術統括 - 尾関龍生
  • 照明 - 藤田貴路
  • 録音 - 高島良太
  • スタイリスト - 神波憲人
  • ヘアメイクディレクション - 池田真希
  • アクションコーディネート - 田渕景也
  • 怪人デザイン - 赤井孝美GAINAX
  • 特殊メイク・造形進行 - 飯田文江
  • 編集 - 栗谷川純
  • VFXプロデューサー - 石澤智郁
  • VFXディレクター - 中口岳樹
  • 助監督 - 井出上拓哉
  • 製作担当 - 櫻井恵夢
  • 製作プロダクション - レスパスフィルム
  • プロダクション協力 - プラスディー
  • 配給 - 東映
  • 製作会社 -「HK2」製作委員会( 東映ビデオ/博報堂DYミュージック&ピクチャーズ/日本出版販売/レスパスビジョン/東映/木下グループ

主題歌(第2作)[編集]

CTS「WAVINESS feat. 南波志帆 」(ユニバーサルミュージック

書誌情報[編集]

単行本[編集]

  1. 変態仮面 誕生!の巻 1993年5月 ISBN 4-08-871366-4
  2. 嵐の新入部員!の巻 1993年7月 ISBN 4-08-871367-2
  3. 究極のイナリ寿司!の巻 1993年9月 ISBN 4-08-871368-0
  4. 我が名は天狗丸!の巻 1993年11月 ISBN 4-08-871369-9
  5. いじめちゃ…いやの巻 1994年1月 ISBN 4-08-871370-2
  6. 8年後の未来!の巻 1994年4月 ISBN 4-08-871100-9

ジャンプ・リミックス[編集]

  1. 2008年1月 ISBN 978-4-08-109538-4
  2. 2008年2月 ISBN 978-4-08-109546-9
  3. 2008年2月 ISBN 978-4-08-109553-7
  4. 2008年3月 ISBN 978-4-08-109561-2

2013年4月に実写映画化を記念し重版。4冊とも表紙および内容の一部が異なる。

文庫版[編集]

2009年から2010年にかけて、集英社漫画文庫として刊行。書名が「THE ABNORMAL SUPER HERO HENTAI KAMEN」と英語表記になっている。

第3巻・第4巻には、単行本未収録だった作者の読切作品が収録。文庫版第5巻には、後日談となる120ページにおよぶ書下ろしの新作エピソードと、『小栗旬のオールナイトニッポン2009年12月30日放送で作者がサプライズゲストとして登場した時の模様を漫画化した書き下ろしが収録されている。

  1. 2009年8月 ISBN 978-4-08-619016-9
  2. 2009年8月 ISBN 978-4-08-619017-6
  3. 2009年9月 ISBN 978-4-08-619018-3
  4. 2009年9月 ISBN 978-4-08-619019-0
  5. 2010年2月 ISBN 978-4-08-619037-4

小説[編集]

HK/変態仮面
実写映画準拠のひなたしょうによるノベライズ。映画同様の内容を展開しつつ、本編で描写されなかった細かい部分などもある程度回収している。
巻末にはスタッフや出演者、原作者のコメント等が寄せられている。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 第一話の犯人。まだすべての力を使いこなせていないことを考えてもかなりの強敵で、サーカス芸で鍛え20本ものナイフを同時に投げることができた。
  2. ^ 帰ってきた変態仮面によると影が薄い(人気が無い。)とある。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g 鈴木亮平が再びパンティを被る「HK/変態仮面」続編5月公開、柳楽優弥らも出演”. 映画ナタリー (2016年2月23日). 2016年2月23日閲覧。
  2. ^ 『HK 変態仮面』鈴木亮平、15kg増の筋骨隆々肉体改造を語る 東京ウォーカー2013年04月04日
  3. ^ ITmedia (2012年11月19日). “「変態仮面」映画化か!? 謎の映画「HK」予告が話題に”. 2013年2月14日閲覧。
  4. ^ ORICON STYLE (2013年2月14日). “大ファンの小栗旬が脚本協力! 『変態仮面』、鈴木亮平主演で映画化決定”. 2013年2月14日閲覧。
  5. ^ 興収1億突破「変態仮面」が早くも自宅で!オンライン劇場で配信決定 映画.comニュース 2013年5月4日
  6. ^ シネマトゥデイ (2013年4月10日). “映画「変態仮面」がついに海外進出!変態奥義の数々に台湾が大熱狂!”. 2013年4月15日閲覧。
  7. ^ 台湾でも大ヒットの『HK/変態仮面』、アジア映画としてはトップの興行ランキングに MOVIE COLLECTION
  8. ^ マイナビニュース (2013年4月13日). “鈴木亮平、世界よ!これが映画だ、これがクールジャパンだ!『HK/変態仮面』公開初日から大盛況で「パンティ」おひねりも!(テレビドガッチ)”. 2013年4月15日閲覧。
  9. ^ HENTAI KAMEN wins New York Asian Film Festival 2013 Audience Award J!-ENT2013年07月17日
  10. ^ a b 『HK/変態仮面』続編決定、鈴木亮平が再びパンティかぶり「念願かなった」 柳楽優弥も参戦”. ORICON STYLE (2016年2月23日). 2016年2月23日閲覧。

外部リンク[編集]