石戸蒲ザクラ

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石戸蒲ザクラ(2011年4月撮影)

石戸蒲ザクラ(いしとかばザクラ)は、埼玉県北本市石戸宿にあるカバザクラの古木である。東光寺の境内にて生育している。

1922年10月12日、国の天然記念物に指定された[1]。また、日本五大桜の1本に数えられている[2][3]

木の特徴[編集]

明治末期の頃の石戸蒲ザクラ

樹高は約12メートル、根回りは約7.2メートル[3]。樹齢は約800年とされている[3]。「石戸蒲ザクラ」という名前は、「蒲冠者」の異名を持つ武将・源範頼に由来するとされる[2]

カバザクラエドヒガンザクラヤマザクラの自然雑種であり[2]、自生するものは石戸蒲ザクラ1本のみである[1]。花は小ぶりで淡いピンク色をしており[3]4月10日前後に見ごろを迎える[1]

樹勢の衰退と回復への取り組み[編集]

石戸蒲ザクラは、往時は幹が4本あったが[2]、昭和40年代に樹勢の衰退が進行し、昭和50年代半ばには幹が1本に減ってしまう[3]

このため、石戸蒲ザクラの樹勢を回復させようという試みが行われるようになる。まず1973年に、根回りへの負担を減らすため、木の根元にあった板石塔婆10基を移転させる措置が取られ、その結果、1977年に石戸蒲ザクラは10年ぶりに開花した[4]。その後も、木の周辺の環境整備や幹の腐朽部分の除去といった取り組みがなされていたが[3]2004年から、根を活性化させるために、液体肥料を土中に噴射するという土壌改良に取り組み、結果、花の付き具合を良くすることに成功している[4]

アクセス[編集]

所在地
  • 埼玉県北本市石戸宿3丁目119番地 東光寺境内
交通機関

風景[編集]

出典[編集]

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  1. ^ a b c 日本五大桜”. 北本市. 2017年8月13日閲覧。
  2. ^ a b c d 石戸蒲ザクラ見頃、笑顔も満開 埼玉”. 産経ニュース. 産経デジタル (2016年4月7日). 2017年8月13日閲覧。
  3. ^ a b c d e f “樹齢800年、枯れ死寸前の蒲ザクラが満開 北本の名木、樹勢を回復”. 埼玉新聞. (2017年4月13日). http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/04/13/10_.html 2017年8月13日閲覧。 
  4. ^ a b 石戸蒲ザクラ 奇跡の復活物語 (PDF)”. 北本市. p. 2. 2017年8月13日閲覧。
  5. ^ a b 市内の桜紹介・開花情報”. 北本市. 2017年8月13日閲覧。

関連項目[編集]

座標: 北緯36度0分23.3秒 東経139度30分46.7秒 / 北緯36.006472度 東経139.512972度 / 36.006472; 139.512972