福井文雅

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福井 文雅(ふくい ふみまさ/ぶんが、1934年6月6日[1]- )は、日本仏教学者および中国学者、僧侶(天台宗勧学権大僧正)。栃木県日光市日光山輪王寺内にある唯心院住職早稲田大学名誉教授。 父の福井康順と、弟の福井重雅(1935年 - )も、共に東洋学者であり、天台宗僧侶。早稲田大学教授を務めた。

略歴[編集]

東京府生まれ。早稲田大学高等学院早稲田大学文学部東洋哲学専修を卒業。同大学院に進学。フランスに留学し、ポール・ドミエヴィル1894年-1979年)に師事する。

般若心経文献学的研究や道教の形成に関する歴史的研究を行う。 1991年フランス政府より、学術教育功労勲章を受け、騎士(chevalier)に叙任された。2014年、瑞宝中綬章受勲。日本学術会議(17期・18期)会員でもあった。1996年から2004年まで、早稲田大学仏教青年会第8代会長。

『アジア文化の思想と儀礼 福井文雅博士古稀記念論集』(同古稀・退職記念論集刊行会編、春秋社、2005年)に詳しい紹介がある。

著作[編集]

  • 般若心経の歴史的研究』春秋社 1987
  • 『欧米の東洋学と比較論』隆文館 1991
  • 『中国思想研究と現代』隆文館 1991
  • 『漢字文化圏の思想と宗教 儒教、仏教、道教』五曜書房 1998
  • 『般若心経の総合的研究 歴史・社会・資料』春秋社 2000
  • 『道教の歴史と構造 増補修訂』五曜書房 2000
  • 『漢字文化圏の座標』五曜書房 2002
  • 『般若心経ドリル』一ツ橋書店 2005
  • 『アジア思想概論』五曜書房 2006
  • 『ヨーロッパの東方学と般若心経研究の歴史』五曜書房 2008 

共編著[編集]

  • 『敦煌と中国仏教 講座敦煌7』(牧田諦亮共責任編集)大東出版社 1984
  • 『チャレンジ漢和辞典』新田大作共編 福武書店 1991
  • 『道教と中国思想 講座道教4』山田利明,前田繁樹共編 雄山閣 2000
  • 『東方学の新視点』責任編集 五曜書房 2003

翻訳[編集]

  • ジャック・ジェルネ『古代中国』白水社文庫クセジュ 1965
  • ケネス・K.S.チェン『仏教と中国社会』岡本天晴共編訳 金花舎 叢書/仏教文化の世界 1981
  • ロルフ・スタン『盆栽の宇宙誌』明神洋共訳、<アジア文化叢書>せりか書房 1985
  • 『大乗仏典 中国・日本篇10 敦煌Ⅰ』(編訳)中央公論社 199

論文[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『現代日本人名録』