祝 (リンゴ)

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(いわい、: American Summer Pearmain)は、早生の小玉リンゴの品種である。日本における成熟期は8月中旬ごろとされる[1]

原産国はアメリカ合衆国で、1800年代初頭頃からある古い品種とされる。日本では、青森県において1875年(明治8年)に配布された苗木を篤農家に試作させ、それが大導寺繁禎園で初結実する[2]など、明治期頃に栽培が盛んになり、旭 (リンゴ)英語版(あさひ、: McIntosh)と並ぶ早稲品種の代表格だった[3]。しかし、隔年結果性や早期落果性の傾向が強い[1]など欠点も多く、現代ではあまり栽培されなくなっている。

日本に栽培が導入された当初は大導寺中手大中江間中手成子など、地方ごとに呼び名が違っていたが1900年(明治33年)、に統一された[4]

なお日本で最も古いは、青森県柏村(現・つがる市)にある樹齢130年で、「りんごの樹」として青森県の天然記念物に指定されている[5][3]

関連項目[編集]

  • 大道寺氏
  • 第五十九国立銀行 - 1878年(明治11年)弘前藩家老であった大道寺繁禎らを中心に、旧弘前藩士族の金禄公債を資本に青森県内初の銀行として設立。

参考文献[編集]

  • 吉田義雄(編)、1986、『リンゴ品種大観』、長野県経済事業農業共同組合連合会 全国書誌番号:86053411
  • 小森貞男; 副島淳一・ほか (1999-04-03). “'あかね', 'きたかみ', '祝', '旭'等のS遺伝子型解析”. 園芸学会雑誌:別冊 (園芸学会) 68 (1): 58. ISSN 09191917. NAID 10013387618. 

出典[編集]

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  1. ^ a b 信州大学農学部果樹研究室 (2003年). “祝(American Summer Pearmain)” (日本語). 遺伝資源. 2010年9月13日閲覧。
  2. ^ 青森りんごのいろいろ”. 青森県. 2011年3月29日閲覧。 “青森県では、明治8年に配布された苗木を、篤農家に試作させたのですが、それが大導寺繁禎園で初結実し…”
  3. ^ a b “青りんご「祝」 涼やかな青春の味”. 毎日新聞 (東京). (2009年7月27日). http://mainichi.jp/life/food/again/archive/news/2009/20090727ddm013100031000c.html 2011年3月19日閲覧。 
  4. ^ “青りんご「祝」 涼やかな青春の味”. 毎日新聞 (東京). (2009年7月27日). http://mainichi.jp/life/food/again/archive/news/2009/20090727ddm013100031000c.html 2011年3月19日閲覧. "当初は「大導寺中手」「大中」「江間中手」「成子」など、地方ごとに呼び名が違っていたが1900年(明治33年)、「祝」に統一された。" 
  5. ^ 青森県文化財保護課 (2010年7月15日). “りんごの樹”. あおもりの文化財. 青森県. 2014年10月24日閲覧。