神戸電鉄2000系電車
| 神戸電鉄2000系電車 | |
|---|---|
|
有馬線を走行中の2009F(長田駅) | |
| 基本情報 | |
| 運用者 | 神戸電鉄 |
| 製造所 | 川崎重工業 |
| 製造年 | 1991年 - 1993年 |
| 製造数 | 17両 |
| 主要諸元 | |
| 編成 | 3両、4両編成 |
| 軌間 | 1,067 mm |
| 電気方式 | 直流1500V |
| 最高運転速度 | 80 km/h |
| 車両定員 |
122名(先頭車) 133名(中間車) |
| 全長 |
18,290 mm (先頭車) 18,140 mm (中間車) |
| 全幅 | 2,700 mm |
| 全高 |
4,120 mm (先頭車) 4,030 mm (中間車) |
| 車体 | アルミニウム合金 |
| 台車 |
軸梁式ダイレクトマウント空気ばね台車 KW-200(動力台車) KW-220(付随台車) |
| 主電動機 | MB-3088-B3 直流直巻電動機 |
| 主電動機出力 | 105 kW |
| 駆動方式 | 平行カルダン駆動方式 |
| 歯車比 | 99:16(6.19) |
| 編成出力 | 840 kW (3両編成)、1260 kW (4両編成) |
| 制御方式 | 永久直列抵抗制御・弱め界磁 |
| 制御装置 | ABF-144-15MDHB 電動カム軸式自動総括制御(1C4M)・発電制動付 |
| 制動装置 |
MBSA形電気指令式電磁直通ブレーキ(発電ブレーキ付き) 保安ブレーキ・非常電制 |
| 保安装置 | 神鉄形ATS 防護無線 |
神戸電鉄2000系電車(こうべでんてつ2000けいでんしゃ)は、神戸電鉄が1991年に導入した通勤形電車。
本記事では、編成単位で表記する必要がある場合は有馬・三田・粟生方の先頭車の車番を代表し、2001編成の様に表記する。
概要[編集]
1991年10月の公園都市線開業に際し、新線のイメージに相応しい斬新なデザインを採用、かつ可能な限り最新の技術を用いたワンマン車両を投入することとした[1]。このコンセプトに基づき、3000系以来のフルモデルチェンジ車として1991年に登場したのが2000系である[2]。
1991年に公園都市線用のワンマン運転用として3両編成(2M1T)3本を導入[2]、1992年から1993年にかけては800系の代替新造車として4両編成(3M1T)2本が増備されており[2]、計17両が製造された[1]。4両編成は中間電動車の2100形が連結されるが、車両番号は編成内の2200形と番号を揃えており、2101 - 2103は欠番となっている[2]。
1994年に登場した5000系は、この車両をベースにVVVF制御・全電動車編成としたものである。
車体[編集]
車体は3000系と同様のアルミ合金製で、車体長さは先頭車で250mm、中間車で100mm長くなっている[2]。
前面は非貫通で、大型曲面ガラス2枚窓の構成とし、床下にはスカートを設置した[2]。窓上部に種別・行先表示幕と運行標識灯を設置、前照灯と後部標識灯を窓下に角型のデザインに一体化して配置した[2]。塗装はアルミ車体ながら地色をオパールホワイトで塗装し、窓上部と下部にブライトレッドの帯を配した[2]。
車内は内装を木目デコラ、床材をレンガ色のロンリウム張りとした[2]。天井には2列の蛍光灯の間に冷房吹出口を設け、中央部にラインデリアの整風板と車内スピーカーをまとめた直線的なデザインとなった[2]。側窓は3000系同様の1段下降窓であるが、日除けは上昇式のアルミヨロイ戸に変更されている[2]。先頭車の連結部寄りには車椅子スペースが設置された[2]。
主要機器[編集]
制御方式は抵抗制御で、走行性能は1100系と同等である[2]。電動機は中間にT車を挟んだ2M1T編成のため同系列のMB-3088-B(105kW)[2]、制御装置はABF-144-15MDHB電動カム軸式自動総括制御を採用、1C4M方式で4個の主電動機を永久直列接続として抵抗14段・界磁7段で制御する[2]。平行カルダン駆動方式を採用し、歯車比は99:16である。
台車は軸梁式ダイレクトマウント空気ばね台車 KW-200(動力台車) とKW-220(付随台車) を採用した[2]。
パンタグラフは下枠交差型パンタグラフのPT-4808-B-Mを採用、2000形奇数車・偶数車の連結面寄り屋根上に搭載している。
ブレーキは神鉄初の電空併用電気指令式ブレーキ(MBSA)を採用した[2]。HSC車との非常時の連結に備え、両者で非常ブレーキが動作可能な電空読替装置を設置したほか[2]、3000系同様非常電制を自動化している[2]。なお、3000系で採用された定速度抑速制御装置は設置していない[2]。保安ブレーキも併せて装備する。
補助電源装置は4連化に対応するため、4連分の給電能力を有する100kVAのSIV、NC-FAT100Bと16kVAのバックアップインバータ、NC-FAT16Aの2種類の静止形インバータを採用。T車の2200形に搭載。電動空気圧縮機はC-1000(吐出容量は毎分1160リットル)で、CPの多重系を図って、2000形奇数車・偶数車と2100形に搭載する。
冷房装置は集約分散式のCU-772K (17,000kcal/h) で、各車に2基を搭載する[2]。
車種構成[編集]
2000形制御電動車 (cM・Mc) と2200形中間付随車 (T) からなる2M1Tの3両編成と、これに2100形中間電動車 (M) を加えた3M1Tの4両編成があり、有馬方から前者は cM-T-Mc、後者は cM-M-T-Mc の順に編成される。電動車 (cM・M・Mc) には制御装置とCPが、付随車 (T) には静止形インバータ (SIV) ・蓄電池 (BT) が搭載されている。パンタグラフ (PT) は制御電動車の連結面寄り車端部に付けられている。
運用[編集]
3両編成は公園都市線を含む全線で、4両編成は有馬線、三田線、粟生線で主に運用されている。
4両編成は建造当初ワンマン運転の公園都市線以外で使用するため、ワンマン設備は準備工事に止められていた[2]。後に有馬線末端部:有馬口 - 有馬温泉間 (2001.6.23) から粟生線:新開地 - 粟生間 ('04.1.11) 、有馬・三田線:新開地 - 三田間 ('05.6.1) の順にワンマン運転に移行した。ワンマン改造後の現在もOM3両編成で運用の公都線以外の運用に就く。
編成表[編集]
2006年4月1日現在[3]。
← 有馬 神戸 →
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竣工 | 備考 | ||
|---|---|---|---|---|
| Mc1 | T | Mc2 | ||
| 2001 | 2201 | 2002 | 1991年6月18日[4] | |
| 2003 | 2202 | 2004 | 1991年7月17日[4] | |
| 2005 | 2203 | 2006 | 1991年8月4日[4] | |
← 有馬 神戸 →
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竣工 | 備考 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| Mc1 | M | T | Mc2 | |||
| 2007 | 2104 | 2204 | 2008 | 1992年10月10日[4] | ||
| 2009 | 2105 | 2205 | 2010 | 1993年2月24日[4] | ||
脚注[編集]
参考文献[編集]
- 『鉄道ピクトリアル No.711 2001年12月臨時増刊号』、電気車研究会、2001年
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