社会秩序

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社会秩序(しゃかいちつじょ)は、社会学歴史学、その他の社会科学において用いられる概念である。

解説[編集]

社会秩序は、人間関係人間行動の「通常の」あり方を、保持、継続、実行するための、社会構造社会制度社会活動の関連の集合として解釈できる。したがって、ある「社会秩序」は、相互作用習慣のパターンや制度の、比較的安定したシステムであり、その社会秩序の存続に必須である、以下の条件を継続的に再生産可能である。したがって、この概念は、長時間継続的に存在する、社会の全側面と解釈される。その条件とは、財産、交換、権力関係だけでなく、文化的形態、コミュニケーション関係や価値のイデオロギー的システムを含む。

秩序問題」(どのように、そしてなぜ社会秩序が存在するかに関する問)は、歴史的に、社会学の中心的テーマである。アメリカの社会学者タルコット・パーソンズによれば、トマス・ホッブズが、この問題を最初に定式化したとされる。「自然状態」は「万人の万人に対する闘争」の状態であり、これを解決し社会秩序を維持するために社会契約が結ばれた、とパーソンズはいう(『社会体系論』)。

社会秩序に関しては、法律社会正義(social justice)に関連する、いくつかの明確な特徴が存在する。これらの特徴は以下を含む。

  • 個人的あるいは個人間の紛争は、国の領域となる
  • 「個性」は、このプロセスにおいて徐々に少なくなる
  • 行動を正当化するための合理化の使用
  • 豊かで権力あるものに有利なようにゲームの規則を変えるための国の手段(tool)としての「司法改革」の使用

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