秋田車両センター

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秋田車両センター
秋田車両センター
秋田車両センター
基本情報
鉄道事業者 東日本旅客鉄道
帰属組織 秋田支社
所属略号 秋アキ、秋
配置両数
機関車 6両
電車 新幹線 180両
在来線 142両
気動車 72両
客車 1両
貨車 28両
合計 429両
備考 2017年4月1日現在のデータ[1]
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秋田車両センター(あきたしゃりょうセンター)は、秋田県秋田市楢山城南新町にある東日本旅客鉄道(JR東日本)の車両基地である。同社秋田支社の管轄。旧称「南秋田運転所」。

「秋田総合訓練センター」が併設されており、運転士車掌の訓練などを行っている。車両の清掃作業は着発収容線内に営業所を置く「JR秋田鉄道サービス秋田南営業所」が請け負っている。

歴史[編集]

  • 1902年(明治35年)11月2日 - 秋田機関庫発足[2]秋田駅の東側から南部にかけての構内に規模の大きい扇形機関庫、および一時期は方向転換用の三角線(デルタ線)を備えていた。
  • 1936年(昭和11年)9月1日 - 秋田機関区に改称。
  • 1971年(昭和46年)3月5日 - 秋田運転区発足。
    • 秋田駅構内の旅客車検査作業などの能力不足と、増大する輸送量に対処して1966年から建設中であったもの。配置車両は客車180両および気動車96両。
  • 1987年(昭和62年)
    • 3月1日 - 国鉄分割民営化を控え、秋田機関区の旅客列車部門を秋田運転区秋田支所として分離する[3]
    • 4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、秋田運転区は東日本旅客鉄道(JR東日本)東北地域本社秋田支店に、秋田機関区は日本貨物鉄道(JR貨物)東北支社にそれぞれ継承される。
  • 時期不詳 - 秋田運転区が南秋田運転所に改称[4]
  • 2004年(平成16年)4月1日 - 組織改正に伴い、秋田車両センターに改称[5]
  • 2005年(平成17年)7月1日 - ISO 9001認証取得。

設備[編集]

標準軌用

  • 着発収容線 - 7本
  • 交番検査線 - 1本
  • 洗浄仕業線 - 12本

狭軌用

  • 着発収容線 - 11本
  • 洗浄仕業線 - 3本
  • 検修線 - 6本

配置車両の車体に記される略号[編集]

  • 旅客車 - 「秋アキ」…秋田支社を意味する「秋」と、電略で秋田を意味する「アキ」から構成される。
  • 機関車 - 「」…秋田を意味する「秋」から構成される。

配置車両[編集]

主に秋田新幹線をはじめ、奥羽本線新庄 - 青森間)・羽越本線鶴岡 - 秋田間)・田沢湖線などで運行される車両が配置されている。

2017年4月1日現在の配置車両は以下の通り[1][6]

新幹線電車 在来線電車 気動車 機関車 客車 貨車 合計
180両 142両 72両 6両 1両 28両 429両

新幹線用電車[編集]

E6系(左)とE3系(右)
E6系(左)とE3系(右)
701系0番台
701系0番台
E751系
E751系
583系
583系
EV-E801系
EV-E801系
  • E3系(12両)
    • 0番台6両編成(R編成)2本を配置。2014年3月に秋田新幹線からは撤退し、現在は東北新幹線「やまびこ」「なすの」の増結車として運用される。

在来線用電車[編集]

  • 701系(118両)
    • 0番台3両編成13本(N1 - 13編成)・2両編成25本(N14 - 38編成)・100番台3両編成1本(N101編成)・2両編成3本(N102 - 104編成)・5000番台2両編成10本(N5001 - 5010編成)を配置。
      • 0番台・100番台は奥羽本線(新庄 - 秋田 - 青森間)・津軽線(青森 - 蟹田間)・羽越本線(鶴岡 - 秋田間)で運用される。
      • 5000番台は標準軌専用で田沢湖線全線で運用される。大曲 - 秋田間は出入庫回送扱いであるが、臨時列車で客扱いをすることがある。
      • 盛岡側には留置線はあるものの整備施設がないため、当センターで全整備を実施する。当初は仙台総合車両所(現・新幹線総合車両センター)で全般検査等を実施する予定であったが、当センターでの実施に変更となった。そのため仙台入場の実績はない。
  • 583系(6両)
    • 6両編成1本が配置されている。主に臨時列車で運用された。
    • 仙台車両センターから、それまで使用されていた編成の代替として転入してきた編成。本編成も2017年4月8日を以って引退(運用終了)となり[8]後日廃車となる予定である[要出典]
  • EV-E801系(2両)
    • 2両編成1本(G1編成)が配置されている。奥羽本線・男鹿線(秋田 - 男鹿間)で運用される。
    • 2016年12月19日付で新製配置された交流架線式蓄電池電車。

在来線用気動車[編集]

HB-E300系気動車「リゾートしらかみ」青池編成
HB-E300系気動車
「リゾートしらかみ」青池編成
キヤE193系
キヤE193系
  • キハ40形(29両)
    • 500番台24両・1000番台1両・2000番台4両を配置。500番台は五能線・男鹿線・津軽線で、1000番台・2000番台は男鹿線で運用される。
  • キハ48形(32両)
    • 500番台15両、700番台4両、1500番台12両、1700番台1両を配置。奥羽本線、五能線、津軽線で運用され、ジョイフルトレインリゾートしらかみ」4両編成2本(橅・くまげら編成)と「クルージングトレイン」2両編成1本が在籍する。
    • 「クルージングトレイン」は元「リゾートしらかみ・青池編成」で3両編成を組んでいたが、後述のHB-E300系が登場したことから中間の1両を橅編成に組み込み、「リゾートしらかみ」は全編成が4両編成となった。残った先頭車2両で新たに「クルージングトレイン」として使用が開始された。

在来線用客車[編集]

在来線用機関車[編集]

ED75形700番台
EF81形基本番台(139号機)
  • EF81形電気機関車(1両)
    • 青森車両センターが盛岡車両センターと統合となったことにより、136号機が2016年2月2日付で、139号機が同年3月26日付で転入[7]。2017年3月4日付で139号機が田端運転所に転出した[9]
  • DE10形ディーゼル機関車(3両)
    • 主に事業用工事列車(バラスト輸送)・臨時列車(かつては寝台特急の北上線迂回も)・北上線経由の客車回送列車などを牽引。

在来線用貨車[編集]

過去の配置車両[編集]

キハ58系アコモデーション改善車
キハ58系
アコモデーション改善車
キハ58系秋田支社色
キハ58系
秋田支社色
キハ59系「こまち」
キハ59系
「こまち」
キハ59系「エレガンスアッキー」
キハ59系
「エレガンスアッキー」
キハ111系300番台「秋田リレー」
キハ111系300番台
「秋田リレー」
485系(「かもしか」色)
485系(「かもしか」色)

キハ58形・キハ28形気動車(アコモデーション改造車)

  • 奥羽本線から花輪線へ直通する快速列車で運用されていた。もと急行よねしろ」用として室内アコモデーションの大幅な改善、側面方向幕の設置など大規模な改造が施工されていた。2008年3月15日のダイヤ改正で前述の快速列車が廃止されたのに伴い定期運用も終了。キハ58形・28形ともに2両ずつ計4両が、波動用として残存したものの同年6月に五能線「海彦山彦号」として運転されたのを最後に、同年10月に廃車解体された。

キハ58系・キハ28系・キハ22形気動車

キハ59形・キハ29形気動車

  • ジョイフルトレイン「エレガンスアッキー」と「おばこ」の3両編成2本が所属していた。後者は、秋田新幹線開業以前は「こまち」という愛称が付与されており、「こまち」が秋田新幹線の列車愛称名になったことにより「おばこ」に変更された。2005年ごろより休車扱いとなり、2006年3月に廃車となった。

キハ110形・キハ111形・キハ112形気動車

20系客車

  • 寝台特急「あけぼの」に使用、1980年に24系客車へと置換えられた。

24系客車

  • 「あけぼの」のほか1982年以降は共通運用を組んだ「ゆうづる」・「出羽」にも投入。1988年の「北斗星」運転開始により運用上の都合から尾久客車区(現・尾久車両センター)と青森運転所に配置全車が転出した。

14系客車

  • 座席車のみが配置され、「つばさ」や「おが」といった臨時特急・急行列車を中心に運用された。

12系客車

50系客車

  • 奥羽本線・羽越本線・男鹿線で運用。

DD18形ディーゼル機関車

キヤ191系

  • 2003年にキヤE193系気動車 (East i-D) へ置換えられ、廃車された。

DD51形ディーゼル機関車

  • 電化前の奥羽本線や羽越本線で広く運用され、両線の電化後も1996年まで男鹿線の旅客・貨物列車用として配置されていた。

DD14形ディーゼル機関車

DE15形ディーゼル機関車

  • ラッセル式除雪車。

485系電車(主に1000番台)

  • 特急つばさ」・「たざわ」「かもしか」用として多数の編成が配置されていたが、山形新幹線や秋田新幹線の開業によりその数を減らした。最後は「かもしか」用の車両が残存していたが、2011年度までに全車両が廃車となった。

DF50形ディーゼル機関車(500番台のみ)

DF90形ディーゼル機関車

脚注[編集]

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  1. ^ a b 鉄道ファン編集部、2017、「JR旅客会社の車両配置表」、『鉄道ファン』57巻(通巻675号(2017年7月号))、交友社 pp. 4,14-18(別冊付録)
  2. ^ 『蒸気機関車』vol.11 1971年新年特別号 40頁 キネマ旬報社
  3. ^ 鉄道ジャーナル』第21巻第8号、鉄道ジャーナル社、1987年7月、 83頁。
  4. ^ レイル・マガジン2004年1月号 (No.244)
  5. ^ ジェー・アール・アル編 (2016) (日本語). JR気動車客車編成表2016 . 交通新聞社. p. 223. ISBN 978-4330690162. http://shop.kotsu.co.jp/shopdetail/000000001876/005/004/X/page1/order. 
  6. ^ ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2017夏 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2017年、p.17-21。ISBN 9784330787176
  7. ^ a b 鉄道ファン編集部、2016、「JR旅客会社の車両配置表」、『鉄道ファン』56巻(通巻663号(2016年7月号))、交友社 pp. 40(別冊付録)
  8. ^ “〜引退発表〜特急形寝台電車「583系」最終運行” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道 秋田支社, (2017年2月17日), http://www.jreast.co.jp/akita/press/pdf/20170217-2.pdf 2017年2月19日閲覧。 
  9. ^ 東日本旅客鉄道 鉄道事業本部 運輸車両部、2017、「平成29年3月4日ダイヤ改正にともなう JR東日本 車両の動き|鉄道ファン2017年6月号」、『鉄道ファン』57巻(通巻674号(2017年6月号))、交友社 p. 105

関連項目[編集]