石川県道266号五十洲亀部田線

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一般県道石川県道
石川県道266号標識
石川県道266号五十洲亀部田線
路線延長 12.794km(実延長総計)
陸上区間 12.794km
制定年 1960年昭和35年)
起点 石川県輪島市門前町五十洲
主な
経由都市
輪島市
終点 浦上交差点
(石川県輪島市門前町浦上)
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

石川県道266号五十洲亀部田線(いしかわけんどう266ごう いぎすきべたせん)とは、石川県輪島市内を通る一般県道石川県道)である。

路線概要[編集]

輪島市門前町北西部の七浦(しつら)地区と門前町中心部とを結ぶ。途中で石川県道38号輪島浦上線国道249号と重複しながら、西保(にしほ)地区の南西部の山間にある佐比野山(さびややま)中腹の上山(かみやま)地区や旧門前町北端部の各地区とも結ぶ。

路線状況[編集]

五十洲 - 上山
起点の五十洲(いぎす)のある七浦地区は、日本海に面している。県道に面する家屋には、冬季に日本海から吹きつける強風から守る間垣が施されており、独特の景観を臨むことが出来る。後述のバス路線が運行されていることもあり、バスと対向できる幅員が確保されているものの、集落の背後は険しい山地となっていることから、皆月川河口から浦上までは見通しの悪い急カーブが続く峠道となっている。峠にあたる浦上地区清土で石川県道38号輪島浦上線と交わり、重複区間となって男女滝川(西二又川)に沿って北に向きを変え、北鉄奥能登バスの上山バス停のある三叉路の交差点に至る。清土から当交差点までは両側1車線程度の幅員の下り坂となっている。
上山 - 浦上
先述の交差点で重複区間を外れ、上山町地内の各小字を経て西円山地区へと至る。両側1車線程度の幅員で、要所に待避所が設置されている。また、この区間は峠となっており、やや強い勾配となっていることから、冬季の通行に支障をきたさぬよう、リング状のすべり止めの舗装が施され、またすべり止めの砂などを収納できる箱も設置されている。西円山地区からは南に向きを変え、再び高度を上げ、浦上地区の滝又へ至る。こちらも峠道となっており、三叉路の交差点で峠(円山峠)となっている。この交差点で門前方面へ向きを変えると、片側1車線程度の幅員が確保されながらも、急坂急カーブでありセンターラインの消えかかった路面となる。ここは1993年平成5年)8月に中屋トンネルが開通するまでは国道249号であった。中屋地内で国道249号の現道部と交わりかつ重複して終点に至る。

歴史[編集]

接続道路[編集]

重複区間[編集]

  • 石川県道38号輪島浦上線(輪島市門前町浦上(清土)- 同市上山町)
  • 国道249号(輪島市門前町浦上(中屋) - 同市門前町浦上(亀部田)・浦上交差点:終点)

バス路線[編集]

  • 北鉄奥能登バス
    • 皆月線:清土 - 五十洲
    • 西保線:上山 - 雑座
    • 輪島線:上中屋 - 浦上

参考文献[編集]

  • 『道路現況調書』 石川県土木部道路整備課、2010年
  • 『道路現況調書』 石川県土木部道路整備課、2009年

関連項目[編集]