石田徹
表示
石田 徹(いしだ とおる、1952年11月1日 - )は、日本の元官僚。日本商工会議所専務理事。元資源エネルギー庁長官、元東京電力顧問(2011年4月退任)。
略歴・人物
[編集]1971年に東京教育大学附属高等学校(現・筑波大学附属高等学校)を卒業[1]。1975年に東京大学法学部卒業後、同年4月に通商産業省入省。同期に太田房江(前大阪府知事)、八幡和郎、三本松進(七帝柔道の伝説的選手。元経済産業研修所所長)、藤田昌央(サハリン石油ガス社長)など。2000年4月、第1次森内閣に伴い総理大臣秘書官、2008年7月より資源エネルギー庁長官を務めた。
2015年12月、日本商工会議所と東京商工会議所の専務理事に就任[2]。
東京電力への天下り
[編集]- 2010年8月22日 - 経済産業省資源エネルギー庁長官を退官[3]。
- 2011年1月1日 - 東京電力の顧問に就任[3]。資源エネルギー庁長官経験者の東電への天下りは石田徹で2人目[4](ちなみにこの転職は1962年に当時の通商産業事務次官が天下って以来の慣行)。
- 2011年4月 - 東日本大震災による福島第一原子力発電所事故の対処が長期化する中、経済産業省などエネルギー関連省庁から電力業界への天下りが批判の対象となり、枝野幸男内閣官房長官は13日に「チェック体制が甘くなったという疑義を持たれるのは当然」と述べ[5]、18日には自主的な辞任を促した[6]。石田は同日に顧問辞任を表明[7]。
脚注
[編集]- ^ 高校の同期には、井上和雄(元衆議院議員)、川又雄二郎(数学者)、越澤明(都市工学者)、佐野一彦(イラストレーター)、津田真男(1980年モスクワオリンピック・シングルスカル日本代表)、林己知夫(建築家)、村上誠一郎(衆議院議員)などがいる。
- ^ 日商専務理事に石田徹氏が就任
- ^ a b 時事ドットコム:原発対応、直接関与せず=スピード再就職の前エネ庁長官-東電
- ^ asahi.com(朝日新聞社):前エネ庁長官、東電顧問へ「天下り」退官から4カ月余 - 政治
- ^ “枝野氏、前エネ庁長官の東電入り「チェック体制に疑義持たれる」”. 日本経済新聞. (2011年4月13日) 2011年4月19日閲覧。
- ^ “政府、前エネ庁長官に東電顧問の辞職促す”. 読売新聞. (2011年4月18日) 2011年4月19日閲覧。
- ^ “石田・前エネ庁長官、東電顧問辞任へ 「一身上の都合」”. 朝日新聞. (2011年4月18日). オリジナルの2011年4月19日時点におけるアーカイブ。 2011年4月19日閲覧。
公職 | ||
---|---|---|
先代 中嶋誠 |
経済産業省貿易経済協力局長 2005年 - 2007年 |
次代 安達健祐 |
先代 望月晴文 |
資源エネルギー庁長官 2008年7月11日 - 2010年8月23日 |
次代 細野哲弘 |